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英語のイントネーションの練習方法|上げ下げの基本と一人でできる練習

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英語のイントネーションの練習方法|上げ下げの基本と一人でできる練習
えいごろう

英語のイントネーションは、一人でどう練習すればいい?

簡潔な結論

英語のイントネーションは、下げる・上げる・下げて上げるの3つの型を覚えてから練習します。

一人でできる練習は、次の3つを順に回すだけで足ります。

  • お手本の音声に矢印を書き込む
  • 単語を消して音の高さだけをハミングでなぞる
  • 自分の声を録音してお手本と聞き比べる

一人でできる練習の手順を見る

本記事では、英語のイントネーションの上げ下げの基本と、一人でできる練習方法を順番に解説します。

筆者が、イントネーションの3つの型と文の種類ごとの上げ下げを、Cambridge Dictionary(English Grammar Today)で確かめてまとめました。

筆者の高正熊生

この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
英語サービス選びの専門家|英語サービス60社以上を体験/取材

この記事を読めば、

  • どの文で上げてどの文で下げるか
  • 教材がなくても回せる一人の練習の手順
  • 自分の上げ下げが合っているかの確かめ方

までそろうので、平らに聞こえる英語から抜け出す練習を今日から始められます。

自分の声の上げ下げをアプリで確かめたい人は、英語の発音矯正におすすめのアプリ4選で比べられます。↓

目次
筆者の高正熊生

この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
英語サービス選びの専門家|英語サービス60社以上を体験/取材

英語のイントネーションとは

イントネーションは、話すときの声の上がり下がりのことです。

Cambridge Dictionaryは、話すときの声の上がり下がりによって生まれる音の変化で、とくに話した内容の意味に影響するものと定義しています。

つまり、同じ単語を同じ順に並べても、上げ下げが違えば相手に伝わる意味が変わるということです。

単語の発音とは別の練習が要る

発音記号どおりに1語ずつ正しく言えても、文全体の上げ下げが平らなままだと、英語らしく聞こえません。

単語の音は口と舌の形の練習、イントネーションは文全体の音の高さの流れの練習です。

そのため、単語の発音とは切り分けて、別の時間をとって練習します。

1語ずつの音の出し方から固めたい人は、英語の発音記号一覧の記事を先に読むと順番が整います。↓

上げ下げは強く読む音節で起きる

Cambridge Dictionaryの解説では、下降のイントネーションは語句の最後の強く読む音節で声が下がる動きだと説明されています。

文の最後の1音だけを下げるのではなく、最後に強く読む音節を起点に声が動くということです。

練習でも、まず文の中で強く読む音節を見つけてから、そこで上げるか下げるかを決めます。

音のつながりとは別の話

単語と単語の音がつながって聞こえる現象は、リエゾン(音の連結)と呼ばれます。

こちらは音の並び方の話で、声の高さの話であるイントネーションとは別物です。

本記事では声の高さの上げ下げに絞って解説します。

英語のイントネーションの上げ下げの基本は3つの型

Cambridge Dictionaryは、英語のイントネーションの主な型を3つに分けています。

型声の動きよく使う場面
下降(↘)最後の強く読む音節で下がるWh疑問文・言い切る文
上昇(↗)文の終わりで上がるYes/No疑問文
下降上昇(↘↗)いったん下がってから上がる確信がない・続きがある・丁寧に頼む

まずはこの3つを聞き分けられて、自分でも言い分けられる状態を目指します。

下降のイントネーション

下降は、はっきり言い切るときに使う型です。

Cambridge Dictionaryの例は「Where's the nearest post-office?」で、postのところで声が下がります。

何かをはっきり伝えたいときや、断定するときにも下降を使います。

上昇のイントネーション

上昇は、文の終わりで声が上がる型です。

Cambridge Dictionaryは、上昇がYes/No疑問文でよく使われると説明しています。

例の「Are you thirsty?」では、thirstyで声が上がります。

下降上昇のイントネーション

下降上昇は、いったん下がってから上がる型です。

言い切りたくないときや、まだ続きを言うつもりがあるときの文の終わりで使います。

練習の時間配分

日本語を話す人がいちばん練習不足になりやすいのがこの型なので、あとの練習でも時間を多めにとります。

文の種類ごとの英語のイントネーションの上げ下げ

型を覚えたら、次は文の種類ごとにどれを使うかを結びつけます。

文の種類基本の型例文
ふつうの文(平叙文)下降I think we are completely lost.
Wh疑問文下降What time does the film finish?
Yes/No疑問文上昇Are you thirsty?
付加疑問文下降か上昇We've met before, haven't we?
丁寧な依頼・勧誘下降上昇Would you like another coffee?

例文はCambridge Dictionaryの解説に載っている文をもとにしています。

ふつうの文は下げて終える

Cambridge Dictionaryは、疑問文ではない文の終わりはふつう下降のイントネーションで示されると説明しています。

文の終わりで声が上がったままだと、聞き手には質問なのか、まだ話が続くのか判断しにくいでしょう。

言い切る文は、最後の強く読む音節でしっかり下げるのが基本です。

Wh疑問文は下げる

What・Where・When・Who・Why・Howで始まる疑問文は、下降がよく使われます。

日本語の感覚で疑問文の最後を上げてしまうと、英語では不自然に聞こえやすい響き方です。

「疑問文だから上げる」ではなく、「Yes/Noで答える疑問文だから上げる」と覚え直します。

Yes/No疑問文は上げる

Do・Are・Can などで始まり、YesかNoで答える疑問文は上昇が基本です。

文の最後の強く読む音節から声を上げていきます。

Wh疑問文との違いを体で覚えるために、2つを交互に言う練習が役に立ちます。

付加疑問文は確信の度合いで変える

付加疑問文は、同じ形でも上げるか下げるかで伝わる気持ちが変わるのが特徴です。

Cambridge Dictionaryによると、答えにかなり自信があるときは下降、あまり自信がないときは上昇を使えます。

例として、自信があるときの「We've met before, haven't we?」と、自信がないときの「You were at Kim's party, weren't you?」が挙げられています。

丁寧に頼むときは下げて上げる

情報を尋ねるときや、相手に何かを勧めるときの疑問文では、下降上昇が使われます。

Cambridge Dictionaryの説明では、この型を使うと質問がより丁寧に聞こえるとのこと。

「Is this your camera?」や「Would you like another coffee?」がその例です。

英語のイントネーションで意味が変わる例

イントネーションの練習が要る理由は、上げ下げで意味が変わる場面があるからです。

同じ付加疑問文でも気持ちが変わる

「He's not very happy, is he?」を下げて言うと、相手も同意するだろうという確認になります。

「They're not open today, are they?」を上げて言うと、本当に知らなくて尋ねている響き。

下げるべきところで上げると、自信がないように受け取られることがあります。

文の終わりの下降上昇は含みを残す

Cambridge Dictionaryは、下降上昇を文の終わりに使うと、確信がないことや、まだ付け足すことがある含みを伝えられると説明しています。

例の「I don't support any football team at the moment.」は、今は応援していないが、この先は変わるかもしれないという含みです。

「It rained every day in the first week.」も、そのあとは天気が良くなったという含みを残す言い方として挙げられています。

意味の違いを確かめる練習

同じ1文を、下降と下降上昇の2通りで言い分けて録音します。

聞き返したときに、言い切りと含みの違いが自分の耳で分かれば、型が身についている合図です。

英語のイントネーションを一人で練習する方法

一人の練習は、聞く・なぞる・まねる・録音して比べるの順で回します。

STEP
お手本に矢印を書き込む

短い会話文の音声を聞き、文の終わりで上がるところに↗、下がるところに↘を書き込みます。

STEP
ハミングで高さだけをなぞる

単語を言わずに、口を閉じたまま音の高さの流れだけを鼻歌でなぞります。

STEP
音声に重ねて読む

書き込んだ矢印を見ながら、お手本の音声と同時に声を出して読みます。

STEP
録音して聞き比べる

自分の声を録音し、お手本と交互に聞いて上げ下げがずれた箇所に印を付けます。

STEP
型ごとに言い分ける

同じ1文を下降・上昇・下降上昇で言い分け、意味の違いを口で確かめます。

矢印を書き込んで耳を合わせる

いきなり声を出す前に、どこで上がってどこで下がるかを目で見える形にするところから始めます。

文の終わりだけでなく、強く読む音節にも下線を引いておくと、声が動く起点が分かりやすいはずです。

最初は1文ずつ止めながら聞き、矢印が書けるまで繰り返します。

ハミングで音の高さだけを取り出す

単語を言いながらだと、意識が発音に引っぱられて、上げ下げが平らになりがちです。

口を閉じて鼻歌でなぞると、音の高さの流れだけに集中できます。

ハミングでお手本と同じ高さの線を描けたら、同じ線のまま単語をのせていきます。

音声に重ねて読む

矢印を見ながら、お手本の音声と同時に声を出して読みます。

音声を聞いた後に追いかけて言うシャドーイングより、テキストを見ながら重ねるほうが上げ下げを確かめやすい練習です。

重ねて読めるようになったら、テキストを外して追いかけるシャドーイングに進みます。

シャドーイングの進め方は、シャドーイングの2種類のやり方と効果の記事で詳しく解説しています。↓

録音して自分の上げ下げを聞く

話している最中の自分の声は、上げ下げが合っているかを判断しにくいものです。

スマートフォンで録音し、お手本と1文ずつ交互に聞き比べると、ずれた箇所が耳で分かります。

ずれた箇所はテキストに印を付け、その文だけを繰り返し練習します。

英語のイントネーション練習に使う素材の選び方

練習の素材は、上げ下げが聞き取りやすい短い文から選びます。

短い会話文から始める

長いニュースや講演は、1文が長く、上げ下げの区切りが分かりにくい素材です。

2人のやり取りが数往復で終わる会話文なら、疑問文とその答えがそろっていて、上げる文と下げる文を同じ素材で練習できます。

音声付きの会話集や、学習アプリの短いダイアログが使いやすい素材です。

矢印付きの解説を手本にする

Cambridge DictionaryのEnglish Grammar Todayは、例文の中で声が上がる・下がる箇所に矢印を付けて解説しています。

自分で矢印を書き込む前に、矢印付きの例文を読んでおくと、どの音節で声が動くかの感覚がつかめます。

同じサイトの辞書は単語ごとに音声を聞けるので、強く読む音節の確認にも役立つ道具です。

自分が使う場面の文を選ぶ

目的別の素材の例

仕事で英語を使うなら、会議や電話でよく使う疑問文を素材にします。

旅行が目的なら、店や空港で使う依頼の文が向いています。

実際に口にする文で練習すると、練習した上げ下げがそのまま本番で出てくるはずです。

毎日続けるために、1回の練習を15分の型に固定します。

時間やることねらい
3分お手本を聞いて矢印を書き込む上げ下げを耳で取る
3分ハミングで高さだけをなぞる音の高さの線をつかむ
4分音声に重ねて読む高さの線に単語をのせる
3分録音して聞き比べるずれた箇所を見つける
2分ずれた文だけを言い直す直した形を口に残す

1日に扱う文は、5文から10文ほどに絞ります。

文を増やすより、同じ文で上げ下げがお手本と重なるまで繰り返すほうが身につきます。

同じ素材を数日続けて使い、録音でずれが見つからなくなったら次の素材に移ります。

週の終わりには、その週に練習した文をまとめて録音し、週の初めの録音と聞き比べるのがおすすめです。

変化が耳で分かると、次の週も続ける理由になります。

通勤や家事の間は、声を出さずにお手本を聞きながら、頭の中で矢印を思い浮かべます。

声を出せる場面では、ハミングだけでも練習になります。

一人で話す練習全体の組み立ては、英語スピーキングを一人で練習する方法の記事でまとめています。↓

15分が続かない日の代わりの練習

毎日15分がきつくなったら、録音と聞き比べだけの5分に縮めて続けます。

練習を止めてしまうより、短くても毎日声を出すほうが、上げ下げの感覚を手放さずに済むからです。

素材に飽きたときは、同じ型の文が入った別の会話文に替えると、気分を変えながら同じ練習を回せます。

英語のイントネーション練習でつまずきやすい点

一人で練習していると、同じところで止まりやすくなります。

疑問文を全部上げてしまう

いちばん多いのが、疑問文なら何でも最後を上げてしまう癖です。

Wh疑問文は下降が基本なので、疑問詞で始まる文は下げて終える。

Wh疑問文とYes/No疑問文を1文ずつ交互に言う練習で、上げ下げを切り替える癖をつけます。

全体が平らになる

単語の発音に気をとられると、文全体の高さが一定になりがちです。

平らになったと感じたら、単語を外してハミングに戻ります。

音の高さの線を先に作り、あとから単語をのせる順番を守ると、平らになりにくくなります。

大げさにしすぎる

上げ下げを意識しすぎると、今度は高さの動きが大きくなりすぎることがあります。

録音を聞いて、お手本より動きが大きいと感じたら、お手本の幅に合わせて小さくするのがコツです。

お手本と重ねて読む練習に戻ると、幅をそろえやすくなります。

強く読む音節を取り違える

上げ下げの起点は、文の最後に強く読む音節です。

強く読む音節を取り違えると、声が動く位置がずれて、型は合っていても英語らしく聞こえません。

迷った単語は、音声付きの辞書でアクセントの位置を確かめてから練習に入ります。

1語ずつ確かめる手間はかかりますが、一度覚えた位置はほかの文でもそのまま使えるのが利点です。

英語のイントネーションの上達を確かめる方法

一人の練習で最も難しいのは、自分の上げ下げが合っているかを判断することです。

録音を週ごとに残す

同じ文を週に1回録音してファイルを残しておくと、変化を比べられます。

録音は日付順に並べておき、最初の週の声と聞き比べます。

自分の耳でずれが聞き取れるようになったことも、上達のしるしの1つです。

アプリのAIに判定してもらう

自分の耳だけでは判断に迷うときは、発音を判定する学習アプリを使う方法があります。

ELSA Speakは、公式サイトでAIが即時にフィードバックを返すと説明している英語学習アプリで、個人向けには無料のプランがあります。

どのアプリが自分の練習に合うかは、英語の発音矯正におすすめのアプリ4選で比べられます。↓

人に聞いてもらう

オンライン英会話のレッスンで、練習した文を講師に聞いてもらう方法もあります。

その際は「上げ下げが自然か」と見てほしい点を先に伝えると、指摘がもらいやすくなります。

英語を話す相手との会話の中で通じたかどうかも、練習の成果を確かめる材料の1つです。

英語のイントネーション練習のよくある質問

英語のイントネーションとは何ですか?

話すときの声の上がり下がりのことです。

Cambridge Dictionaryは、とくに話した内容の意味に影響する声の上がり下がりと定義しています。

英語のイントネーションの型はいくつありますか?

主な型は、下降・上昇・下降上昇の3つです。

まずはこの3つを言い分けられるように練習します。

疑問文は必ず最後を上げますか?

上げるのはYesかNoで答える疑問文が基本です。

WhatやWhereで始まる疑問文は、下降がよく使われます。

付加疑問文は上げますか、下げますか?

答えにかなり自信があるときは下げ、あまり自信がないときは上げます。

同じ形でも、上げ下げで伝わる気持ちが変わります。

一人でもイントネーションは練習できますか?

練習できます。

矢印の書き込み・ハミング・音声に重ねる読み・録音の聞き比べを順に回します。

1日どのくらい練習すればいいですか?

本記事では、1回15分で5文から10文ほどを扱う型をすすめています。

文の数を増やすより、同じ文をお手本に重なるまで繰り返します。

リエゾンの練習とは何が違いますか?

リエゾンは単語どうしの音のつながりの練習です。

イントネーションは声の高さの上げ下げの練習なので、別の時間をとって練習します。

自分のイントネーションが合っているか分かりません。

録音してお手本と聞き比べるのが基本の確かめ方です。

迷うときは、発音を判定する学習アプリやオンライン英会話の講師に聞いてもらいます。

英語のイントネーションの練習方法のまとめ

最後に、英語のイントネーションの練習で押さえる点をまとめます。

押さえる点やること
型下降・上昇・下降上昇の3つを言い分ける
ふつうの文最後の強く読む音節で下げる
疑問文Wh疑問文は下げ、Yes/No疑問文は上げる
付加疑問文自信があれば下げ、なければ上げる
練習の順番矢印・ハミング・重ね読み・録音
1日の量15分で5文から10文ほど

この順番で毎日回せば、平らに聞こえていた英語に上げ下げの線が入っていきます。

自分の上げ下げをアプリで判定しながら練習したい人は、英語の発音矯正におすすめのアプリ4選でアプリを比べられます。↓

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参考文献

英語のイントネーションの練習方法|上げ下げの基本と一人でできる練習

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