皆さんは、英語力があやふやなまま海外旅行した経験はありませんか?
せっかくの海外旅行であれば、現地の方とコミュニケーションをしたいですよね。
初めての国際線フライト、機内での客室乗務員とのコミュニーケーション、入国前のイミグレーションで係員からの質問など、誰でもワクワク・ドキドキの連続でしょう。
誰かに尋ねるにも最低限の英語力が必要ですが、発音に自信はあるでしょうか?
この記事では英語発音の真似について、コツや効果的練習方法についてご紹介します。

この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
英語サービス選びの専門家|英語サービス60社以上を体験/取材
いざ海外へ!
フライトを終え、無事イミグレーションを通過していよいよ市内へ。
公共交通機関(バス、タクシー、地下鉄など)を使用、または送迎車があるかもしれません。
近年はICカード普及により、各国でも切符購入など簡単になりました。
ですが、購入方法がわからない場合、皆さんならどのように対処するでしょうか。
手持ちのスマホで検索しますか?またはヘルプデスクへ行って確認しますか?
いずれにしても、皆さんが勇気を振り絞って最初に声を出したり、何らかの英語でコミュニケーションをとる必要がやってきます。
初の海外渡航体験談
筆者自身、初めての海外渡航先は2003年10月のアメリカ西海岸サンフランシスコでした。
当時、外国語専門学校に通いながら、1か月間の短期留学プログラムへ参加を決意。
英語勉強においての4技能、スピーキング(speaking)、リスニング(listening)、ライティング(writing)、リーディング(reading)は特に問題なく、若干自分の英語力に過信していた部分もありました。
ここがすべての始まりだった
留学中、毎朝学校へ行く途中にスターバックスに寄り道をして、コーヒーをテイクアウトするのが楽しみでした。 生まれて初めてスターバックスへ行ったのもこの時です。 お店の中へ入り、笑顔が素敵な店員さんとの会話が始まります。↓【会話文の内容】
店員:Good morning, sir! 筆者:Good morning, how are you today? 店員:Good! How about you, sir? 筆者:I’m good, thanks. 店員:What would you like today? 筆者:Can I have a cup of brewed coffee, please? 店員:Pardon me, sir? 筆者:Can I have a cup of brewed coffee, please? 店員:??? 筆者:(心の声:困った、伝わらないよ)……A cup of coffee, please. 店員:Alright! What size would you like, short, tall etc.? 筆者:??? Can you please repeat it? 店員:What size would you like? 筆者:Tall size, please. 店員:for here or to go? 筆者:To go, please何が問題だったのか?
専門学校在学中、ネイティブ講師の方と初めて英語でコミュニケーションをしたとき、少なからず恐怖心がありましたが、優しい講師陣に囲まれていたのですぐに慣れました。 しかしながら、初めて本場アメリカで英語を使った二十歳前後の私にとって、ややショックな気持ちでした。 この時の私の問題点を下記のとおりまとめてみました。↓- 私の声が単純に小さかった
- 相手の目を見て話しをしなかった
- 相手と会話の相性が合わなかった
- 相手の英語が聞き取れなかった
- 私の英語の発音が悪かった
発音の重要性に気づいた!?帰国後に反省
「発音したつもり」と言ういい加減な考え方が、今回の私の初海外渡航での失敗談でしたね。 「どうすればストレスなく伝わるのか?」を念頭に置きながら、帰国後に反省したのは言うまでもありません。 今回の記事において皆さんに知っていただきたいポイントは「発音」です。 発音の重要性について少しずつ紐を解きながらご紹介していきます。発音練習は難しい?
帰国後、英語への意識力をもう一度高めるため、在学中の発音およびスピーキングのレッスンは毎回真剣に取り組みました。
発音練習は正直なところ難しいと思われがちですが、私は下記のポイントを意識しながら取り組んでいました。
- 音読を徹底的に試みた
- 発音のレッスン時はネイティブ講師の方の「口の形」を見るようにした
- 自宅学習時はシャドーイング(※)に充てる時間も増やした ※英語音声を聞きながら、後に続くように音声を復唱する訓練方法のひとつ
音読は発音練習に欠かせない!
従来から「音読」は英語教育の中でも、特に重要となる要素のひとつですね。 リスニングに自信がある方は、シャドーイングも活用していくことをおすすめします。 初めのうちは、発音アクセントを気にせず、聞こえたまま発声するのがポイントです。ネイティブスピーカーの話し方に注目してみる
そして、筆者自身がネイティブスピーカーの話している姿、口の形を意識してみるようになってから、大事なことに気づきました。 ↓↓↓BBC Newsより。キャスターの口の動きに注目ください! 報道番組で出演するキャスターは視聴者に伝えるため、わかりやすく、はっきりとした口調ですね。 身振り手振りも英語スピーカー独特の伝え方のひとつですが、本来の発音の原点は「口の形」を真似してみることも大事なことだと、私は考えました。真似から始まる大切さ
学校のクラブ活動、社会の場でよく耳にする「習うより慣れろ。学ぶより真似ろ」という言葉がありますね。
小さな子供が親の言葉を真似て言葉を発するのと同じようなイメージです。
しかしながら、母国語「日本語」から第二言語「英語」を習得する過程において、簡単ではありません。
筆者自身は歌、身振りなどの物真似(ものまね)が特技かどうか?を問われたら、正直なところ「苦手です」と答えるでしょう。
ただ、英語の「音」を真似する特技はネイティブスピーカーの方から太鼓判を押されたほど得意な分野でしたが、残念ながら、音真似だけでは発音の改善はされませんでした。
もうひと手間、発音の特徴を理解すると共に、テクニックを磨く必要がでてきます。
発音のコツについて
ここからさらに一歩踏み込んで、発音のコツについてご紹介していきましょう。
英単語にはそれぞれ発音記号が設けられています。
そして、強調して発音する部分、これが「アクセント」となります。
アクセントの箇所は母音にあたる部分となります。
発音記号「æ」「ʌ」「ɑ」「ə」
4つともに似たようで複雑な音の性質ですが、皆さんはどの発音記号に苦手意識がありますか?【発音記号「æ」】
特徴:「エ」の口を作りながら、ゆっくり小さく「ア」を発する。 コツ:「エー」と言いながら、下あごを少し下げて「アー」。 例単語:bank, cash, exactly, man, sad etc. おすすめ音読分:The man went to the bank to withdraw some cash.【発音記号「ʌ」】
特徴:口は大きく開けず、口の奥から歯切れのよい「ア」を発する。 コツ:考え事をしているとき、ふと何かを思い出したときに発する「アッ!」のイメージ。 例単語:cup, fun, lunch, month, some etc. おすすめ音読分:We bought some pancakes with a cup of tea for lunch.【発音記号「ɑ」】
特徴:口を縦に指2本幅に開けながら、奥から「ア」を発する。「オ」の音に近い。 コツ:慣れるまでは口の形を作ってから、発音矯正するのがおすすめ。 例単語:bottle, cop, job, shop, want etc. おすすめ音読分:I want to buy a bottle of water at that shop.【発音記号「ə」】
特徴:曖昧な母音のひとつで、脱力感のある「ア」と「オ」の中間地点の音。 コツ:aboutを「アバウト」と発音したいところですが、「ゥバウト」と発するイメージ。 例単語:about, again, behind, decision, forget etc. おすすめ音読分:We have to make a decision about your schedule again.発音記号「l」「r」
「l」と「r」の発音は日本人が特に苦手とする発音です。【発音記号「l」】
特徴:舌先を上前歯に軽く押し当てながら、口全体の力を抜きながら音を発する。 コツ:日本語で「la(ラ)」「li(リ)」「lu(ル)」「le(レ)」「lo(ロ)」と発するイメージ。 例単語:collect, light, lemon, look, love, slow etc. おすすめ音読分:Have a look at lemons! I love it.【発音記号「r」】
特徴:巻き舌を作るイメージが強いですが、舌は口の中のどこにも触れないようにする。 コツ:小さく「ゥー」を発しがら舌が口の中のどこにも触れないように巻くイメージ。 例単語:restaurant, right, room, turn, wrong etc. おすすめ音読分:Turn right at the restaurant.発音記号「f」「v」
「f」と「v」の発音の特徴はいずれも上の前歯で下唇を軽く噛むイメージですが、音の発し方が異なります。【発音記号「f」】
特徴:上前歯で下唇を軽く噛んで、唇と歯の間から息を吹くように発する音。 コツ:音の構造は「エ」と「フ」ですが、「フ」の音は発せず息を吹くようなイメージ。 例単語:fifteen, first, floor, laugh, office etc. おすすめ音読分:There are fifteen desks in the office located on the fist floor.【発音記号「v」】
特徴:上前歯で下唇を軽く噛んで、唇と歯の間から息を吹きながら音を発する。 コツ:「f」と構造は同じですが、「ブー(ヴ)」と息を吹きながら音を発するイメージ。 例単語:drive, have, move, van, village etc. おすすめ音読分:We have moved to the village by van.発音記号「θ」「ð」
「θ」「ð」の発音を含む英単語は日常会話で多く存在します。【発音記号「θ」】
特徴:上前歯と下前歯で舌を軽く挟んで、「スー」と息を押し出すように発する音。 コツ:舌はあまり突き出さず、挟んだ隙間から自然に息を押し出すイメージ。 例単語:bathroom, mouth, thanks, think, something etc. おすすめ音読分:I often think something with moving my mouth.【発音記号「ð」】
特徴:上前歯と下前歯で舌を軽く挟んで、ザ行の音を震わせながら発する音。 コツ:舌はあまり突き出さず、挟んだ隙間から息を震わせながら音を作るイメージ。 例単語:the, they, that, this, together etc. おすすめ音読分:They together will go to the restaurant this afternoon.発音練習の効果的な方法は?
今回の記事では「æ」「ʌ」「ɑ」「ə」「l」「r」「f」「v」「θ」「ð」をご紹介しました。
他にも様々な発音記号がありますが、日本人が特に苦手とする記号のみ選びました。
それでは「発音練習の効果的な方法は?」について探っていきましょう。
便利な機能は積極的に活用してみよう!
英語を真剣に学んでいた専門学校在学中、スマホでいつでも動画視聴ができるネットワーク環境はありませんでした。 私が現在の環境を活用するなら、↓↓↓今からでもチャレンジしたい項目です。- Youtubeなど動画サイトを活用し、ネイティブスピーカーの発音を真剣に視聴する
- 用途に合わせてスマホで便利なアプリを活用する
相手に伝わる英語術を鍛えるには?
発音のコツについてこれまでご紹介してきました。
英会話において一語一句、正しく発音して発言することはとても大事なことです。
しかしながら、第二言語を学ぶ我々日本人にとって大きな壁があります。
それは、生まれた時から「英語耳」になっていないことです。
訓練次第で、英語力を短期間で飛躍させることもできますが、一日二日で改善できる問題ではないのが現実ですね。
少しでもネイティブの英語に近づけるための「英語術」についてもう一山超えていきましょう。
音の連結(Linking)を知る
単語と単語を連結させて発する方法を「Linking」と言います。 皆さんが英語学習において、無意識のうちに使っていることがあるかもしれません。 ↓↓↓例題をご参考ください。音の脱落(Reduction)を知る
ネイティブスピーカーの会話、およびリスニング問題に取り組んでいるときに下記のように聴こえたことはありますか?↓発音のまとめ
ここまでの記事は発音の重要性、発音の練習方法、コツ、音の性質(連結、脱落)について紹介しました。 内容をまとめましたので、ご覧ください。↓↓↓- 初めての海外渡航時に発音の重要性に気づいた筆者の体験談
- 発音上達は音読の反復訓練、ネイティブスピーカーの口の形を真似することが重要
- 発音のコツを理解するとともに、動画視聴やアプリをうまく活用して訓練すること
- 発音の仕組みに慣れてきた段階で、音の性質(連結、脱落)について研究してみること
- 憧れのイギリス英語アクセントを習得したい人必見!今すぐできるオススメの学習法とは?
- フォニックスの英語の発音の学習方法とは?正しい発音を学ぶべき理由を解説
- 英語の音読の効果とは?知らないと効果ゼロ!効果的なやり方とコツ3つを伝授
- 英語の発音記号一覧(読み方と音声)と覚え方!たった3時間で覚える方法とは?
- オーストラリア英語なまりまとめ!発音の特徴とその理由や歴史背景とは?
発音練習で意識すべきポイント
発音を上達させるためには、いくつかの重要なポイントを意識することが必要です。
まず、音読を徹底的に行いましょう。音読は発音の練習において欠かせない要素です。
次に、ネイティブ講師の口の形をしっかり観察することが大切です。口の形を真似ることで、より正確な発音に近づけます。
さらに、シャドーイングを取り入れることで、聞き取った音をすぐに復唱する習慣をつけると効果的です。
そして、発音記号の理解も深めてください。特に、日本人が苦手とする発音記号の練習を重点的に行いましょう。
発音の練習を効果的にする方法
効果的に発音を練習するためには、いくつかの方法を組み合わせることが重要です。
まず、日常的に動画サイトを活用して、ネイティブスピーカーの発音を真剣に視聴しましょう。
次に、スマホアプリを利用して、手軽に発音練習を行うことができます。アプリを選ぶ際には、発音矯正に特化したものを選ぶと良いでしょう。
また、録音機能を使って自分の発音を確認すると、自分の弱点に気づくことができます。
これらの方法を組み合わせることで、発音練習をより効果的に進めることが可能です。
英語発音の上達に必要な心構え
発音を上達させるためには、実践的な心構えが必要です。
まず、完璧を求めすぎないことが大切です。発音の改善は短期間で達成できるものではありません。
次に、失敗を恐れずに何度も練習することが重要です。失敗から学び、次に生かす姿勢が上達には欠かせません。
また、発音練習は継続的に行うことが求められます。日々の積み重ねが発音の改善につながります。
自分のペースで楽しく学ぶ心構えを持ち、長期的な視点で発音を上達させていきましょう。
