
えいごろう昔Versantを受けたけど、Versant新形式って何が変わったの?
前のスコアはいまの何点くらいなの?
Versantの新形式は、2024年1月に始まったSpeaking and Listening Testのことです。
スコアの範囲=20〜80点から10〜90点に変わった
問題数=63問から40問に減り、試験時間は約20分のまま
音読と文の構築がなくなり、聞いて答える問題が増えた
採点の項目が、4つのサブスコアからリスニングとスピーキングの2つに変わった
旧形式のスコアを新形式の点数に置き換える1点刻みの公式の換算表はありません。
ただし、公式が出している新旧2つのCEFR対応表を並べると、おおよその読み替えはできます。
実際にVersantを3回受けた筆者が、ピアソン・ジャパンの発表(2023年10月31日)と、当時と現在のVersant公式サイトを確かめてまとめました。


この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
英語サービス選びの専門家|英語サービス60社以上を体験/取材
この記事を読めば、昔のスコアがいまのどのレベルに当たるのかまで分かるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
Versantの点を最速で上げたい人は、Versant対策におすすめのスクールを比べた記事も参考にしてください。↓



この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
英語サービス選びの専門家|英語サービス60社以上を体験/取材
Versant新形式は2024年1月から
新形式はパイロット版が2023年12月、正式な発売が2024年1月です(ピアソン・ジャパンの発表・2023年10月31日)。
テストの名前も、「Versant Speaking Test」から「Versant English Speaking and Listening Test」に変わりました。
発表で挙げられた主な変更点は、次の4つです。
- 文章や会話を聞き取る問題と、簡単な質問への自由回答が採点の対象に加わる
- 採点結果に、リスニング・スピーキングのほか話しぶりの項目を設ける
- AIによる採点の精度を上げる(PCの内蔵マイクでも採点しやすくなる)
- スコアをGSE(10〜90点・1点刻み)で表示する
2024年4月時点の公式サイトには、新形式が始まったあとも「従来のスピーキングテスト」(63問)の案内ページが別に残っていました。
いま個人向けに案内されているのは、新形式のSpeaking and Listening Testです(Versant公式の個人向けページ)。
Versant新形式と旧形式の違い
旧形式は2023年12月時点の公式サイト、新形式は2024年4月時点の公式サイトとVersant公式のSpeaking and Listeningのページの記載で比べました。
| 項目 | 旧形式(〜2023年) | 新形式(2024年1月〜) |
|---|---|---|
| テスト名 | Speaking Test | Speaking and Listening Test |
| スコア | 20〜80点 | 10〜90点(GSE) |
| 問題数 | 63問 | 40問 |
| 試験時間 | 約20分 | 約20分 |
| サブスコア | 文章構文・語彙・流暢さ・発音 | リスニング・スピーキング |
| 出題音声 | 記載なし | 英語のアクセントのバリエーションあり |
| 受験料 | 5,500円(税込み) | 6,600円(税込み) |
いまの公式サイトでも、Speaking and Listening Testの受験料は6,600円と案内されています。
ここからは、変わった点を5つに分けて見ていきます。
スコアの範囲
旧形式は20〜80点、新形式は10〜90点です。
旧形式が20〜80に絞られていたのは、両端はデータが非常に少なく、統計的に信頼できる範囲に限ったためです(当時の公式FAQ)。
新形式は、ピアソンの英語力の物差しであるGSE(Global Scale of English)でそのまま点を出します。
満点が80点から90点に上がったので、旧形式と同じ数字でも、同じレベルとは限りません。
パート構成
パートの数はA〜Fの6つのままですが、中身が入れ替わりました。
| パート | 旧形式(63問) | 新形式(40問) |
|---|---|---|
| A | 音読(8問) | 質問(8問) |
| B | 復唱(16問) | 復唱(16問) |
| C | 質問(24問) | 会話に関する質問(6問) |
| D | 文の構築(10問) | 文章に関する質問(6問) |
| E | ストーリーリテリング(3問) | ストーリーリテリング(2問) |
| F | 自由回答(2問) | 自由回答(2問) |
なくなったのは音読と文の構築です。
代わりに、会話や文章を聞いて質問に答える会話に関する質問と文章に関する質問が加わりました。
復唱の16問と自由回答の2問は、旧形式と同じ数です。
Versantがどんなテストかの全体像は、Versantとは?の記事にまとめています。↓


試験時間と問題数
試験時間は、旧形式も新形式も約20分です。
問題数は63問から40問に減りましたが、受験時間は従来と変わりません(ピアソン・ジャパンの発表・2023年10月31日)。
採点の項目
旧形式のサブスコアは、文章構文・語彙・流暢さ・発音の4つでした。
旧形式の比重は、語彙20%・文章構文30%・発音20%・流暢さ30%です(当時の公式FAQ)。
新形式は、スピーキング力50%とリスニング力50%で総合スコアを出します(Versant公式のSpeaking and Listeningのページ)。
スピーキング力は、言った内容と話し方の2つで採点され、話し方は流暢さ・発音・話の分かりやすさをまとめた点です。
聞く力が総合点の半分を占めるようになったのが、新形式の採点で大きく変わった点です。
出題音声のアクセント
新形式では、出題音声に英語のアクセントのバリエーションが加わりました(2024年4月時点の公式サイト)。
新形式の出題の声は、アメリカ・イギリス・オーストラリアの話者です(Pearsonの技術資料・2024年版)。
多国籍な相手との会話を想定した変更です。
Versant新形式への旧形式スコアの読み替え
旧形式の点を新形式の点に置き換える1点刻みの換算表は、公式サイトにもPearsonの資料にも見当たりません。
代わりに使えるのが、公式が新旧それぞれで出しているCEFRとの対応表です。
同じCEFRのレベルに当たる点数を並べると、次のようになります。
| CEFR | 旧形式(20〜80点) | 新形式(10〜90点) |
|---|---|---|
| C2 | 79〜80点 | 85〜90点 |
| C1 | 69〜78点 | 76〜84点 |
| B2+ | 63〜68点 | 67〜75点 |
| B2 | 58〜62点 | 59〜66点 |
| B1+ | 53〜57点 | 51〜58点 |
| B1 | 47〜52点 | 43〜50点 |
| A2+ | 41〜46点 | 36〜42点 |
| A2 | 36〜40点 | 30〜35点 |
| A1 | 26〜35点 | 22〜29点 |
たとえば旧形式の50点はB1で、新形式ならB1の43〜50点のあたりに当たります。
旧形式の60点ならB2で、新形式のB2は59〜66点です。
B1の目安ライン
2023年12月時点の公式のスコアのページは、ビジネスの目安として「B1に当たる47点以上」を挙げていました。
新形式になってからの2024年4月時点の同じページでは、同じB1の目安が「43点以上」に変わっています。
B1ラインで見ると、旧形式の47点が、新形式の43点に当たるということです。
読み替えの注意点
この対応表は、各テストのスコア間の相関を保証するものではありません(Versant公式のスコアの見方のページ)。
旧形式と新形式は問題も採点の項目も違うので、読み替えはあくまで目安です。
いまの実力を点数で示したいなら、新形式で受け直すのが確実です。
TOEICの点数との比べ方は、VersantスコアとTOEICの換算表の記事にまとめています。↓


Versant新形式でつまずきやすい点
公式は、新形式が難しくなったとは書いていません。
ただ、構成の変わり方を見ると、旧形式に慣れた人ほどつまずきやすい点が3つあります。
音読がなくなった
旧形式のPart Aは、画面の文章を読み上げる音読でした。
旧形式の音読は、比較的容易な設問タイプとされていました(当時の公式FAQ)。
新形式のPart Aは、音声で聞いた質問に短く答える問題に変わりました。
最初のパートから、聞き取れないと答えられない形です。
聞いて答える問題が増えた
新形式で新しく入った会話に関する質問と文章に関する質問は、どちらも聞き取った内容を答える問題です。
リスニング力が総合点の50%を占めるので、聞き取りの弱さがそのまま点に出ます。
自分の言葉で話す時間が長い
ストーリーリテリングでは、聞いた話を30秒間で自分の言葉に言い換えます(Versant公式のSpeaking and Listeningのページ)。
自由回答も含め、決まった答えのない問題で内容と話し方の両方が採点されます。
新形式のVersantでスコアを最短で上げたい人向けに、受講中にVERSANTを受けて伸びを測れるスクールを受験回数と料金で比べ、Versant対策におすすめのスクールの記事にまとめています。↓


Versant新形式でも変わらないこと
旧形式から変わっていない点もあります。
- 試験時間は約20分
- テストが終わった数分後に結果が見られる
- AIによる自動採点
- スマホアプリで受験できる
- パートはA〜Fの6つ
出典は、旧形式が2023年12月時点の公式サイト、新形式がVersant公式のSpeaking and Listeningのページです。
WritingとPlacementのテストも、いまは10〜90点で採点されます。
Versant新形式についてよくある質問
- Versantの新形式はいつからですか?
-
パイロット版が2023年12月、正式な発売が2024年1月です。
ピアソン・ジャパンが2023年10月31日に発表しました。
- 新形式と旧形式の点数の範囲はどう違いますか?
-
旧形式は20〜80点、新形式は10〜90点です。
新形式はGSEという物差しで1点刻みに表示されます。
- 旧形式の50点は、新形式の何点ですか?
-
公式の1点刻みの換算表はありません。
CEFRで並べると、旧形式の50点はB1で、新形式のB1は43〜50点です。
- 新形式で問題数は変わりましたか?
-
63問から40問に減りました。
試験時間は約20分で変わりません。
- 新形式でなくなったパートはありますか?
-
音読と文の構築がなくなり、会話に関する質問と文章に関する質問が加わりました。
- 旧形式のスコアはいまも使えますか?
-
Versant公式のスコアのページ・よくある質問・利用規約まで確かめましたが、旧形式のスコアの扱いを決めた案内はどこにもありません(出典:Versant公式のよくある質問(スコア)・Versant利用規約)。
提出先が求める形式を確かめ、いまの実力を示したいなら新形式で受け直すのが確実です。
まとめ|Versant新形式は2024年1月から10〜90点
- 新形式は2024年1月から(パイロット版は2023年12月)
- スコアは20〜80点から10〜90点へ
- 問題数は63問から40問へ、試験時間は約20分のまま
- 音読と文の構築がなくなり、聞いて答える問題が増えた
- 旧形式のスコアはCEFRで読み替える(B1の目安は47点→43点)
新形式では、聞いてすぐ英語で答える力がそのまま点になります。
新形式のVersantでスコアを最短で伸ばしたい人は、受験回数や料金で比べたVersant対策におすすめのスクールの記事から、自分に合う1校を選べます。↓


\1日1時間で結果を出す英語コーチング/
入会後30日以内なら全額返金の保証つき
あわせて読みたい関連記事です。
Versantがどんなテストかは、Versantとは?の記事で確かめられます。↓


- Versant English Speaking and Listening Test(アップグレード版)の発売(ピアソン・ジャパンのプレスリリース・共同通信PRワイヤー)
- Speaking and Listeningのテスト内容・受験料(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)
- Versantのスコアとは? スコアの目安について(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)
- 個人向けTOP(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)
- Versantテストの案内(2023年12月時点)(Versant公式サイトの保存版・Internet Archive)
- Versantテストの案内(2024年4月時点)(Versant公式サイトの保存版・Internet Archive)
- スコアの見方(2023年12月時点)(Versant公式サイトの保存版・Internet Archive)
- スコアの見方(2024年4月時点)(Versant公式サイトの保存版・Internet Archive)
- よくある質問(2022年5月時点)(Versant公式サイトの保存版・Internet Archive)
- 従来のスピーキングテストの案内(2024年4月時点)(Versant公式サイトの保存版・Internet Archive)
- Versant by Pearson English Speaking and Listening Test: Test Description and Validation Summary(Pearson)










役立つサイトにするので気軽に感想や口コミの投稿をお願いします!