
えいごろうVersant Writingって、どんなテストなの?
何分かかって、いくらで受けられるの?
Versant Writing(Versant by Pearson English Writing Test)は、パソコンで英文をタイプして答える、書く力のテストです。
- 問題は5つのパート・42問(Eメールが2問の版もある)
- 時間は約35分
- 個人で受けるときの料金は4,400円(税込)
- スコアは総合点と5つのスキルが10〜90点で出る
トライズの受講中にVersantを3回受けた筆者が、Versant公式のWritingのページとPearsonの受験者向けガイドを確かめて、Versant Writingの中身をまとめました。


この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
英語サービス選びの専門家|英語サービス60社以上を体験/取材
受ける前に知っておきたいことが一通り分かるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
Versant Writingのスコアを最速で上げたい人は、Versant対策スクールを比べた記事も参考にしてください。↓



この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
英語サービス選びの専門家|英語サービス60社以上を体験/取材
Versant Writingは英文をタイプして答える書く力のテスト
Versant Writingは、仕事で使う英語を正しく・適切に書けるかを測るテストです。
文章や語彙だけでなく、丁寧さなども含めて英語を適切に書く力も測ります(出典:Versant公式のWritingのページ)。
パソコンの画面の指示に従って英文をタイプし、採点はPearsonの技術で自動で行われます(出典:PearsonのWriting受験者向けガイド)。
| 項目 | Versant Writing |
|---|---|
| 答え方 | パソコンで英文をタイプする |
| 問題数 | 42問(5パート) |
| 時間 | 約35分 |
| 受験方法 | ウェブブラウザ/ソフトウェアインストール(スマホアプリは非対応) |
| スコア | 総合点+5つのスキル(10〜90点) |
受験者向けガイドが挙げている、受けるときに必要なものは次のとおりです。
- 受験の案内とTest Identification Number(受験番号)
- パソコン
- 安定したインターネット接続
- 新しいウェブブラウザ、またはWindows用の受験ソフト
- パソコンにつないだスピーカーかヘッドホン
- 最後まで邪魔が入らない静かな部屋
ディクテーションで音声を聞くので、スピーカーかヘッドホンが必要です(出典:PearsonのWriting受験者向けガイド)。
Versantには、話す・聞く力を測るSpeaking and Listening、4技能を測るPlacementもあります。
3つのテストの違いは、Versantとは?の記事で確かめられます。↓


Versant Writingの5つのパート
Versant Writingは、タイピングからEメールまで5つのパートでできています。
| パート | 問題 | 問数 | 診断する力 |
|---|---|---|---|
| A | タイピング | 1問 | タイピングの速度と正確さ |
| B | 空欄補充 | 20問 | 語彙 |
| C | ディクテーション | 16問 | 文法 |
| D | 文章再構成 | 4問 | 文法・読解力 |
| E | Eメール記述 | 1問(版により2問) | 文法・語彙・文章構成・言葉遣いと文体・読解力 |
Eメール記述の問数は、versant.jpでは1問(テストのバージョンによって2問)、Pearsonの受験者向けガイドでは2問です。
各パートは説明の画面と例題から始まるので、何をすればいいかは本番でも確かめられます。
タイピング
Part Aは、画面に出た英文を60秒以内にできるだけ多くタイプする問題です(出典:PearsonのWriting受験者向けガイド)。
タイピングの速さと正確さを見ますが、このパートは総合点には入りません。
公式ガイドのコツは、見えたとおりにタイプすること、綴りと句読点に気を付けることです。
空欄補充
Part Bは、1〜2文の中の空欄に、意味に合う単語を1つだけ入れる問題です(出典:PearsonのWriting受験者向けガイド)。
答える時間は1問25秒で、「語彙」を診断します。
公式サイトの表記は「空欄補助」です。
公式ガイドのコツは、文全体の意味と空欄の前後の語から選ぶこと、綴りと大文字に気を付けることです。
ディクテーション
Part Cは、読み上げられた1文を1回だけ聞いて、一字一句そのままタイプする問題です(出典:PearsonのWriting受験者向けガイド)。
答える時間は1問25秒で、診断するのは「文法」です(出典:Versant公式のWritingのページ)。
話し始めたらすぐ打ち始めてよく、綴り・大文字・句読点に気を付けるのが公式ガイドのコツです。
文章再構成
Part Dは、表示された文章を30秒間読み、消えたあとに自分の言葉で書き直す問題です(出典:PearsonのWriting受験者向けガイド)。
書く時間は90秒で、「文法」と「読解力」を診断します。
文章は丸暗記せず、短い要約にもせず、細かい内容まで入れて書くのが公式ガイドのコツです。
Eメール記述
Part Eは、ある状況の説明を読み、指定された相手に100語以上のEメールを書く問題です(出典:PearsonのWriting受験者向けガイド)。
メールには、指定された3つの論点を全部入れる必要があり、読んで書く時間は9分です。
文法・語彙・文章構成・言葉遣いと文体・読解力の5つを、この1問でまとめて診断します。
くだけた書き方や、「you」を「u」と書くような略語は使わないのが公式ガイドの注意点です。
Versant Writingの時間は約35分
Versant Writingの時間は、全体で約35分です(出典:法人向けのWritingのプラン・価格・PearsonのWriting受験者向けガイド)。
1問ずつ制限時間が決まっていて、画面の隅のタイマーで残り時間が分かります。
| パート | 1問の制限時間 |
|---|---|
| A タイピング | 60秒 |
| B 空欄補充 | 25秒 |
| C ディクテーション | 25秒 |
| D 文章再構成 | 読む30秒+書く90秒 |
| E Eメール記述 | 読んで書く9分 |
答えが途中でも時間が来ると保存されてそのまま採点され、前の問題には戻れません(出典:PearsonのWriting受験者向けガイド)。
早く書き終えたら、見直してから「Next」で次の問題へ進めます。
Speaking and Listeningは約20分、Placementは約50分と、テストによって時間は違います。
Versant Writingの料金と申し込み先
Versant Writingを個人で受けるときの料金は、4,400円(税込)です(出典:Versant公式の個人向けページ)。
| 申し込み | 料金 | 税込・税抜 |
|---|---|---|
| 個人 | 4,400円 | 税込(税抜4,000円) |
| 法人 | 4,000円 | 税別 |
個人で受けるときは、公式サイトの個人向けページから販売代理店を選んで申し込みます。
個人向けページに載っている代理店のうち、Writingを申し込めるのは1社で、支払い方法はPayPay・クレジットカード・銀行振込みです。
もう1社はSpeaking and Listeningだけを扱っています。
Writingはパソコンでの受験で、スマホアプリでは受けられません(出典:Versant公式の受験方法のページ)。
法人向けには、受験番号(TIN)をまとめて申し込むプランがあります。
書く力に加えて話す・聞く・読む力もまとめて測りたい人向けに、4技能のPlacement(個人7,700円)もあります。
Versant Writingの受け方と当日の流れ
Versant Writingは、受験ID(TIN)を買ってから結果を見るまで、パソコン1台で進めるテストです。
個人で受けるときの流れは、次の6つです。
個人は、Versant公式の個人向けページに載っている販売代理店のうち、englishbooks.jpで受験IDを買います(出典:Versant公式の個人向けページ)。
もう1つの代理店のキャリタスで買えるのはSpeaking and Listeningだけで、Writingは扱っていません。
購入すると、Versantの受験ID(TIN)が届きます。
テストを始めるときに、このTINを画面に入力します。
新しいウェブブラウザかWindows用の受験ソフト、スピーカーかヘッドホン、安定したネット回線をそろえます。
最後まで邪魔が入らない、静かな部屋を選ぶのが公式の条件です。
問題が始まると、試験官の声がテストを案内し、答え方を説明してくれます。
各パートの初めには、説明の画面と例題が出ます。
本番の画面には、今どこまで進んだかが分かる表示があります。
| 画面の表示 | 分かること |
|---|---|
| 画面の隅のタイマー | その問題の残り時間 |
| 問題数の表示 | パートの中で何問目か |
| Word Count | Eメールで書いた語数 |
| ビープ音 | そのパートが終わったこと |
Eメール記述では、Word Countで100語に届いたかを確かめながら書ける仕組みです。
受験を管理する担当者から、遠隔で監視するシステムで受けるよう求められることもあり、その場合は事前に知らされます(出典:PearsonのWriting受験者向けガイド)。
Versant Writingのスコアの見方
Versant Writingのスコアは、総合点と5つのスキルが、すべて10〜90点で出ます(出典:Versant公式のWritingのページ)。
| スコア | 見ている力 |
|---|---|
| 総合点(Overall) | 英文を理解し、正確で適切な文章を実用的な速さで書く力 |
| 文法(Grammar) | いろいろな文の形を正しく使えるか |
| 語彙(Vocabulary) | 話題・目的・相手に合った語を使えるか |
| 文章構成(Organization) | 考えを分かりやすい順に並べ、要点を示せるか |
| 言葉遣いと文体(Voice and Tone) | 相手に合った丁寧さ・文体で書けるか |
| 読解力(Reading Comprehension) | 読んだ英文の意味をつかみ、適切に返せるか |
総合点は、5つのスキルの点数を重み付けして組み合わせたものです(出典:PearsonのWriting受験者向けガイド)。
スキルごとに点数が出るので、どこが弱いかを見つけやすいのが特徴です。
タイピングの速さ(1分あたりの語数)と正確さは、別の指標として出ます。
有効なスコアを出すには、1分に12語より速く、正確さ90%以上でタイプする必要があります(出典:PearsonのWriting受験者向けガイド)。
結果は、テストが終わってから数分後に見られます(出典:Versant公式のWritingのページ)。
ただし、サーバーや通信の状況によっては、数時間かかることもあります。
スコアは、CEFRに準拠した指標GSE(Global Scale of English)で表示されます。
スコアが出るまでの流れとスコアレポートの見方は、Versantの結果はいつわかる?の記事で解説しています。↓


Versant Writingの対策は公式の練習問題から
Versant Writingの対策は、まず問題の形式と時間に慣れることから始められます。
受験者向けガイドを読むことに加えて、無料のオンラインのサンプルテストも試しておきましょう(出典:PearsonのWriting受験者向けガイド)。
公式で使える練習の手段
Versant Writingのために公式が用意している練習の手段は、次の3つです。
| 練習の手段 | 中身 | 料金 |
|---|---|---|
| 受験者向けガイド | 5パートの説明・コツ・練習問題 | 無料 |
| サンプルテスト | オンラインで問題の形式を試せる | 無料 |
| Practice Test | 採点つきで今の力を確かめられる | 有料 |
Versant公式のWritingのページにもサンプルテストがあり、画面の一部のデザインや操作は本番と違います。
Practice Testの料金や買い方は、受験者向けガイドには載っていません。
タイピングの速さを先に測る
有効なスコアを出すには、1分に12語より速く、正確さ90%以上でタイプする力が必要です。
受験者向けガイドには、60秒でどこまで正確に打てるかを試す練習用の英文が載っています。
60秒で打てた語数が、そのまま1分あたりの語数になる数え方です。
Eメール記述を時間を計って書く
受験者向けガイドには、Eメール記述の練習問題が1つ載っています。
- 会社のパソコンを、安い国内の会社ではなく海外の会社から買った
- 上司のWatsonさんが、なぜ高いほうを選んだのか知りたがっている
- 理由を3つ挙げて、WatsonさんにEメールを書く
- 理由は「顧客サービス」「保証」「品ぞろえ」の3つのテーマから出す
3つのテーマをすべて入れ、それぞれの理由を支える内容まで書くよう指示されています。
本番と同じ9分・100語以上の条件で書くと、時間の足りなさや語数の感覚を先に確かめられます。
スコアを見て次の練習を決める
受けたあとのスコアレポートには、次に向けて伸ばすためのヒントも載ります(出典:PearsonのWriting受験者向けガイド)。
5つのスキルごとに点数が出るので、低かったスキルに合うパートから練習し直す形です。
ただ、自分で書いた英文は、どこを直せば点が上がるのかを自分では見つけにくいのが悩みどころです。
Versant Writingのスコアを最短で伸ばしたい人は、Versant対策スクールを比べた記事も参考にしてください。↓


Versant Writingについてよくある質問
- Versant Writingはスマホで受けられますか?
-
受けられません。
Writingはウェブブラウザかソフトウェアインストールで、パソコンを使って受けます。
スマホアプリで受けられるのはSpeaking and Listeningだけです。
- Versant Writingは何問ですか?
-
Versant公式のWritingのページでは42問です。
Eメール記述はテストのバージョンによって2問になる場合があります。
- Versant Writingで前の問題に戻れますか?
-
戻れません。
Pearsonの受験者向けガイドでは、先へ進むことしかできず、時間が来るとそこまでの答えが保存されて採点されます。
- Versant Writingにスピーキングの問題はありますか?
-
ありません。
答えはすべてタイプで入力します。
ただし、ディクテーションで音声を聞くので、スピーカーかヘッドホンが必要です。
- Versant Writingの結果はいつ分かりますか?
-
テストが終わってから数分後に見られます。
サーバーや通信の状況によっては数時間かかることもあります。
- Versant Writingに練習問題はありますか?
-
あります。
Pearsonの受験者向けガイドに各パートの練習問題が載っていて、Versant公式のWritingのページではサンプルテストも試せます。
- Versant Writingはタイピングが遅くても受けられますか?
-
受けられますが、有効なスコアには条件があります。
1分に12語より速く、正確さ90%以上でタイプできることが条件です(出典:PearsonのWriting受験者向けガイド)。
- Versant WritingとSpeaking and Listeningの違いは?
-
Writingは約35分・4,400円(税込)でパソコンだけ、Speaking and Listeningは約20分・6,600円(税込)でスマホアプリでも受けられます。
Writingは書く力、Speaking and Listeningは話す力と聞く力を測ります。
- Versant Writingは家で受けられますか?
-
パソコンとネット回線、静かな部屋があれば、オンラインで受けられます。
担当者から遠隔で監視するシステムでの受験を求められる場合は、事前に知らされます。
まとめ|Versant Writingは書く力を5つに分けて測る
- パソコンで英文をタイプして答えるテスト
- 5パート・42問・約35分
- 個人は4,400円(税込)で、販売代理店から申し込む
- 総合点と5つのスキルが10〜90点で出る
- タイピングの速さと正確さは総合点とは別に出る
Versant Writingは、文法・語彙・文章構成・言葉遣い・読解力のどこが弱いかがスコアで分かるテストです。
一方で、英語を話す力は、このテストでは測れません。
Versant Writingの点数を上げたい人は、受験回数や料金で比べたVersant対策スクールの記事から、自分に合う1校を選べます。↓


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あわせて読みたい関連記事です。
Versantの3つのテストのパートと問題形式は、Versantのテスト内容の記事で全部見られます。↓


受験にかかる時間の内訳は、Versantの試験時間の記事で比べられます。↓


Versantの3つのテストの違いは、Versantとは?の記事で確かめられます。↓


- Writingのテスト内容・受験料(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)
- Versant by Pearson English Writing Test Official Guide for Test-Takers(Pearson公式の受験者ガイド・PDF)
- 受験方法(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)
- プラン・価格(Writing)(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)
- 個人向けTOP(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)










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