
えいごろうVersantの文字起こしって、何をどう書けばいいの?
対策にいいって聞いたけど…
Versantの文字起こし練習は、自分がどこを聞き取れていないか・どこが伝わる発音になっていないかを見つける練習です。
- ディクテーション=聞いた英語を書き取って、聞き取れない音を見つける
- 音声入力=自分が話した英語を文字にして、伝わらない発音を見つける
Speaking and Listeningのテストは音声で出題されて口で答えるので、本番に文字起こしの問題はありません。
一方で、WritingとPlacementのテストにはディクテーション(書き取り)16問が本番の問題として入っています。
実際にVersantを3回受けた筆者が、Versant公式のSpeaking and ListeningのページとPearsonの受験者向けガイドを確かめてまとめました。


この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
英語サービス選びの専門家|英語サービス60社以上を体験/取材
次の受験までに何をどう書き取ればいいかが分かるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
文字起こしで見つけた弱点を直して、Versantのスコアを最速で上げたい人は、Versant対策スクールを比べた記事も参考にしてください。↓



この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
英語サービス選びの専門家|英語サービス60社以上を体験/取材
Versantの文字起こし練習は聞き取りと発音の穴探し
Versantの文字起こしは、書いた英文と正しい英文のズレから弱点を見つけるための練習です。
書き取るのは、聞いた英語か、自分が話した英語のどちらかです。
| 種類 | 文字にするもの | 見つかる弱点 |
|---|---|---|
| ディクテーション | 聞いた英語 | 聞き取れない音・覚えきれない長さ |
| 音声入力 | 自分が話した英語 | 伝わりにくい発音 |
Versantの採点はPearsonの技術で自動で行われ、スピーキング50%・リスニング50%で総合点が出ます(出典:Versant公式のSpeaking and Listeningのページ)。
文字起こしで聞き取りの穴を埋めると、リスニングの点だけでなく、聞いた文を言い返す問題の出来にもつながります。
Versantで文字起こしが効くパート
Speaking and Listeningは約20分・40問で、Part AからFまでの6パートでできています(出典:Versant公式のSpeaking and Listeningのページ)。
テスト全体の仕組みは、Versantとは?の記事で確かめられます。↓


文字起こしとの相性をパートごとにまとめました。
| パート | 問題 | 文字起こしで鍛えられること |
|---|---|---|
| A | 質問(8問) | 1回しか聞けない質問を聞き取る力 |
| B | 復唱(16問) | 文を最後まで覚えて言い返す力 |
| C | 会話に関する質問(6問) | 会話の中の答えの部分を聞き取る力 |
| D | 文章に関する質問(6問) | 話の流れを聞き取る力 |
| E | ストーリーリテリング(2問) | 名前・場所・出来事を聞き取る力 |
| F | 自由回答(2問) | 音声入力で自分の発音を確かめる |
特に効くのは、聞いた文をそのまま言い返すPart Bと、話を聞いて言い換えるPart Eです。
Part Bのコツは同じリズム・間・抑揚で言い返すこと、Part Eのコツは名前・場所・出来事を覚えることです(出典:Pearsonの受験者向けガイド(Speaking and Listening))。
聞き取れていない語は、覚えることも言い返すこともできません。
だからこそ、書き取って聞き取れない語をはっきりさせる練習が土台になります。
Versantの文字起こし|ディクテーションのやり方
Versant向けに書き取るときは、本番と同じく1回だけ聞いて書くのがポイントです。
スクリプト(英文)が付いた短い音声を使います。
Pearsonの受験者向けガイドのPDFにも、各パートの練習用の音声(Click to hear)が付いています(出典:Pearsonの受験者向けガイド(Speaking and Listening))。
Speaking and ListeningのPart Aの質問は1回しか聞けません。
練習でも巻き戻さず、1回で聞き取れた分だけを書きます。
書いた英文とスクリプトを並べて、抜けた語・違う語に印を付けます。
綴りの間違いより、聞こえなかった語を探すのが目的です。
知らない単語だったのか、音がつながって聞こえなかったのか、長くて覚えきれなかったのかに分けます。
スクリプトを見ながら音声と同じリズムで読み、最後は見ずに1文を言い返します。
Part Bの復唱と同じ形になります。
音のつながりや消える音の聞き方は、ディクテーションの効果とやり方の記事で解説しています。↓


1文を丸ごと覚えるのが難しいときは、意味のかたまり(チャンク)ごとに区切って覚えます。
意味に集中すると覚えやすいことは、書き取りのコツの1つです(出典:Writingの受験者向けガイド)。
見ずに言い返す練習をもっとやりたいときは、リプロダクションのやり方の記事にまとめています。↓


音声のすぐ後を追いかけて話す練習は、シャドーイングのやり方の記事で紹介しています。↓


Versant対策に音声入力で文字起こしする
もう1つの文字起こしは、自分が話した英語をパソコンやスマホの音声入力で文字にする練習です。
言いたかった英文と違う文字が出た所は、聞き手にも伝わりにくい可能性がある発音の目安になります。
Part Bの復唱のような短い1文か、Part Fで話したい答えを用意します。
Googleドキュメントの音声入力やスマホのキーボードの音声入力を、英語に切り替えて話します。
違う単語に変わった所、出てこなかった所に印を付けます。
印の付いた語をゆっくり言い直し、正しく文字になるまで繰り返します。
Versantは発音・流暢さなどをPearson独自の自動採点で評価します。
音声入力で正しく文字になっても、Versantで何点になるかは分かりません。
伝わりにくい語を見つける目安として使ってください。
話し方のコツは、普通の速さ・普通の音量で話すことです(出典:Pearsonの受験者向けガイド(Speaking and Listening))。
音声入力の練習でも、わざとゆっくり・大げさに話さず、本番と同じ話し方で試すのがおすすめです。
Versantの文字起こしをスコアにつなげる見方
文字起こしで見つけた弱点が、Versantのどの点に響くのかを知っておくと、練習の優先順位を決めやすくなります。
ここでは、Speaking and Listeningの受験者向けガイドとWritingの受験者向けガイドにある採点項目の説明を、文字起こしの練習と結びつけて整理しました。
ディクテーションはリスニングの点に
Speaking and Listeningのリスニングの点は、日常や仕事の場面の会話の速さの英語から、細かい情報と話の要点を聞き取れる力を表します。
ディクテーションで聞き取れなかった語を1つずつ減らすことは、この「細かい情報」を拾う力の練習そのものです。
書き取れなかった語が数字や人の名前に多いなら、Part Eで名前や出来事を覚える練習にも回してください。
音声入力は話し方の点に
Speaking and Listeningには、話し方(Manner of Speaking)の点もあります。
英語の音をふつうに近い形で発音できるかと、ためらいや不自然な間が少なく、会話の速さで話せるかが、この点の中身です(出典:Pearsonの受験者向けガイド(Speaking and Listening))。
音声入力で違う単語に変わる語は、発音がふつうの形から離れている目安になります。
言い直した語が正しく文字になったら、その語を入れた1文を止まらずに言い切るところまで練習しましょう。
Writingの書き取りは文法の点に
Writingのディクテーションは、英語の理解と文法を測る問題です(出典:Writingの受験者向けガイド)。
Writingの文法の点は、正確で場面に合った語句を使って、意味の通る文を作れるかを表すものです。
書き取った文で、冠詞や前置詞、動詞の形が抜けやすい人は、そこが文法の点の伸びしろになります。
Versant WritingとPlacementの文字起こし問題
「Versant dictation test」と調べた人が気になるのは、WritingとPlacementにある本番の書き取り問題です。
| テスト | パート | 問数 | 答える時間 | 聞ける回数 |
|---|---|---|---|---|
| Writing(約35分・42問) | Part C ディクテーション | 16問 | 25秒 | 1回 |
| Placement(約50分・81問) | Part G ディクテーション | 16問 | 25秒 | 1回 |
どちらも、読み上げられた1文を聞いて、一字一句そのままパソコンで打ち込む問題です。
診断する力は、Writingが「文法」、Placementが「リスニング力」「言語処理能力」「ライティング力」です(出典:Versant公式のWritingのページ・Placementのページ)。
受験者向けガイドの書き取りのコツは、WritingとPlacementで少し違います。
| テスト | 公式ガイドのコツ |
|---|---|
| Writing | 話し始めたらすぐ打ち始めてよい/綴り・大文字・句読点に気を付ける/意味に集中して覚える |
| Placement | 打ち始める前に文を聞く/意味に集中して覚える/綴り・大文字・句読点に気を付ける |
Writingは聞きながら打つ、Placementは聞いてから打つと、書き始めのタイミングが逆になっています。
どちらのテストも前の問題には戻れず、時間が来るとそこまでの答えで採点されます(出典:Writingの受験者向けガイド・Placementの受験者向けガイド)。
練習するときは、1回だけ聞いて25秒で打ち、綴りと大文字・句読点まで答え合わせすると本番に近くなります。
Versantの文字起こしに要るタイピング
WritingとPlacementの書き取り問題は、聞いた文をパソコンで打ち込んで答えます。
聞き取れていても、25秒のうちに打ち切れなければ答えになりません。
WritingのPart Aは60秒のタイピング
WritingのPart Aは、画面の英文を60秒でできるだけ多く打ち込むタイピングの問題です(出典:Writingの受験者向けガイド)。
この問題は採点されませんが、テストの実施者が結果を見るときに参考にすることがあります。
コツは、画面の文をそのまま打つこと、綴りと句読点に気を付けること、できるだけ多く打つことの3つです。
1分12語・正確さ90%が目安
Writingのスコアを有効にするには、1分間に12語より速く打てて、正しく打てた語の割合が90%以上あるのが目安です(出典:Writingの受験者向けガイド)。
英語のタイピングに慣れていない人は、ディクテーションの練習をノートではなくパソコンで打ち込む形にしておくと、本番の形にそろえられます。
1回だけ聞いて、25秒のタイマーを付けて打つところまで練習に入れると安心です。
Versantの文字起こしに使える公式の音声
文字起こしの練習に使う音声は、できれば本番に近いものを選びたいところです。
Versantの公式に用意されている音声と練習の場は、次のとおりです。
受験者向けガイドの練習音声
PearsonのSpeaking and Listening・Writing・Placementの受験者向けガイド(英語のPDF)には、パートごとに「Click to hear」の練習用の音声が付いています。
例題の音声を1回だけ聞いて書き取れば、本番と同じ長さと速さの英語で練習できます。
ただし、PDFには正解の英文がすべて載っているわけではないので、答え合わせは聞き取れた範囲で行ってください。
アプリのサンプルテスト
Speaking and Listeningは、Versantのスマホアプリでサンプルテストを受けられます(出典:Versant公式のSpeaking and Listeningのページ)。
アプリを開いて「Sample Test」へ進み、「Sign In」をタップすると、本番の短縮版が始まる仕組みです。
採点はされませんが、出題の速さや話し始めるまでの時間を体で覚えるのに向いています。
WritingとPlacementの練習テスト
WritingとPlacementは、受験者向けガイドを読むのに加えて、無料のサンプルテストも受けておきましょう(出典:Writingの受験者向けガイド・Placementの受験者向けガイド)。
採点つきの練習テストを買って、自分の力を見直す方法もあります。
申し込み方法は受ける国や窓口によって変わるので、受験を案内された窓口に確かめてください。
Versantの文字起こし練習の注意点
文字起こしは効き目がある分、やり方を間違えると時間ばかりかかります。
文字起こしで全文を書かない
長い音声を最初から最後まで書き取ると、1回の練習に時間がかかりすぎて続きません。
Versantの問題は1文や短い話が中心なので、1文ずつ・短く・毎日のほうが本番に近い練習になります。
本番ではメモを取らない
Versantでは、テスト中にメモを取ることは禁止です(出典:Versant公式の受験案内(ウェブブラウザ))。
Part Eの話を覚えるときも、紙に書き取らず、頭の中で名前・場所・出来事を押さえる練習をしておきます。
文字起こしの前に文字を見ない
字幕や自動の文字起こしを先に読むと、聞き取れた気になりやすくなります。
Versantの本番は音声だけなので、先に聞いて書き、あとで文字を見る順番を守ります。
ただ、文字起こしで弱点が見えても、それをどう直せば点になるのかは1人だと判断しにくいものです。
Versantの文字起こしで見つけた弱点を直して、次の受験でスコアを最短で伸ばしたい人は、Versant対策スクールを比べた記事から選べます。↓


Versantの文字起こしについてよくある質問
- Versantの本番に文字起こしの問題はありますか?
-
Speaking and Listeningのテストにはありません。
WritingのPart CとPlacementのPart Gに、聞いた文を書き取るディクテーションが16問ずつあります。
- Versantの試験中にメモを取ってもいいですか?
-
取れません。
Versant公式の受験案内で、テスト中にメモを取ることは禁止されています。
- ディクテーションの音声は1回しか聞けませんか?
-
WritingとPlacementの受験者向けガイドでは、書き取る文は1回しか聞けません。
答える時間は25秒です。
- Writingのディクテーションは綴りも見られますか?
-
公式ガイドのコツに、綴り・大文字・句読点に気を付けることが挙がっています。
練習でも答え合わせのときに確かめてください。
- Versantの文字起こし問題はタイピングが遅いと不利ですか?
-
25秒のうちに打ち切れないと、そこまでの答えで採点されます。
1分に12語より速く、正確さ90%以上で打てるのが目安です(出典:Writingの受験者向けガイド)。
- 文字起こしの練習に使える公式の音声はありますか?
-
Pearsonの受験者向けガイドのPDFに、パートごとの練習用の音声が付いています。
Speaking and Listeningは、スマホアプリのサンプルテストでも本番の短縮版を聞けます。
- 文字起こしの練習は1日どれくらいやればいいですか?
-
公式の目安はありません。
1文ずつ短く区切り、毎日続けられる量にするのがおすすめです。
まとめ|Versantの文字起こしは弱点探しに使う
- ディクテーションで聞き取れない音を見つける
- 音声入力で伝わりにくい発音を見つける
- 特に効くのは復唱のPart BとリテリングのPart E
- WritingとPlacementには本番の書き取りが16問・25秒・1回だけある
- 本番ではメモを取れない
書き取って弱点が見えたら、その文を声に出して言い返すところまでやるとスコアにつながります。
ただ、1人だと何を練習すればいいか迷いやすいのも事実です。
Versantの文字起こしで見えた弱点を直して、スコアを最短で上げたい人は、受験回数や料金で比べたVersant対策スクールの記事から、自分に合う1校を選べます。↓


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あわせて読みたい関連記事です。
各パートの問題の形は、Versantのテスト内容の記事で全パートを解説しています。↓


Versantがどんなテストかは、Versantとは?の記事で確かめられます。↓


- Speaking and Listeningのテスト内容・受験料(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)
- Writing Testのテスト内容(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)
- Placement Testのテスト内容(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)
- 受験方法(ウェブブラウザ)(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)
- Versant by Pearson English Speaking and Listening Test Official Guide for Test-Takers(Pearson公式資料・PDF)
- Versant by Pearson English Writing Test Official Guide for Test-Takers(Pearson公式資料・PDF)
- Versant by Pearson English Placement Test Official Guide for Test-Takers(Pearson公式資料・PDF)










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