
えいごろうVersantで43点だったけど、「海外赴任の目安」って聞いたことがある。
これって仕事で通用するレベルなの?CEFRやTOEICだとどのくらい?
Versant 43点は、公式の図で「海外赴任目安ライン」の印が付いた点数です(日経調べ)。
CEFRでは、43〜50点のB1(中級者)のいちばん下の点です。
TOEICで言うと、CEFRでつないだ目安ではL&R合計550〜784点の帯の入り口です。
実際にVersantを3回受けた筆者が、Versant公式サイトの図に加えて、日本経済新聞社とIIBCの公式資料も確かめてまとめました。


この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
英語サービス選びの専門家|英語サービス60社以上を体験/取材
この記事を読めば、自分の43点が仕事で通用するかを公式の言葉で説明できるようになるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
Versant 43点を次も下回らず50点台まで上げたい人は、Versant対策におすすめのスクールを比べた記事も参考にしてください。↓



この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
英語サービス選びの専門家|英語サービス60社以上を体験/取材
Versant 43点はどのレベル?公式の図で見る答え
Versantのスコアは、GSEという物差しで10〜90点の1点刻みで出ます。
Versant公式サイトの図では、43点に「海外赴任目安ライン」の印が付いています。
| 見るもの | Versant 43点の位置 | 出どころ |
|---|---|---|
| 公式の図の目印 | 海外赴任目安ライン | 日経調べ(図の注記) |
| 目印の吹き出し | 英語でビジネスするためにまず必要とされる目安 | Versant公式 |
| CEFR | B1(中級者)=43〜50点の下端 | Versant公式 |
| TOEIC L&R | 550〜784点の帯(CEFRでつないだ目安) | Versant公式×IIBC公式 |
ひとことで言えば、英語で仕事を始めるための最初の線に届いた点数です。
Versant 43点は海外赴任の目安ライン
43点の意味は、公式の図の目印と、国内販売元の日本経済新聞社のページの2か所で確かめられます。
43点に付いた公式の図の目印
Versant公式サイトの図では、43点に「海外赴任目安ライン」という目印があります。
目印の横には、「英語でビジネスするためにまず必要とされる目安」という吹き出しが付いています。
目印があるのは、相関図の左側、43点の目盛りの横(赤枠)です。


この目印には「日経調べ」と注記があり、Versantが決めた合格点ではありません。
調べた時期や、今の形式と旧形式のどちらの点かも、図には書かれていません。
43点を日経の仕事の例に当てる
日本経済新聞社のVersant法人向けページでも、海外赴任目安43点と示されています。
同じページには、点数ごとの仕事の場面の例が載っています。
| 点数 | 仕事の場面の例 |
|---|---|
| 41点 | 電話でアポイントメントを取れる |
| 50点 | 製品やサービスの内容について、短く簡単なマーケティング文章が書ける |
この2つの例に当てはめると、43点は電話のアポ取り(41点)より上で、短い宣伝文(50点)より下の位置です。
43点は59点とは別の線
公式の図には、43点とは別に59点以上の目印もあります。
こちらは「ビジネスで英語が十分に使える上級者」という目印です。
つまり43点は「ビジネスで十分に使える」線ではなく、「まず必要とされる」線です。
43点と59点の意味は取り違えやすいので、人に説明するときは公式の図の文言で確かめてください。
60点前後の点数の意味は、別の記事で扱います。
Versant 43点と40点台のCEFRはA2+とB1
公式の図では、Versantの点数がCEFRの段階と並べて示されています(Versant公式サイトの図)。
40点台のまわりを抜き出すと、次のとおりです。
| Versantの点数 | CEFR | 公式の図の説明(要約) |
|---|---|---|
| 51〜58点 | B1+ 準中上級者 | 身近な話題から知らない話題まで会話をリードできる |
| 43〜50点 | B1 中級者 | 日常的な話題について話し合い、理由や意見を述べられる |
| 36〜42点 | A2+ 準中級者 | 日常的な話題の簡単な会話に参加し、知らない言葉の意味を推測できる |
40点台は、A2+とB1の2つの段階にまたがる点数帯です。
43点の1点下の42点まではA2+
40〜42点は、CEFRのA2+(準中級者)の帯です。
A2+は、日常的な話題についての簡単な会話に参加し、主要な情報を理解して知らない言葉の意味を推測できる段階です(出典:Versant公式サイト「Versant総合スコア(GSE)とCEFRスコアの相関」)。
42点は、海外赴任目安ラインの1点手前です。
43点からはB1の中級者
43点から、CEFRのB1(中級者)に上がります。
B1は、日常的な話題について話し合い、長い文章で基本的な理由や意見を述べることができる段階です。
44〜49点も同じB1の帯で、45点や47点も段階の名前は変わりません。
B1は50点までで、51点からはB1+に上がります。
Versant 43点のB1で英語でできること
43点で入るB1が、英語でどんなことができる段階なのかを、CEFRのもとの説明からもう少し細かく見ておきましょう。
開発元のPearsonの検証レポートには、CEFRの各段階の全体の説明が付録として載っています。
| 場面 | 43点のB1でできること |
|---|---|
| 聞く | 仕事や余暇などの身近な話題なら、はっきりした英語の要点がわかる |
| 旅先 | その言葉が話される地域の旅行中に起こりそうなことの多くに対応できる |
| 話す・書く | 経験や予定を説明し、意見や計画の理由を短く述べられる |
3つとも、身近な話題や決まった場面が前提になっているのが、B1という段階の特徴です。
43点のB1は身近な話の要点がわかる
B1の説明の1つ目は、仕事や学校、余暇などでふだん出会う身近な話題なら、はっきりした標準的な英語の要点がわかる、というものです。
裏を返すと、なじみのない話題や、くずれた話し方の英語はまだ難しい段階とも読めます。
社内の定例会議のように、話題が決まっている場面なら要点をつかめる、というのが43点のイメージです。
43点のB1は旅先の場面をこなせる
2つ目は、その言葉が話されている地域を旅行しているときに起こりそうなことの多くに対応できる、という説明です。
ホテルのチェックインや道をたずねるといった場面を、英語で切り抜けられる段階です。
海外赴任の目安ラインが43点に置かれているのも、現地での暮らしの場面をこなせる段階と重なるからだと読めます。
43点のB1は予定を理由つきで話せる
3つ目は、経験や出来事、夢や希望を説明し、意見や計画の理由を短く述べられる、という説明です。
たとえば、来週の出張の予定と、その理由を短く伝えるようなことが、43点の人に期待される力です。
ただし「短く」という言葉のとおり、長く筋道を立てて説明する力は、この先のB1+やB2で求められます。
Versant 43点はTOEICで何点くらいか
Versantを運営するPearsonは、TOEICとの公式な換算表を出していません(versant.jpで確認)。
そのためTOEICの目安は、公式に出ている数字から読みます。
43点はCEFRでつなぐとTOEIC550点から
IIBCのTOEICとCEFRの対照表では、B1に当たるのはリスニング275点以上・リーディング275点以上です。
Versant 43〜49点はB1なので、CEFRでつないだ目安はTOEIC L&R合計550〜784点の帯です。
40〜42点のA2+は、CEFRのA2(リスニング110点・リーディング115点以上)に当たり、合計の目安は225〜549点の帯になります。
ここでの合計は、2つの技能それぞれの下限の点を当サイトで足し合わせた数字です。
参考までに、日本経済新聞社のVERSANTスコア分析リポートでは、TOEIC700点台の人の総合スコアの平均は42.1点でした(2020年秋・旧形式・TOEICは申告)。
旧形式の点なので今の43点とそのまま比べられませんが、TOEIC700点台の人がこの線の近くにいたことが分かります。
43点はTOEICスピーキング120点から
TOEIC Speaking & Writingを受けた人は、スピーキングの点数と並べると近い目安になります。
IIBCのTOEICとCEFRの対照表でTOEICスピーキングを見ると、120点からがB1、160点からがB2に当たります。
Versant 43点は、TOEICスピーキングで言えば120〜159点の帯の入り口です。
40点台以外の点数とTOEICの対応は、VersantスコアとTOEICの換算表の記事で一覧にしています。↓


Versant 43点を見るときの注意
43点という数字を読むときは、次の3つに気をつけてください。
- 海外赴任目安ラインは日経調べで、調べた時期と新旧どちらの形式かは図に書かれていない
- 2023年までの旧テストは20〜80点で、今の10〜90点の43点とは物差しが違う
- 総合が同じ43点でも、スピーキングとリスニングのどちらが高いかで中身が違う
日本人の平均は総合38点(2018年のピアソン調べ・旧形式)なので、43点は平均より上の点数です。
日本人平均は40点なので、43点はそれより3点上にいます(出典:日本経済新聞社の法人向けページ)。
43点の内訳をサブスコアで読みたい人は、Versantの結果の見方の記事が参考になります。↓


Versant 43点の誤差と42点との境目
43点は、B1の入り口であると同時に、A2+の上端の42点と1点しか違わない点数です。
総合スコアの測定の誤差(SEM)は4.09点です(出典:Pearsonの検証レポート)。
同じ力の人でも、受けるたびに4点前後は上下しうる、という目安の数字です。
| 43点の上下4点 | CEFR |
|---|---|
| 39〜42点 | A2+(準中級者) |
| 43〜47点 | B1(中級者) |
43点から4点ずつ上下に広げると39〜47点になり、下の4点分はA2+に入ります。
そのため、会社から43点以上を求められている人は、1回の43点で安心しきらないほうが安全です。
47点以上が出ていれば、誤差で4点下がっても43点の線は割り込みません。
反対に、次の受験で41点や42点が出ても、それだけで力が落ちたとは限らないということも覚えておいてください。
Versant 43点を下回らず50点に近づく方法
43点の人がまず目指したいのは、誤差があっても43点の線を割り込まない47点前後と、B1の上端の50点です。
Pearsonの公式ガイド(英語)には、パートごとの答え方のコツが載っているので、点になりやすい所から手を付けます。
43点を守るなら復唱の16問から
復唱(Repeat the sentence)は16問と、パートの中でいちばん問題数が多いパートです。
リスニングと話し方の両方の点に入るので、ここが安定すると総合も下がりにくくなります。
公式ガイドは、聞いた文の意味を考えながら、同じリズム・間・抑揚でくり返すよう勧めています。
話し始めは6秒以内で、それを過ぎると次の問題へ進んでしまう点にも気をつけてください。
43点の短い質問は1語でも答える
短い質問に答えるパートは8問あり、1語か短い言葉で答えれば足りるパートです。
公式ガイドのコツでも、長く詳しい答えは求められていません。
43点の人は完ぺきな文で答えようとして黙ってしまいがちなので、聞き取れた答えの単語をまず口に出すことを優先しましょう。
43点の話し方は速さと言い直しに注意
話し方(Manner of Speaking)の点は、英語が得意な人にとって聞き取りやすい話し方かどうかを見る点です。
公式ガイドの定義では、ふつうの会話の速さで、語と語の間に長いためらいや不自然な間を入れずに話せるかどうかも、この点の中身です。
同じガイドのコツには、急ぎすぎず遅すぎないふつうの速さで話すことと、言い直さずにそのまま言い切ることが並んでいます。
コンマやピリオドの位置を間の手がかりにすることや、強く読む語を意識することも、ガイドにあるコツの1つです。
43点の人は1語ずつ区切って読みがちなので、意味のまとまりごとに区切って読む練習をすると、話し方の点も上がりやすくなります。
43点の次は50点の仕事の例を目標にする
50点になると、製品やサービスの内容を短く簡単なマーケティング文章にまとめられます(出典:日本経済新聞社のVersant法人向けページ)。
43点の人なら、自社の商品を英語で3〜4文で紹介できるようにする、といった具体的な練習目標に置きかえられます。
B1の範囲でできることをもっと細かく知りたい人は、ピアソンの無料ツールGSE Teacher ToolkitでGSE 43〜50点のCan-Doを一覧にするのが手軽な方法です。
43点を下回らずに50点台まで点を上げたい人は、受験回数や料金で比べたVersant対策におすすめのスクールの記事から選べます。↓


Versant 43点のよくある質問
- Versantで43点だとどのレベルですか?
-
公式の図では、43〜50点がCEFRのB1(中級者)で、43点はその入り口です。
43点には「海外赴任目安ライン」(日経調べ)の印が付いています。
- Versant 43点で海外赴任できますか?
-
43点は、「英語でビジネスするためにまず必要とされる目安」の線です(出典:Versant公式サイト「Versant総合スコア(GSE)とCEFRスコアの相関」)。
公式の図は目安なので、実際の赴任の条件は勤め先の基準で確かめてください。
- Versantの40点はどのレベルですか?
-
40点はCEFRのA2+(準中級者・36〜42点)です。
日常的な話題の簡単な会話に参加できる段階で、海外赴任目安ラインの43点まであと3点です。
- Versant 45点や47点はどのレベルですか?
-
45点・47点も43点と同じB1(中級者・43〜50点)の帯です。
日常的な話題について話し合い、理由や意見を述べられる段階です。
- Versantの43点はTOEIC何点くらいですか?
-
公式の換算表はありません。
CEFRのB1でつなぐと、TOEIC L&Rはリスニング・リーディングとも275点以上(合計550点〜)の帯が目安です。
- Versant 43点は日本人の平均より上ですか?
-
Versant公式サイトの数字では日本人の平均は38点(2018年・旧形式)、日本経済新聞社の法人向けページの目印では40点です。
どちらと比べても、43点は平均を上回っています。
- Versant 42点と43点では何が違いますか?
-
公式の図では、42点までがA2+(準中級者)、43点からがB1(中級者)です。
ただし総合スコアには約4点の誤差があるので、1点の差で力がはっきり分かれるわけではありません。
- Versant 43点から受け直して下がることはありますか?
-
あります。
Pearsonの検証レポートでは総合スコアの誤差を4.09点としていて、43点の人が39〜42点を取ることも誤差の範囲に入ります。
- Versant 43点でできる仕事の例はありますか?
-
41点で、英語の電話でアポイントメントを取れます(出典:日本経済新聞社 Versant法人向けページ)。
43点はこの例を2点上回る点数です。
- Versant 43点は英語を母語とする人と比べてどのくらいですか?
-
Pearsonの検証レポートでは、英語を母語とする26人の平均が87.48点で、70点を下回った人はいませんでした。
43点とは40点以上の開きがあります。
- Versant 43点の人は何から練習すればいいですか?
-
問題数が16問といちばん多い復唱のパートから始めるのがおすすめです。
リスニングと話し方の両方の点に入るので、総合を安定させやすいパートです。
目的別に何点あればよいかは、Versantのスコアの目安の記事で確かめられます。↓


まとめ|Versant 43点は海外赴任の目安ライン
- Versant 43点は、公式の図の海外赴任目安ライン(日経調べ)
- 吹き出しは「英語でビジネスするためにまず必要とされる目安」
- CEFRではB1(中級者)=43〜50点の入り口で、42点まではA2+
- TOEICはCEFRでつなぐとL&R合計550点からの帯
- 59点以上の「ビジネスで英語が十分に使える上級者」とは別の線
まずは自分のスコアレポートの総合スコアを、43点の線に当ててみてください。
海外赴任目安ラインの43点を安定して越えたい人は、受験回数や料金で比べたVersant対策におすすめのスクールの記事から、自分に合う1校を選べます。↓


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43点を取ったVersantというテストそのものを知りたい人は、Versantとは?の記事もどうぞ。↓


- Versantのスコアとは? スコアの目安について(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)
- スコアでわかる英語力とは?(日本経済新聞社 Versant法人向けページ)
- Versant by Pearson English Speaking and Listening Test Validation Report(Pearson公式資料・PDF・英語)
- TOEIC Program各テストスコアとCEFRとの対照表(IIBC公式サイト・TOEICの実施団体)
- 旧Versant公式サイトのキャンペーン受験レポート(PDF)の保存ページ(Internet Archive)
- Versant by Pearson English Speaking & Listening Test: Official Guide(Pearson公式資料・PDF・英語)
- GSE Teacher Toolkit(Learning Objectives)(Pearson公式ツール・英語)










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