
えいごろう英語で誘いや頼みごとを断りたいけれど、角が立たない断り方が分からない…
英語の断り方は、お礼→断り→理由か代案の3つの順番で組み立てると角が立ちません。
まず覚えるのは、次の3つです。
- 申し出にはNo, thanks.で返す
- できないことはI'm afraid I can't.でやわらげる
- また誘ってほしいときは代わりの案を1つ添える
本記事では、英語の断り方の基本の型と、誘い・申し出・頼みごと・仕事の場面ごとに使えるフレーズを順番に解説します。
筆者が、断るときの返し方と各フレーズの意味を、Cambridge Dictionary(English Grammar Today)と辞書の語義で確かめてまとめました。


この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
英語サービス選びの専門家|英語サービス60社以上を体験/取材
- 角が立たない英語の断り方の基本の型とフレーズの一覧
- 誘い・申し出・頼みごとを断る場面別の言い方
- 仕事やメールで断る言い方と避けたい言い方
- 断り方を口から出せるようにする練習とよくある質問
この記事を読めば、
- どの場面でどのフレーズを選べばいいか
- Noを伝えても相手との関係を崩さない組み立て方
- とっさの場面で断り文句が口から出る練習の手順
までそろうので、断れずに引き受けてしまう英語のやり取りから抜け出せます。
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この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
英語サービス選びの専門家|英語サービス60社以上を体験/取材
英語の断り方の基本は「お礼→断り→理由か代案」
英語で角を立てずに断るときは、言う順番を決めておくと迷いません。
| 順番 | やること | 例 |
|---|---|---|
| ①お礼 | 誘ってくれたこと・申し出てくれたことに感謝する | Thanks. / That's very kind of you. |
| ②断り | できないことをやわらげて伝える | I'm afraid I can't. |
| ③理由か代案 | 短い理由か、別の日の案を1つ添える | Can I take a rain check? |
3つ全部を毎回そろえる必要はなく、場面が軽いほど短く、重いほど丁寧に足していくのが基本です。
断るときもお礼から入る
Cambridge Dictionaryの「Invitations」の解説では、誘いを断る例として「No thanks. I'm fine.」が挙げられています。
Noだけで終えずにthanksを添えるのが、誘ってくれた気持ちを受け取ったと伝えるコツです。
Cambridge Dictionaryは「thanks but no thanks」を、申し出に感謝しつつ受けないと伝える言い方と説明しています。
理由は短く1つだけ添える
理由を長く並べると、言い訳のように聞こえたり、相手が説得し直す余地を作ったりしがちです。
理由は「予定がある」「今は手が離せない」など、1文で言える1つに絞ります。
言いたくない理由は、無理に作らずお礼と断りだけで終えても失礼にはあたりません。
また誘ってほしいなら代案を出す
今回は断っても関係を続けたいときは、別の日や別の形を提案します。
Cambridge Dictionaryのアメリカ英語の辞書には、「I'm busy now, but can I take a rain check on that cup of coffee?」という例があります。
rain checkは「あとで改めて受けたい」という申し出を表す語で、断りと次の約束を1文で伝えられる言い方です。
角が立たない英語の断り方フレーズ一覧
まずは場面を問わずに使える断り方フレーズを、意味と向いている場面で並べます。
| フレーズ | 意味 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| No, thanks. | いいえ、けっこうです | 飲み物や手伝いの申し出 |
| No, I'm good, thanks. | もう足りています | おかわりを勧められたとき |
| Thanks, but no thanks. | ありがたいけれど遠慮します | 申し出をはっきり断るとき |
| I'm afraid not. | あいにく、そうではありません | 質問にNoで答えるとき |
| I'm afraid I can't. | 残念ですが、できません | 頼みごとや誘い |
| I won't be able to make it. | 行けそうにありません | 集まりや会への誘い |
| Can I take a rain check? | また今度にしてもいい? | 主にアメリカ英語の誘い |
| I think I'll pass. | 今回はやめておきます | くだけた誘い |
| I'll give it a miss. | 今回はやめておきます | イギリス英語のくだけた誘い |
| I'm not in a position to … | 〜できる立場にありません | 仕事の依頼 |
どのフレーズも、Cambridge DictionaryかOxford Learner's Dictionariesの語義と用例で意味を確かめています。
I'm afraid は「やわらげる前置き」
I'm afraidは「怖い」という意味だけでなく、断りの前置きとしても使われます。
Cambridge Dictionaryの説明では、I'm afraidは悪い知らせや反対を丁寧に切り出すときの言い方や、丁寧に「いいえ」と言うときの言い方です。
例として「”Was she impressed with our work?” “I'm afraid not.”」が載っています。
I'm goodで「もう十分」と断る
I'm goodは、あいさつへの返事として「元気です」の意味でも使われる言い方です。
Cambridge Dictionaryには、必要なものはそろっていると伝える言い方としての用法もあり、「”More coffee?” “No, I'm good, thanks.”」という例が載っています。
おかわりを勧められたときに、No, thanks.より少しくだけた断り方として使えます。
passとgive it a missの使い方
Cambridge Dictionaryのアメリカ英語の辞書では、passにすることや参加することを選ばないという意味があり、「I think I'll pass on going to the movies.」という例が挙がっています。
イギリス英語のくだけた言い方には「give something a miss」があり、Cambridge Dictionaryの例に「They're meeting in town this evening but I think I'll give it a miss.」があります。
passとgive it a missは、どちらも友人どうしのくだけた誘いに向く言い方です。
目上の人や仕事の相手には、I'm afraid I can't.のような前置きのある言い方を選びます。
誘いを断る英語の言い方
食事や集まりへの誘いを断るときは、誘ってくれたことへのお礼を先に置きます。
食事や飲みの誘いを断る
Cambridge Dictionaryの解説では、Do you want to go for a coffee?のようなくだけた誘いや、Would you like to come to dinner on Friday night?のような改まった誘いが例に挙がっています。
どちらの誘いにも、お礼・断り・代案の順で返すと角が立ちません。
例えば、Thanks, but I'm afraid I can't. Can I take a rain check?と返せば、今回は行けないけれど次は行きたいと伝わります。
予定のある集まりを断る
パーティーや会合など、日時が決まった集まりを断るときは make it を使います。
Oxford Learner's Dictionariesに載っているmake itの意味の1つは、その場に出席できるというものです。
用例は「I'm sorry I won't be able to make it on Saturday.」で、括弧書きでパーティーなどへの出席の例だと添えられています。
誘いを受けたいけれど行けないとき
本当は行きたいのに都合が合わないときは、行きたい気持ちを先に伝えます。
Cambridge Dictionaryが挙げるwould love toの用例はWe'd love to own our own home.で、とてもそうしたいと伝えるときの言い方です。
I'd love to, but I'm afraid I can't.と言えば、行きたい気持ちと、行けない事実が同時に伝わります。
申し出や勧めを断る英語の言い方
Cambridge Dictionaryの「Offers」の解説では、申し出への返事はふつうyes, pleaseかno, thanksだと説明されています。
申し出を断るときの基本は、No, thanks.です。
食べ物や飲み物を勧められたとき
Cambridge Dictionaryの例では、Can I get you more juice?に対してNo, thanks.と返しています。
くだけた場面ではWant some of my sandwich?のように短く勧められることもあり、その場合もNo, thanks.で返せば十分です。
もう十分なときは、No, I'm good, thanks.と返すと「足りています」という気持ちまで伝わります。
店員に声をかけられたとき
店でCan I help you?と声をかけられて、まだ手伝いが要らないときの返し方も決まっています。
Cambridge Dictionaryの例は「No, thanks. I'm just looking around.」です。
「Politeness」の解説にも、店員のDid you need any help, madam?に「No, thanks. I'm just looking.」と返す例があります。
手伝いを申し出られたとき
Cambridge Dictionaryは、Would you like me to walk you home?という申し出にNo, thanks.と返す例を挙げています。
気持ちはありがたいと伝えたいときに足すのが、That's very kind of youです。
That's very kind of you, but I'm fine.のように返せば、申し出への感謝と断りを1文にまとめられます。
頼みごとを断る英語の言い方
頼みごとを断るときは、できない事実をはっきり伝えつつ、言い方をやわらげます。
できないことを丁寧に伝える
いちばん使いやすいのは、I'm afraid I can't.です。
I'm afraidを前に置くだけで、相手にとってうれしくない返事を切り出すという合図になります。
頼まれた内容を続けて言うときは、I'm afraid I can't help with that.のように文を延ばします。
立場や権限の問題で断る
自分に決める権限がない頼みごとには、not in a position toが使えます。
Cambridge Dictionaryは、in a position to do somethingを経験や権限、お金がそろっていて何かをできる状態と説明しています。
用例は「I'm not in a position to reveal any of the details of the project at present.」で、話せない理由が自分の立場にあると伝わる言い方です。
気が進まない頼みを断る
やりたくない頼みには、would rather notで気持ちを伝える方法があります。
Cambridge Dictionaryの説明では、would ratherはあることより別のことをしたいときの言い方です。
同じ辞書には「She's saying things that many would rather not hear.」という用例もあり、I'd rather not.の形で「できればしたくない」と伝えられます。
ただし、気持ちだけで断る言い方なので、仕事の相手にはI'm afraid I can't.を選ぶほうが無難です。
仕事やメールで断る英語の言い方
仕事の場面では、口語のくだけた断り方より、改まった言い方を選びます。
decline と turn down の違い
Cambridge Dictionaryは、declineの「断る」の意味にformal(改まった言い方)という表示を付けています。
用例は「I invited him to the meeting but he declined.」や「He declined my offer.」です。
turn downも「申し出や頼みを断る」という意味で、「He turned down the job because it involved too much travelling.」のように使われます。
提案や依頼を文書で断る
改まった文書では、regretを使って残念な気持ちを添える言い方があります。
Cambridge Dictionaryの用例は「After careful consideration of your proposal, I regret to say that we are unable to accept it.」です。
検討したことを伝える→残念だと伝える→受けられないと伝える、の順に並んでいます。
相手の提案を軽く扱っていないことが、最初の一言で伝わる組み立てです。
招待を断る連絡を入れる
招待に行けないと伝える連絡は、英語でsend your regretsと言います。
Cambridge Dictionaryは、send (someone) your regretsを集まりに行けないことを丁寧に伝える連絡を送ると説明しています。
用例は「We did have an invitation, but we had to send Graham our regrets.」です。
会議で反対の意見を伝える
会議で相手の案に反対するときは、断るというより、意見を言う形に変えます。
Cambridge Dictionaryの「Politeness」の解説で、相手の名前を呼ぶと言い方が直接的でなくなる例として挙がっているのがI'm not sure I agree with you, Liam.です。
会議で賛成・反対を伝えるフレーズは、英語の電話会議で自分の意見・賛成・反対を伝えるフレーズの記事でまとめています。↓


英語で断るときに避けたい言い方
断り方そのものは合っていても、言い方ひとつで相手に失礼に聞こえることがあります。
Thanks だけで返すと「はい」になる
日本語の「けっこうです」のつもりでThanks.とだけ返すのは避けます。
Cambridge Dictionaryの「Invitations」の解説は、Thanksだけの返事は「はい」の意味になると説明しています。
断るときは、No, thanks.のように必ずNoを付けるのが基本です。
命令文で突き放さない
Cambridge Dictionaryの「Politeness」の解説では、命令文は直接的で、家族や友人以外に使うとふつう失礼になると説明されています。
断るときもDon't ask me.のような命令文で返すと、相手を突き放した響きになります。
同じ解説が紹介しているのは、言い方をやわらげる語を足して直接的にしすぎない工夫です。
あいまいな返事で引き延ばさない
断りたいのにMaybe.とだけ返すと、相手はまだ可能性があると受け取りかねません。
行けないと決まっているなら、その場でI'm afraid I can't.と伝えるほうが相手の予定も立てやすくなります。
英語の丁寧さを上げる言い方全体は、英語に敬語はある?丁寧な言い方とビジネスでの使い分けの記事で解説しています。↓


英語の断り方をとっさに口から出せるようにする練習
断り方は、フレーズを知っているだけでは本番で口から出てきません。
飲み物を勧められる・集まりに誘われる・仕事を頼まれる、のように自分によくある場面を3つ選びます。
それぞれの場面で相手が言いそうな英文を1文ずつ書き出しておきましょう。
くだけた返事・ふつうの返事・改まった返事の3つを、本記事のフレーズから選んで書きます。
誘いの文を読んだ直後に返事を声に出し、その声をスマートフォンで録音。
最後は相手に実際に誘ってもらい、その場で断る練習をします。
一人でできる練習の回し方
一人で練習するときは、誘いの文を読み上げてから2秒以内に返事を言う、と時間を決めます。
考えてから返す練習ではなく、聞いた瞬間に決まった型が出てくる状態を作るのが目的です。
一人で話す練習の組み立ては、英語スピーキングを一人で練習する方法の記事でまとめています。↓


人を相手に練習する
断る練習は、相手が誘ってこないと始まらないのが難しいところです。
オンライン英会話のレッスンなら、講師に「誘う役をしてください」と頼むと、断る場面を何度でも作れます。
断ったあとに講師が食い下がってくる流れも頼んでおくと、理由や代案を足す練習まで進められます。
英語の断り方のよくある質問
- 英語で角が立たない断り方の基本は何ですか?
-
お礼・断り・理由か代案の順で組み立てるのが基本です。
場面が軽いほど短く、重いほど丁寧に足していきます。
- Noだけで断ると失礼ですか?
-
Noだけで終えると、そっけなく聞こえることがあります。
No, thanks.のように、お礼を添えて返すのが基本です。
- Thanks.だけで断ってもいいですか?
-
避けたほうが安全です。
Cambridge Dictionaryは、Thanksだけの返事は「はい」の意味になると説明しています。
- I'm afraidは「怖い」という意味ではないのですか?
-
「怖い」の意味もありますが、悪い知らせや「いいえ」を丁寧に切り出す前置きとしても使われます。
I'm afraid I can't.で「残念ですが、できません」と伝わります。
- また誘ってほしいときはどう断りますか?
-
Can I take a rain check?のように、あとで改めて受けたいと添えます。
Cambridge Dictionaryでは、rain checkはアメリカ英語の表示が付いた語です。
- 仕事の依頼を英語で断るにはどうすればいいですか?
-
I'm afraid I can't.やI'm not in a position to …のように、前置きのある言い方を選びます。
文書では、I regret to say that we are unable to accept it.のような改まった言い方もあります。
- declineとturn downはどう違いますか?
-
どちらも「断る」の意味ですが、Cambridge Dictionaryはdeclineにformal(改まった言い方)の表示を付けています。
turn downは、申し出や頼みを断るときに広く使われます。
- 断り方を練習するにはどうすればいいですか?
-
場面ごとに誘いの文と返事を書き出し、声に出して録音するところから始めます。
仕上げに、オンライン英会話の講師などに誘う役を頼んで、その場で断る練習をします。
英語の断り方のまとめ
最後に、英語で角を立てずに断るときに押さえる点をまとめます。
| 押さえる点 | やること |
|---|---|
| 基本の型 | お礼→断り→理由か代案の順で組み立てる |
| 申し出 | No, thanks.で返し、Thanksだけで返さない |
| 誘い | I'm afraid I can't.に代案を添える |
| 頼みごと | I'm afraidで前置きし、立場の問題ならnot in a position to |
| 仕事・文書 | declineやI regret to sayの改まった言い方を選ぶ |
| 練習 | 誘いの文と返事を書き出し、声に出して録音する |
この型を場面ごとに口に出しておけば、とっさに頼まれても断れずに引き受けてしまうことが減っていきます。
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参考文献
- Invitations(English Grammar Today)(Cambridge Dictionary)
- Offers(English Grammar Today)(Cambridge Dictionary)
- Politeness(English Grammar Today)(Cambridge Dictionary)
- afraid の意味(Cambridge Dictionary)
- thanks but no thanks の意味(Cambridge Dictionary)
- good の意味(Cambridge Dictionary)
- rain check の意味(Cambridge Dictionary)
- pass の意味(Cambridge Dictionary)
- give something a miss の意味(Cambridge Dictionary)
- love の意味(Cambridge Dictionary)
- would rather の意味(Cambridge Dictionary)
- in a position to do something の意味(Cambridge Dictionary)
- decline の意味(Cambridge Dictionary)
- turn down の意味(Cambridge Dictionary)
- regret の意味(Cambridge Dictionary)
- make の意味(make it)(Oxford Learner's Dictionaries)
- ネイティブキャンプ 公式サイト(ネイティブキャンプ)










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