
えいごろうVersantで60点が取れたけど、これって仕事で通用するレベル?
CEFRやTOEICに置きかえると、どのくらいなのかも知りたい!
Versant 60点は、公式の図でCEFRのB2(中上級者)に入る点数です。
公式が「ビジネスで英語が十分に使える上級者」とする59点の線を、1点上回っています。
TOEICに置きかえると、CEFRでつないだ目安はL&R合計785〜944点の帯です。
実際にVersantを3回受けた筆者が、Versant公式サイトの図と日本経済新聞社・IIBCの公式資料を確かめてまとめました。


この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
英語サービス選びの専門家|英語サービス60社以上を体験/取材
この記事を読めば、自分の60点が仕事で通用するかをCEFRとTOEICの言葉で説明できるようになるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
Versant 60点からB2+の67点まで点を上げたい人は、Versant対策におすすめのスクールを比べた記事も参考にしてください。↓



この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
英語サービス選びの専門家|英語サービス60社以上を体験/取材
Versant 60点はどのレベル?公式の図で見る答え
Versantの点数は、GSEという10〜90点の物差しで1点刻みに出ます。
Versant公式サイトの図で60点の位置を見ると、CEFRのB2「中上級者」(59〜66点)の帯に入っています。
| 見るもの | Versant 60点の位置 | 出どころ |
|---|---|---|
| CEFR | B2(中上級者)=59〜66点の下のほう | Versant公式 |
| 公式の図の目印 | 59点以上=ビジネスで英語が十分に使える上級者 | Versant公式 |
| 仕事の例 | 62点で短く簡単なビジネスレポートが書ける | 日本経済新聞社 |
| TOEIC L&R | 785〜944点の帯(CEFRでつないだ目安) | Versant公式×IIBC公式 |
公式の図の上では、60点はビジネスで英語を使える側に入った点数です。
60点の1点下の59点からビジネス上級者
公式の図には、59点以上に「ビジネスで英語が十分に使える上級者」という目印が付いています。
60点は、この線をちょうど越えたところです。
裏を返すと、1点下がれば線の下に戻る位置でもあります。
次の受験でも59点を下回らないかが、この線を越えたと言い切れるかの確認点です。
60点の2点上の62点でビジネスレポート
Versantを国内で販売する日本経済新聞社のVersant法人向けページには、点数ごとの仕事の例が載っています。
62点は、ビジネスのアイデアや提案で、短く簡単なビジネスレポートが書ける点数です(出典:日本経済新聞社のVersant法人向けページ)。
60点は、この例まであと2点の位置です。
より複雑な交渉で解決策を示せるのは、76点からです(出典:日本経済新聞社のVersant法人向けページ)。
Versant 60点はCEFRのB2
公式の図では、Versantの点数とCEFRの段階が1本の目盛りに並んでいます(Versant公式サイトの図)。
60点の上下の帯を抜き出すと、次のようになります。
| Versantの点数 | CEFR | 公式の図の説明(要約) |
|---|---|---|
| 67〜75点 | B2+ 準上級者 | 抽象的なテーマでも意見を述べ、複雑な論旨を示したり答えたりできる |
| 59〜66点 | B2 中上級者 | 広い範囲の話題で、詳しい情報と説明を加え、ある程度流暢に話せる |
| 51〜58点 | B1+ 準中上級者 | 身近な話題から知らない話題まで、会話をリードし、続け、広げられる |
60点台(60〜69点)は、B2とB2+の2つの段階にまたがっています。
60点のB2(中上級者)でできること
B2は、具体的な話題でも抽象的な話題でも、詳しい情報と説明を加えて話せる段階です。
たとえば、自分の担当業務の背景や理由を、相手に合わせて補足しながら説明できるイメージです。
公式の図では、「ある程度流暢に」という言葉も添えられています。
一方で、複雑な論旨を組み立てて示す力は、次のB2+の説明に入っています。
60点台後半の67点からB2+
60点台の後半、67点からはB2+(準上級者)の帯です。
B2+になると、抽象的なテーマでも意見を述べ、複雑な論旨を示したり答えたりできます(出典:Versant公式サイト「Versant総合スコア(GSE)とCEFRスコアの相関」)。
つまり62点・65点と、67点・68点では、公式の図の上で段階の名前が変わります。
Versant 60点はTOEICで何点くらいか
Versantを運営するPearsonは、TOEICとの公式な換算表を出していません(versant.jpで確認)。
ここでは、公式に出ている数字だけを使って、TOEICの目安を3つの方向から見ていきます。
60点はCEFRでつなぐとTOEIC785〜944点
IIBCのTOEICとCEFRの対照表では、B2に当たるのはリスニング400点以上・リーディング385点以上です。
その上のC1はリスニング490点・リーディング455点からです。
合計で見ると、B2の帯はTOEIC L&R 785〜944点に当たります。
合計点は、各技能の最低点を足した当サイトの計算です。
合計が785点を超えていても、どちらか片方が線に届いていなければB2とは言えない点に気をつけてください。
60点はTOEIC900点台の平均より8点上
Versant公式サイトの図には、「TOEIC900点台の平均スコア 52」という目印もあります。
60点は、この平均を8点上回る点数です。
TOEIC900点台の人たちの平均より、Versantでは上にいるということです。
ただしこの目印は「日経調べ」で、調べた時期や新旧どちらの形式かは図に書かれていません。
60点はTOEICスピーキング160点から
Versantは話す・聞く力を測るので、TOEIC Speaking & Writingのスピーキングと並べると近い目安になります。
IIBCのTOEICとCEFRの対照表では、B2に当たるのはスピーキング160点以上、C1は180点以上です。
Versant 60点は、TOEICスピーキングで言えば160〜179点の帯です。
ほかの点数帯のTOEICの目安は、VersantスコアとTOEICの換算表の記事で一覧にしています。↓


Versant 60点と日本人平均・採用基準の差
CEFRやTOEICとは別に、Versantを国内で販売する日本経済新聞社の法人向けページにも、点数の目印がいくつか並んでいます。
60点をその目印と、公式の図の目印に重ねると次のようになります。
| 点数 | 目印 | 60点との差 |
|---|---|---|
| 40点 | 日本人平均 | 60点が20点上 |
| 43点 | 海外赴任目安 | 60点が17点上 |
| 52点 | TOEIC900点台の平均(日経調べ) | 60点が8点上 |
| 59点 | グローバル企業採用基準 | 60点が1点上 |
| 62点 | 短く簡単なビジネスレポートが書ける | 60点の2点上 |
| 76点 | 複雑な交渉で対立への解決策を示せる | 60点の16点上 |
表のうち、60点より下にある目印は4つ、上にある目印は2つです。
60点は日本人平均40点の20点上
日本経済新聞社の法人向けページには、「日本人平均40点」という目印があります。
60点は、この平均を20点上回る位置です。
ただし、この平均を調べた時期や人数、新旧どちらの形式かはページに書かれていません。
自分が日本人の中でどのくらいの位置かの、おおまかな目安として見るのが無難です。
60点は採用基準59点の1点上
同じページには、「グローバル企業採用基準59点」という目印も出ています。
公式の図のビジネス上級者の線(59点)と、同じ数字です。
60点はこの線を越えているので、59点を条件にする会社なら基準を満たす点数と言えます。
ただ、実際に何点を求めるかは会社ごとに決めているので、応募先や勤め先の募集要項を先に確かめてください。
60点と英語を母語とする人の差
開発元のPearsonの検証レポートには、英語を母語とする人と、英語を学ぶ人の点の比べ方も載っています。
英語を母語とする26人の平均は87.48点で、70点を下回った人は1人もいませんでした。
一方、英語を学ぶ234人のうち、70点を超えたのは36%でした。
60点は、英語を学ぶ人の中では上のほうにいても、英語を母語とする人の点とはまだ差がある位置です。
この比べ方は検証のための少人数の結果なので、受験者全体の分布とは別物として読んでください。
Versant 60点を見るときの注意
60点という数字を人に伝えるときは、次の3つを押さえておきましょう。
- 2023年までの旧テスト(20〜80点)でも60点はB2(58〜62点)でしたが、物差しが違うので同じ60点とは言えない
- 総合60点でも、スピーキングとリスニングのどちらで点を取っているかで中身が違う
- TOEICとの対応は、公式の換算ではなくCEFRを通した目安
総合スコアとサブスコアの見方は、Versantの結果の見方の記事で解説しています。↓


50点・43点・20点台など、ほかの点数帯のレベルはそれぞれ別の記事で取り上げます。
Versant 60点の誤差とB2に入った確かめ方
60点は、B2の入り口の59点から1点しか離れていません。
そのため、次の受験でB2の外に出てしまうことがあるかどうかも、気になるところです。
総合スコアの測定の誤差(SEM)は、4.09点です(出典:開発元のPearsonの検証レポート)。
力が変わらなくても、受けるたびにこのくらいの幅で点が上下しうる、という意味の数字です。
| 60点の上下4点 | CEFR |
|---|---|
| 56〜58点 | B1+(準中上級者) |
| 59〜64点 | B2(中上級者) |
60点から上下4点の幅を取ると56〜64点で、そのうち56〜58点はB2の1つ下のB1+に入ります。
つまり1回の60点だけでは、B2に入ったと言い切るには少し心もとないのが本当のところです。
次の受験でも59点以上が出れば、B2の中上級者に入ったと自信を持って言いやすくなります。
B2に入ったかは、スコアレポートの赤枠「GSE総合点」の欄で、点数の下に出るCEFRの段階を見れば確かめられます。


もし次が57点や58点でも、誤差の範囲なので、力が落ちたと決めつける必要はありません。
人事や上司に点数を伝えるときも、直近2回の点を並べて見せると、誤差で動いた点かどうかが相手にも伝わります。
Versant 60点から67点のB2+を目指す方法
60点の次の段階は、67点からのB2+(準上級者)です。
7点の差を埋めるために、テストの中でどこが点になるのかを先に押さえておきましょう。
60点から伸ばすなら中身の点を取る
内容の正しさと言葉の使い方が、総合スコアの75%を占めます(出典:Pearsonの検証レポート)。
発音や話す速さより、何をどれだけ正しく言えたかのほうが総合への影響が大きいということです。
60点から上を目指すなら、答えの中身を増やす練習に時間を多めに回すのが筋の通った順番です。
60点のリテリングは30秒で要点を話す
リテリング(Retell a passage)は、短い話を聞いて、30秒で自分の言葉で言い直すパートです。
Pearsonの公式ガイド(英語)は、誰が・何を・いつ・どこで・どうなったかの要点を決めてから話すよう勧めています。
聞いた文をそのまま繰り返さず、自分の言葉で言い直すことも、ガイドに書かれた注意点です。
B2+の説明にある「複雑な論旨を示す」力は、この言い直しの質に出やすい部分です。
60点の自由回答は立場から決める
自由回答(Give your opinion)は、意見を聞かれて40秒で答えるパートです。
まず自分の立場を決め、それを支える理由を1〜2つ考えてから話します(出典:Pearson Speaking and Listening Test 受験者向け公式ガイド)。
60点の人がB2+に近づくには、理由を1つで終わらせず、2つ目まで言い切る練習が役立ちます。
文は途中で切らず、文法の整った文で最後まで話すことも、同じガイドの注意点です。
60点のリスニングは答え始めを急ぐ
総合の半分はリスニングなので、中身の練習と並行して、聞く問題で点を落とさないことも欠かせません。
話し始めるまでの目安は、短い質問に答えるパートが6秒以内、会話や文章についての質問が8秒以内です(出典:Pearson Speaking and Listening Test 受験者向け公式ガイド)。
その時間を過ぎると、答えないものとして次の問題へ進む仕組みです。
答えは1語から短い文で足りるので、長く説明しようとせず、聞かれたことだけを短く返すのがコツになります。
60点の人は聞き取れていても、言い方を考えているうちに時間が過ぎることがあるので、まずは素早く短く答える練習から始めてみてください。
60点の次の目標をCan-Doで決める
B2+で何ができるようになるかは、ピアソンの無料ツールGSE Teacher ToolkitでCan-Doの一覧として確かめられる仕組みです。
CEFRの表示をB2+に合わせると、GSEの67〜75点に当たる項目だけが残ります。
職種から逆算したい人は、約1,400の職種ごとに必要な英語力をまとめたGSE Job Profilesも手がかりの1つです。
「チームマネジメント」や「ミーティングの進行」のような業務に必要な英語力も、GSEの点で示せます(出典:日本経済新聞社 Versant法人向けページ)。
自分の仕事に近いCan-Doを2〜3個選んで、それを英語で言えるように練習すると、67点までの道のりが具体的になります。
60点から67点のB2+まで点を上げたい人は、受験回数や料金で比べたVersant対策におすすめのスクールの記事から選べます。↓


Versant 60点のよくある質問
- Versantで60点だとビジネスで通用しますか?
-
59点以上が「ビジネスで英語が十分に使える上級者」です(出典:Versant公式サイト「Versant総合スコア(GSE)とCEFRスコアの相関」)。
60点はこの線を1点上回る点数です。
62点で、短く簡単なビジネスレポートが書けます(出典:日本経済新聞社 Versant法人向けページ)。
- 英語のB2レベルはVersantで何点ですか?
-
公式の図では、59〜66点がCEFRのB2(中上級者)です。
その上の67〜75点はB2+(準上級者)です。
- Versant 65点はTOEIC何点くらいですか?
-
65点はCEFRのB2で、IIBCの対照表でB2に当たるのはリスニング400点以上・リーディング385点以上(合計785点〜)です。
公式の換算表は無いので、あくまで目安です。
- Versantの68点はどのレベルですか?
-
67〜75点はCEFRのB2+(準上級者)です。
抽象的なテーマでも意見を述べ、複雑な論旨を示したり答えたりできる段階です(出典:Versant公式サイト「Versant総合スコア(GSE)とCEFRスコアの相関」)。
- 日本人のVersantの平均点はいくつですか?
-
Versant公式サイトで見られる日本人の平均は38点で、2018年にピアソンが調べた旧形式(20〜80点)のころの数字です。
日本経済新聞社のVersant法人向けページには「日本人平均40点」という目印もありますが、調べた時期と形式は書かれていません。
- Versant 60点はすごいですか?
-
日本経済新聞社の法人向けページには、日本人平均40点、グローバル企業採用基準59点という目印があります。
60点は平均より20点高く、採用基準の59点も越えている点数です。
- Versant 60点から次の受験で下がることはありますか?
-
あります。
総合スコアの誤差は4.09点なので、60点の人が56点前後を取ることも誤差の範囲です(出典:Pearsonの検証レポート)。
- Versant 60点は英語を母語とする人と比べてどのくらいですか?
-
Pearsonの検証レポートでは、英語を母語とする26人の平均が87.48点でした。
60点とは27点ほどの差があります。
- Versant 60点の次は何点を目指せばいいですか?
-
段階で見れば、B2+(準上級者)に上がる67点が次の目標です。
仕事の例で見れば、日本経済新聞社のページで交渉の場面の例に挙がっている76点が、その先の目安になります。
目的ごとに必要な点数は、Versantのスコアの目安の記事にまとめています。↓


まとめ|Versant 60点はB2の中上級者
- Versant 60点は、CEFRのB2(中上級者)=59〜66点の帯
- 公式の図の「ビジネスで英語が十分に使える上級者」の線(59点)を1点上回る
- 62点で短く簡単なビジネスレポートが書ける(日本経済新聞社の例)
- 67点からはB2+(準上級者)
- TOEICはCEFRでつなぐとL&R合計785〜944点、スピーキング160〜179点の帯
まずは次の受験で、60点を下回らずに出せるかを確かめてみてください。
60点を次の受験でも下回らずにB2+まで伸ばしたい人は、受験回数や料金で比べたVersant対策におすすめのスクールの記事から、自分に合う1校を選べます。↓


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Versantそのものを知りたい人は、Versantとは?の記事をどうぞ。↓


- Versantのスコアとは? スコアの目安について(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)
- スコアでわかる英語力とは?(日本経済新聞社 Versant法人向けページ)
- TOEIC Program各テストスコアとCEFRとの対照表(IIBC公式サイト・TOEICの実施団体)
- Versant by Pearson English Speaking and Listening Test Validation Report(Pearson公式資料・PDF・英語)
- Versant by Pearson English Speaking & Listening Test: Official Guide(Pearson公式資料・PDF・英語)
- GSE Teacher Toolkit(Learning Objectives)(Pearson公式ツール・英語)
- GSE Job Profiles(Pearson公式サイト)










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