
えいごろうVersantを受けたら20点台だった……。
これってどのくらいのレベルなの?30点台に上げるには何から始めればいい?
Versant 20点台は、公式の図では20〜21点が「観光客レベル」(A1未満)、22〜29点が「入門レベル」(A1)です。
次の30点台(30〜35点)は「初級者」(A2)で、身近な話題を簡単な単語やフレーズを使って短い文章で話せる段階です。
2023年までの旧テスト(20〜80点)では20点台の意味が違うので、どちらの点かを先に確かめてください。
実際にVersantを3回受けた筆者が、Versant公式サイトの図と旧テストのころの公式の図、IIBCの公式資料を確かめてまとめました。


この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
英語サービス選びの専門家|英語サービス60社以上を体験/取材
この記事を読めば、自分の20点台がどの段階で、次に何を目指せばよいかが分かるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
Versant 20点台から30点台に上げたい人は、Versant対策におすすめのスクールを比べた記事も参考にしてください。↓



この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
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Versant 20点台はどのレベル?公式の図で見る答え
Versantのスコアは、GSEという物差しで10〜90点の1点刻みで出ます。
Versant公式サイトの図では、20点台のまわりは次の3つの段階に分かれています。
| Versantの点数 | CEFR | 公式の呼び名 | 公式の図の説明(要約) |
|---|---|---|---|
| 30〜35点 | A2 | 初級者 | 身近な話題を、簡単な単語やフレーズで短い文章にして話せる |
| 22〜29点 | A1 | 入門レベル | ゆっくりはっきり話してもらえれば、簡単な会話ができる |
| 10〜21点 | A1未満 | 観光客レベル | 決まった表現が使え、いくつかの基本的な単語やフレーズが分かる |
ひとことで言えば、今の20点台は英語で話し始めたばかりの段階です。
20点台のうち、20点と21点は「観光客レベル」、22点から29点は「入門レベル」と、途中で段階が変わります。
CEFRはヨーロッパ言語共通参照枠のことで、A1からC2までの6段階で言葉の力を表す国際的な物差しです。
Versant 20点台はCEFRのA1未満とA1
ここからは、Versant公式サイトの図の説明を1段階ずつ見ていきます。
20点台の20〜21点は観光客レベル
20点と21点は、10〜21点の「観光客レベル」(A1未満)の上のほうです。
限られているが定型表現を使うことができ、ゆっくり、はっきりと話されれば、いくつかの基本的な単語やフレーズを理解することができる段階です(出典:Versant公式サイト「Versant総合スコア(GSE)とCEFRスコアの相関」)。
言い換えると、決まり文句は使えても、自分の言葉で文を組み立てる前の段階です。
21点は、次の入門レベルまであと1点の位置です。
20点台の22〜29点は入門レベル
22点から29点は、CEFRのA1(入門レベル)です。
基本的な単語やフレーズを使って個人的な情報を交換でき、相手からゆっくり、はっきりと話されれば、簡単な会話をすることができる段階です(出典:Versant公式サイト「Versant総合スコア(GSE)とCEFRスコアの相関」)。
名前や出身、仕事のような自分のことを、短いやり取りで伝えられるレベル。
24点・25点・27点も、同じ入門レベルの帯に入ります。
20点台の次の30点台で変わること
30点から35点は、CEFRのA2(初級者)に上がります。
公式の図の説明は、日常的な話題や個人的に興味のある分野について、簡単な単語やフレーズを使って、短い文章を話すことができるという内容。
入門レベルとの違いは、相手にゆっくり話してもらう前提から、自分で短い文章を話す段階へ進むことです。
36〜42点はA2+(準中級者)で、日常的な話題の簡単な会話に参加できる段階です。
CEFRのほかの段階も含めた点数の目安は、Versantのスコアの目安の記事で紹介しています。↓


Versant 20点台は旧テストだと意味が違う
Versantは2024年1月に今のSpeaking and Listening Testへ変わり、スコアの表示もGSEの10〜90点になりました(ピアソン・ジャパン発表・2023年10月31日)。
それより前の旧テストで出た20点台は、今の20点台と同じ意味ではありません。
旧テストの20点台は最低点から
旧テストのスコアは、20〜80点で出ていました(旧Versant公式サイトのFAQの保存ページ)。
つまり、旧テストの20点はいちばん下の点です。
今のテストは10点から出るので、同じ20点でも、下からの位置が違います。
旧テストの20点台の段階
旧テストのころのVersant公式サイトには、旧テストのCEFRの図が載っていました(Internet Archiveの保存ページ)。
| 旧テストの点 | CEFR | 旧テストの図の説明(要約) |
|---|---|---|
| 26〜35点 | A1 | 個人的なことや、よく知られたテーマについて簡単に述べることができる |
| 20〜25点 | A1未満 | A1で定義されるよりも下位レベル。ゆっくり話されればいくつかの単語を理解できることがある |
旧テストでは20〜25点がA1未満、26〜35点がA1で、今の表(A1未満は21点まで、A1は22〜29点)と境目がずれています。
ネットのレベル表には、旧テストの20〜80点のまま「20〜35点」をひとまとめにしているものもあります。
20点台が新旧どちらの点かの見分け方
2024年1月より後に受けたスコアなら、今の10〜90点の表で読みます。
スコアレポートに10点台の点が出ていれば、20点が最低点だった旧テストではありません。
スコアレポートでは、赤枠の「GSE総合点」の欄に、点数と10〜90の目盛りが出ます。


昔のスコアと今のスコアを並べるときは、同じ点数でも物差しが違うことを先に確かめてください。
参考までに、旧テストの図の日本人の平均は38点(2018年のピアソン調べ)でした。
スコアレポートの読み方は、Versantの結果の見方の記事で解説しています。↓


Versant 20点台はTOEICで何点くらいか
Versantを運営するPearsonは、TOEICとの公式な換算表を出していません(versant.jpで確認)。
そのためTOEICの目安は、どちらもCEFRと対応づけられていることを使って読みます。
| Versantの点数 | CEFR | TOEIC L&R | TOEICスピーキング |
|---|---|---|---|
| 30〜35点 | A2 | L110・R115〜(合計225〜) | 90点〜 |
| 22〜29点 | A1 | L60・R60〜(合計120〜) | 50点〜 |
| 10〜21点 | A1未満 | 対応する点なし | 対応する点なし |
20点台はCEFRでつなぐとTOEIC120点から
IIBCのTOEICとCEFRの対照表では、A1に当たるのはリスニング60点以上・リーディング60点以上です。
Versant 22〜29点はA1なので、CEFRでつないだ目安はTOEIC L&R合計120〜224点の帯になります。
A2に上がるのはリスニング110点・リーディング115点からなので、30点台はTOEIC L&R合計225点前後から上の帯です。
20〜21点のA1未満は、IIBCの対照表に対応するTOEICの点がありません。
20点台はTOEICスピーキング50点から
TOEIC Speaking & Writingを受けた人は、スピーキングの点数と並べると近い目安になります。
IIBCのTOEICとCEFRの対照表では、A1に当たるのはスピーキング50点以上、A2は90点以上です。
Versantは話す・聞く力を測るテストなので、L&Rよりもスピーキングの点数と比べるほうが中身が近くなります。
20点台より上の点数がTOEICの何点に当たるかは、VersantスコアとTOEICの換算表の記事で一覧にしています。↓


Versant 20点台の誤差と段階の境目
20点台は、A1未満・A1・A2の3つの段階の境目が近くに集まっている点数帯です。
20点台の点の揺れの目安になる総合スコアの測定の誤差(SEM)は、4.09点です(出典:開発元のPearsonの検証レポート)。
同じ力のまま受け直しても、4点前後は上下することがありうる、という意味です。
| 20点台の点 | 上下4点の範囲 | 入りうる段階 |
|---|---|---|
| 20点 | 16〜24点 | A1未満・A1 |
| 25点 | 21〜29点 | A1未満・A1 |
| 29点 | 25〜33点 | A1・A2 |
たとえば21点の観光客レベルだった人が、次に24点を取っても、それだけで入門レベルに上がったとは言い切れません。
29点の人が次に31点を取った場合も同じで、1回の点で段階が変わったと決めないのが読み方のコツです。
反対に、20点台の中で2〜3点下がっても、力が落ちたとは限らないので、落ち込みすぎる必要はありません。
2回、3回と受けたときの点の流れで、今どの段階にいるのかを判断してください。
あわせて、自分の点を入門レベルの入り口の22点と、初級者の入り口の30点の2本の線と見比べておくと、次の受験で目指す点を決めやすくなります。
Versant 20点台から30点台に上げる順番
20点台から30点台に上げるには、目標を決め、次の段階の中身を調べ、文法と単語を固め、本番の受け方を整える順番で進めます。
20点台の目標は短い文章で話すこと
30点台(A2)の公式の説明は、身近な話題を、簡単な単語やフレーズを使って短い文章で話せることです。
つまり、単語や決まり文句を並べる段階から、自分のことを短い文で言える段階へ進むのが目標です。
たとえば、仕事や家族、趣味について、2〜3文で話せるかを確かめてみてください。
20点台の次の段階のCan-Doを調べる
次に目指すレベルの「英語でできること」は、Pearsonのツール「GSE Teacher Toolkit」で調べられます(出典:公式サイトで配られている「スコア活用BOOK」)。
使い方の例は、今のレベルから少し上の点数の範囲をスライダーで選び、スキルの中から「スピーキング」を選ぶ手順です。
20点台の人なら、30点前後の範囲を選ぶと、次の段階で求められることが英語の一覧で出てきます。
Toolkitは英語表記ですが、ブラウザの翻訳機能を使えば日本語でも確認できます(スコア活用BOOK)。
20点台は中学の文法と単語から
30点台の目標は短い文章で話すことなので、その材料になる文法と単語から固めるのが順番です。
たとえば「I work at 〜.」「I like 〜 because 〜.」のような中学で習う文の型を、単語を入れかえながら声に出すと、短い文を言う材料が増えていきます。
1つの型で3〜4文言えるようになったら、次の型に進むくらいの小さな区切りで十分です。
20点台は本番の受け方で損をしない
本番の受け方も、公式の注意点に沿って整えておきます。
Versant公式の受験時の注意点のとおり、言われたことが分からない場合でも、できるだけ回答するのが基本です。
答えが分からない場合は、“I don’t know.”と答えるのが公式の案内です。
ヒソヒソ声や、発音を大げさにした話し方も避けてください。
声が小さかったり発話が不明瞭だったりすると、マイクチェックをパスしていても採点できない場合があります。
Versant 20点台で点を拾いやすいパート
20点台の人は、全部のパートで同じように点を取ろうとするより、答えやすいパートで確実に声を出すほうが近道です。
Pearsonの公式ガイド(英語)から、パートごとの答え方をまとめると次のとおりです。
| パート | 問題数 | 答える時間 | 20点台での狙い |
|---|---|---|---|
| 短い質問に答える | 8問 | 15秒 | 1語でも答える |
| 文を復唱する | 16問 | 15秒 | 聞こえた所まで言う |
| 会話についての質問 | 6問 | 8秒以内に話し始める | 短く答える |
| 文章についての質問 | 6問 | 8秒以内に話し始める | 短く答える |
| 話を言い直す | 2問 | 30秒 | 出てきた人と結果だけ言う |
| 意見を言う | 2問 | 40秒 | 立場を1文で言う |
全40問のうち、短い質問と復唱で24問と、半分以上を占めています。
20点台は短い質問を1語で返す
短い質問のパートは、1語か短い言葉で答えれば足ります(出典:Pearson Speaking and Listening Test 受験者向け公式ガイド)。
話し始めが6秒を過ぎると次の問題へ進むので、文を組み立てるより、答えの単語をすぐ言うことを優先しましょう。
たとえば色や数、曜日を聞かれたら、その1語だけを言えば答えとして成り立ちます。
20点台は復唱で聞こえた所まで言う
復唱のパートは16問あり、聞いた文を同じリズムと間でくり返すパートです。
公式ガイドは、言い直さずに1回で答えるよう勧めているので、途中で止まってもやり直さないようにします。
全部を覚えられなくても、聞こえた前半だけでも声に出すほうが、黙ったままでいるより答えとして残ります。
20点台は言い直しと意見を1文で
話を言い直すパートと意見を言うパートは、どちらも2問ずつで、長く話すことが求められます。
20点台の人は、言い直しでは出てきた人と結果だけ、意見では賛成か反対かを1文で言えれば十分な出発点です。
意見のパートは、先に立場を決め、理由を1〜2つ考えてから話します(出典:Pearson Speaking and Listening Test 受験者向け公式ガイド)。
理由まで言えそうなら、because を使って1つだけ付け足してみてください。
20点台から30点台のA2まで点を上げたい人は、受験回数や料金で比べたVersant対策におすすめのスクールの記事から選べます。↓


Versant 20点台のよくある質問
- Versantで20点台だとどのレベルですか?
-
公式の図では、20〜21点が「観光客レベル」(A1未満)、22〜29点が「入門レベル」(A1)です。
相手にゆっくり、はっきり話してもらえれば簡単な会話ができる段階が入門レベルです。
- Versantの20点は低いですか?
-
今のテストは10〜90点なので、20点は「観光客レベル」の上のほうです。
2023年までの旧テストは20〜80点だったので、旧テストの20点はいちばん下の点でした。
- Versant 25点や27点はどのレベルですか?
-
今のテストでは、25点も27点も22〜29点の「入門レベル」(A1)です。
旧テストでは20〜25点がA1未満、26〜35点がA1だったので、旧テストの25点はA1未満になります。
- Versantの20点台はTOEIC何点くらいですか?
-
公式の換算表はありません。
CEFRのA1でつなぐと、22〜29点はTOEIC L&Rでリスニング・リーディングとも60点以上(合計120点〜)の帯が目安です。
20〜21点には対応する点がありません。
- Versant 30点台に上げるには何をすればいいですか?
-
30点台(A2)の公式の説明は、身近な話題を簡単な単語やフレーズで短い文章にして話せることです。
中学レベルの文法と単語で短い文を言う練習から始め、本番では分からなくても何か答えるようにしてください。
- Versant 20点台から受け直すと点は変わりますか?
-
力が同じでも、総合スコアには4.09点の誤差があるとPearsonの検証レポートに示されています。
20点台の中で数点上下するのは、よくあることと考えてください。
- Versant 20点台の人はどのパートから練習すればいいですか?
-
短い質問(8問)と復唱(16問)の2つで全40問の半分以上なので、この2つから始めるのがおすすめです。
- Versant 20点台と日本人の平均はどのくらい差がありますか?
-
日本経済新聞社のVersant法人向けページの目印では、日本人平均は40点です。
20点台とは10〜20点ほどの差があります。
まとめ|Versant 20点台はCEFRのA1前後
- 20〜21点は観光客レベル(A1未満)、22〜29点は入門レベル(A1)
- 次の30点台(A2)は、身近な話題を短い文章で話せる段階
- 旧テスト(20〜80点)では20点が最低点で、20〜25点がA1未満
- TOEICはCEFRでつなぐと、22〜29点がL&R合計120点からの帯
- 上げる順番は、目標の確認→中学の文法と単語→本番で黙らない
まずは自分のスコアレポートの点が、今のテストと旧テストのどちらの点かを確かめてみてください。
20点台から抜け出して30点台のA2に進みたい人は、受験回数や料金で比べたVersant対策におすすめのスクールの記事から、自分に合う1校を選べます。↓


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20点台が出たVersantというテストの特徴を知りたい人は、Versantとは?の記事もどうぞ。↓


- Versantのスコアとは? スコアの目安について(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)
- 旧Versant公式サイト「スコアの見方」の保存ページ(Internet Archive)
- TOEIC Program各テストスコアとCEFRとの対照表(IIBC公式サイト・TOEICの実施団体)
- Versant by Pearson English Speaking and Listening Test Validation Report(Pearson公式資料・PDF・英語)
- ウェブブラウザで受験する方へのご案内(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)
- Versant by Pearson English Speaking & Listening Test: Official Guide(Pearson公式資料・PDF・英語)
- スコアでわかる英語力とは?(日本経済新聞社 Versant法人向けページ)










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