
えいごろう可算名詞と不可算名詞の違いは?どうやって見分ければいい?
可算名詞は1つずつ区切って数える名詞、不可算名詞はひとかたまりとして見るので数えない名詞です。
違いは、次の3つが使えるかどうかに表れます。
- a/anを付けられるか
- 複数形にできるか
- two・threeなどの数字を付けられるか
本記事では、可算名詞と不可算名詞の違いと見分け方、many・muchなど名詞の種類で変わる語の使い分けを順番に解説します。
筆者が、名詞の分け方と例文を、Cambridge Dictionary(English Grammar Today)で確かめてまとめました。


この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
英語サービス選びの専門家|英語サービス60社以上を体験/取材
この記事を読めば、
- 名詞にaを付けてよいか・複数形にしてよいかの判断
- information・adviceなど日本人がまちがえやすい名詞
- many・much・a few・a littleの選び分け
までそろうので、英文を書くときや話すときに名詞の形で迷う回数を減らせます。
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この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
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可算名詞と不可算名詞の違いとは
英語の名詞は、数えられる名詞(可算名詞)と数えられない名詞(不可算名詞)に分かれます。
英語で1つずつ別のものとして扱い、数えられるものが可算名詞です。
一方で、全体やひとかたまりとして見るものが不可算名詞で、区切ったり数えたりできません。
可算名詞は1つ、2つと区切って数える
可算名詞の例は、car・cousin・book・cityなどです。
Cambridge Dictionaryの例では、a car、three cars のように、1つにはa、2つ以上には数字と複数形を付けています。
可算名詞は単数形と複数形の両方で使え、a/anや数字、many・a fewなどの語と一緒に使えます。
不可算名詞はひとかたまりとして見る
不可算名詞の例は、water・rice・advice・information・furnitureなどです。
これらの名詞には、a/anも複数形も使いません。
たとえば「新しい家具を買う」は get new furniture と言い、a new furniture や new furnitures とは言いません。
違いは3つの点に表れる
可算名詞と不可算名詞の違いを、形の面から表にまとめます。
| 可算名詞 | 不可算名詞 | |
|---|---|---|
| a/an | 付けられる(a book) | 付けない |
| 複数形 | ある(books) | ない |
| 数字 | 付けられる(three cars) | 付けない |
| 例 | car・book・city・cousin | water・rice・advice・furniture |
名詞を使うときに迷ったら、この3つのどれかが使えるかを考えると判断の手がかりになります。
不可算名詞の見分け方は4つのグループ
Cambridge Dictionaryは、不可算名詞の例を意味のグループに分けて挙げています。
| グループ | 例 |
|---|---|
| 考えや体験 | advice・information・progress・news・luck・fun・work |
| 材料や物質 | water・rice・cement・gold・milk |
| 天気 | weather・thunder・lightning・rain・snow |
| ものの集まりの呼び名 | furniture・equipment・rubbish・luggage |
名詞がどのグループに入るかを考えると、数えるかどうかの見当がつけやすくなります。
考えや体験を表す名詞
advice(助言)やinformation(情報)のように、形のない考えや体験を表す名詞は不可算名詞になりやすいグループです。
progress(進歩)やluck(運)、fun(楽しさ)も同じグループに入ります。
日本語では「1つの助言」「2つの情報」と数えるので、つい複数形にしたくなる点に気をつけます。
材料や物質を表す名詞
water(水)やmilk(牛乳)、rice(米)、gold(金)は、材料や物質を表す名詞です。
水や牛乳はどこで区切っても水や牛乳のままなので、1つ、2つと区切る単位がないと考えると覚えやすくなります。
Cambridge Dictionaryの例でも、We need rice next time we go shopping.という形で使われています。
天気を表す名詞
weather(天気)・rain(雨)・snow(雪)・thunder(雷鳴)・lightning(稲妻)も不可算名詞です。
Cambridge Dictionaryは、「先週はひどい天気だった」をWe had terrible weather last week.とし、a terrible weatherとは言わないと示しています。
weatherの前に形容詞を置いても、aは付けません。
ものの集まりを表す名詞
furniture(家具)やluggage(手荷物)、equipment(機材)は、いくつかのものをまとめて呼ぶ名詞です。
いすや机は1つずつ数えられますが、それらをまとめた「家具」という呼び名は数えません。
同じように、スーツケースは数えられても、まとめた呼び名のluggageは数えないと押さえておきます。
Cambridge Dictionaryは、accommodation・baggage・homework・knowledge・money・permission・research・traffic・travelも、よく使う不可算名詞として挙げています。
日本語の感覚とずれやすい不可算名詞
英語では不可算名詞でも、ほかの言語では数えられる名詞として扱う語があります。
その例として挙げられているのが、accommodation・advice・furniture・informationです。
informationとadviceは複数形にしない
「観光案内所で宿の情報がもらえる」は、They can give you some information about accommodation at the tourist office. と言います。
informationsやaccommodationsのように、複数形にはしません。
「中古車の買い方について助言をもらえますか」も、some adviceと言い、some advicesとは言いません。
homeworkやmoneyも数えない
homework(宿題)は、日本語では「宿題が3つある」と数えるので、まちがえやすい語の1つです。
money(お金)も、硬貨やお札は数えられますが、moneyという語そのものは不可算名詞として挙げられています。
お金の量は、a lot of moneyのように、数えない名詞と一緒に使う語で表します。
sで終わるのに単数として扱う名詞
news(ニュース)は、sで終わっていても単数の名詞として扱われます。
mathematics・physicsなどの学科名や、gymnastics・aerobicsも、単数で使う名詞の仲間です。
例文のMaths was never my best subject at school. でも、動詞はwasになっています。
いつも複数形なのに数字を付けない名詞
trousers(ズボン)やscissors(はさみ)、glasses(めがね)は、いつも複数形で使う名詞です。
ただしtwo trousersのように数字を直接付けられないので、数えるときはpair ofを使います。
「ズボンを2本買った」は、I bought two pairs of trousers. です。
不可算名詞を数えるときの言い方
不可算名詞の量を1つ、2つと言いたいときは、数えられる語を前に置きます。
a piece ofで1つを取り出す
不可算名詞の量を表すときは、a bit of・a piece of・an item ofなどを使います。
「とても高い家具を1点」なら、a very expensive piece of furniture です。
「いくつかの知らせ」は、some exciting bits of news のように表せます。
入れ物や単位の語で数える
液体や材料は、入れ物や単位を表す語を使って数えます。
| 言いたいこと | 英語の言い方 |
|---|---|
| 牛乳1リットル | a litre of milk |
| チョコレート1枚 | a bar of chocolate |
| セメント5袋 | five bags of cement |
| 家具1点 | a piece of furniture |
数えているのは入れ物や単位のほうなので、ofのあとの不可算名詞は複数形にしません。
数えられる別の名詞に言い換える
不可算名詞の中には、1つ1つを指す数えられる名詞が別にあるものもあります。
| 不可算名詞 | 1つずつを指す可算名詞の例 |
|---|---|
| accommodation(宿) | a house・a flat・a place to stay |
| luggage(手荷物) | a suitcase・a bag・a rucksack |
| travel(旅行) | a journey・a trip |
| work(仕事) | a job・a task |
| poetry(詩) | a poem |
| money(お金) | a coin・a note・a dollar |
「ブラジルにいたときアマゾンへ旅行した」は、We went on a trip to the Amazonと言い、a travelとは言いません。
可算名詞と不可算名詞で使い分ける語
名詞が数えられるかどうかで、前に置く語も変わります。
| 意味 | 可算名詞(複数形)に使う | 不可算名詞に使う |
|---|---|---|
| たくさんの | many | much |
| 少しある | a few | a little |
| ほとんどない | few | little |
| より少ない | fewer | less |
| どちらにも使える | a lot of・lots of・some・any | a lot of・lots of・some・any |
表はCambridge Dictionaryの解説をもとにしています。
manyとmuchの使い分け
muchは単数の不可算名詞に、manyは複数形の名詞に使うのが基本です。
たとえば「卵はいくつ入っていますか」はHow many eggs、「この地域に失業は多いですか」はmuch unemploymentです。
manyとmuchは、疑問文と否定文でよく使われます。
ふだんの会話の肯定文では、much moneyよりもa lot of moneyのような言い方を使うのが自然です。
a fewとa littleの使い分け
a fewは複数形の可算名詞に、a littleは単数の不可算名詞に使います。
Cambridge Dictionaryの例では、「フィレンツェに数日滞在した」がa few days、「パンを少し食べた」がa little breadです。
どちらも「少しある」という前向きな意味で使います。
fewとlittleは「ほとんどない」の意味
aを付けないfewとlittleは、期待したほど多くない、ほとんどないという否定の響きになります。
She had few moments on her own. は、「1人の時間はほとんどなかった」という意味です。
また、aの付かないfewとlittleは、かたい場面で使う言い方です。
fewerとlessの使い分け
fewerはfewの比較級、lessはlittleの比較級です。
lessはふつう不可算名詞に、fewerは複数形の名詞に使うと説明されています。
くだけた話し言葉では複数形の名詞にlessを使うこともありますが、伝統的には正しい形ではありません。
aが付くのは可算名詞の単数形
a/anのほか、another・each・every・oneも、数えられる名詞の単数形と一緒に使う語です。
逆にsomeやany、enoughは、不可算名詞にも可算名詞の複数形にも使えます。
aとtheの選び方は、aとtheの違いの記事で詳しく解説しています。↓


可算と不可算の両方で使う名詞
名詞の中には、数える使い方と数えない使い方の両方があり、どちらで使うかで意味が変わるものがあります。
物の名前と材料の名前で意味が変わる
| 名詞 | 数える使い方 | 数えない使い方 |
|---|---|---|
| glass | グラス(I broke a glass yesterday.) | ガラス(made of hardened glass) |
| paper | 新聞(get a paper) | 紙(run out of paper) |
| iron | アイロン(a new iron) | 鉄(made of iron) |
| chocolate | チョコレート1粒(a chocolate) | チョコレート(some chocolate) |
| work | 作品(famous works) | 仕事(work to do) |
例文はCambridge Dictionaryの解説に載っている文をもとにしています。
ガラスという材料は数えませんが、ガラスでできたコップは1つずつ数える、という考え方です。
飲み物は「1杯」の意味で数える
teaやcoffeeは不可算名詞ですが、注文の場面では1杯分の意味で数えて使われます。
Cambridge Dictionaryの例は、Can I have two teas and one coffee, please? です。
foodsのように、「種類」の意味で数えることもあると説明されています。
抽象的な名詞は一般か特定かで変わる
time・love・education・knowledgeなどの抽象的な名詞は、数えない使い方と数える使い方の両方があります。
数えない使い方は一般的な意味、数える使い方は特定の意味です。
たとえば、Time passes … のtimeは時間全般、We had a great time in Ibiza. のa timeは特定の楽しい時間を指します。
可算名詞か不可算名詞かを辞書で確かめる方法
名詞が可算か不可算かは、学習者向けの英英辞典で確かめられます。
1語ずつ覚えきるより、迷ったときに辞書で確かめる習慣をつけるほうが確実です。
Cの表示とUの表示を見る
Cambridge Dictionaryでは、名詞の意味ごとに[C]や[U]の表示が付いています。
[C]はcountable(可算)、[U]はuncountable(不可算)の略です。
たとえばadviceの項目には[U]が付いています。
意味ごとに表示が違う語に気をつける
glassの項目では、材料のガラスの意味に[U]、飲むためのグラスの意味に[C]が付いています。
1つの語でも意味ごとに可算と不可算が分かれるので、使いたい意味の行の表示を見るのが大切です。
見出し語の横だけを見て判断しないようにします。
例文ごとメモする
確かめた名詞は、[C]・[U]の印と一緒に、辞書の例文を1つ書き写しておきます。
a piece of adviceのように前後の語ごと覚えると、使うときに形が自然に出てきます。
スマートフォンで引ける辞書は、英語力が上がるスマホ辞書アプリの記事で紹介しています。↓


可算名詞と不可算名詞のよくあるまちがい
Cambridge Dictionaryは、学習者がまちがえやすい形を「Not」として示しています。
| まちがえやすい形 | 正しい形 |
|---|---|
| a new furniture | new furniture |
| some informations | some information |
| some advices | some advice |
| an accommodation | accommodation・a place to live |
| two big luggages | two big suitcases |
| a travel | a trip |
| many effort | much effort |
| two trousers | two pairs of trousers |
どれも、不可算名詞にaや複数形を付けてしまうことから起きるまちがいです。
不可算名詞にaを付けてしまう
いちばん多いのは、日本語で数える感覚のまま、不可算名詞にaを付けるまちがいです。
We had terrible weather last week. のように、形容詞が付いてもweatherにaは付けません。
aを付けたくなったら、その名詞が不可算名詞のリストに入っていないかを確かめます。
manyとmuchを取り違える
It doesn't need much effort. のeffortは不可算名詞なので、manyではなくmuchを使います。
manyとmuchで迷ったときは、どちらの名詞にも使えるa lot ofに置き換えるのが安全です。
Cambridge Dictionaryも、ふだんの会話の肯定文ではa lot ofやlots ofを使う形を示しています。
manyやmuchのあとにofを付けてしまう
They haven't made many friends here. のように、名詞の前に冠詞などがなければofは付けません。
ofが要るのは、the・this・myなどや代名詞の前に置くときです。
How many of them can dance, sing and act? のように、themの前ではmany ofになります。
可算名詞と不可算名詞の使い分けを身につける練習
見分け方を読んで分かっても、話すときや書くときに形が出てこなければ使えません。
本記事の表から、自分がよく使いそうな不可算名詞を10語ほど選んでノートに書き出します。
選んだ語を辞書で引き、使いたい意味の行に付いている表示を書き添えます。
辞書の例文を、aや複数形が付かない形のまま声に出して読みます。
「家具を1点買った」のような日本語を見て、英語の文をすぐに口に出す練習をします。
覚えた形を、実際の会話や英作文の中で使ってみます。
日本語から英語にすぐ言い換える
日本語の文を見て英語を口に出す練習は、名詞の形が自然に出てくるかを確かめるのに向いています。
「情報をいくつかもらった」と見たら、I got some information. と、informationを複数形にせずに言えるかを確かめます。
この練習の進め方は、瞬間英作文の効果とやり方の記事でまとめています。↓


会話の中で使ってみる
ひとりで覚えた形は、実際の会話で使うと定着を確かめられます。
オンライン英会話のレッスンでは、講師に「名詞の数のまちがいを指摘してほしい」と見てほしい点を先に伝えるのがコツです。
指摘された文はその場でメモし、次のレッスンで言い直します。
可算名詞と不可算名詞のよくある質問
- 可算名詞と不可算名詞の違いは何ですか?
-
数えられるかどうかの違いで、可算名詞は1つ、2つと数え、不可算名詞は数えません。
違いは、a/anや数字を付けられるか、複数形にできるかに表れます。
- 不可算名詞はどうやって見分けますか?
-
考えや体験・材料や物質・天気・ものの集まりの呼び名の4つのグループを手がかりにします。
迷ったときは、辞書の[C]・[U]の表示で確かめます。
- informationやadviceはなぜ複数形にしないのですか?
-
英語では不可算名詞として扱う語だからです。
数えたいときは、a piece of adviceのように数える語を前に置きます。
- 不可算名詞にsomeやanyは使えますか?
-
使えます。
some・anyは、不可算名詞にも可算名詞の複数形にも使えます。
- manyとmuchはどう使い分けますか?
-
manyは複数形の名詞に、muchは不可算名詞に使います。
迷ったときは、どちらにも使えるa lot ofに置き換えられます。
- newsは単数ですか、複数ですか?
-
sで終わっていても、単数の名詞として扱います。
- 同じ名詞で可算と不可算の両方がありますか?
-
あります。
glassはガラスの意味では数えず、グラスの意味では数えます。
- fewとa fewはどう違いますか?
-
a fewは「少しある」、fewは「ほとんどない」という意味です。
aの付かないfewは、かたい場面で使われる言い方です。
可算名詞と不可算名詞の違いのまとめ
最後に、可算名詞と不可算名詞で押さえる点をまとめます。
| 押さえる点 | 内容 |
|---|---|
| 違い | 可算名詞は区切って数え、不可算名詞はひとかたまりとして見る |
| 形 | 不可算名詞はa/an・複数形・数字を使わない |
| 見分け方 | 考えや体験・材料や物質・天気・集まりの呼び名 |
| 数え方 | a piece ofや単位の語、別の可算名詞を使う |
| 使い分け | many/much・a few/a little・fewer/less |
| 確かめ方 | 辞書の[C]・[U]の表示を意味ごとに見る |
名詞の形で迷ったら、まず辞書の表示を見て、例文ごと覚える流れを続けていきましょう。
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参考文献
- Nouns: countable and uncountable(English Grammar Today)(Cambridge Dictionary)
- Much, many, a lot of, lots of: quantifiers(English Grammar Today)(Cambridge Dictionary)
- Little, a little, few, a few(English Grammar Today)(Cambridge Dictionary)
- Less or fewer?(English Grammar Today)(Cambridge Dictionary)
- Determiners and types of noun(English Grammar Today)(Cambridge Dictionary)
- Nouns: singular and plural(English Grammar Today)(Cambridge Dictionary)
- ネイティブキャンプ 公式サイト(ネイティブキャンプ)










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