
えいごろうVersantで50点だったけど、これってどのくらいのレベル?
CEFRやTOEICで言うと、どこに当たるのかも知りたい!
Versant 50点は、公式の図でCEFRのB1(中級者)に当たります。
B1は43〜50点なので、50点はB1のいちばん上の点です。
TOEICで言うと、CEFRでつないだ目安ではL&R合計550〜784点の帯です。
実際にVersantを3回受けた筆者が、Versant公式サイトの図とTOEICを運営するIIBCの公式資料を確かめてまとめました。


この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
英語サービス選びの専門家|英語サービス60社以上を体験/取材
この記事を読めば、自分の50点がCEFRとTOEICのどこに当たるかを公式の数字で説明できるようになるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
Versant 50点から最速で点を上げたい人は、Versant対策におすすめのスクールを比べた記事も参考にしてください。↓



この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
英語サービス選びの専門家|英語サービス60社以上を体験/取材
Versant 50点はどのレベル?公式の図で見る答え
Versantのスコアは、GSEという物差しで10〜90点の1点刻みで出ます。
Versant公式サイトの図では、50点はCEFRのB1「中級者」の帯に入っています。
| 見るもの | Versant 50点の位置 | 出どころ |
|---|---|---|
| CEFR | B1(中級者)=43〜50点の上端 | Versant公式 |
| 公式の図の説明 | 日常的な話題について話し合い、理由や意見を述べられる | Versant公式 |
| TOEIC L&R | 550〜784点の帯(CEFRでつないだ目安) | Versant公式×IIBC公式 |
| 公式の図の目印 | TOEIC900点台の平均52点のすぐ下 | 日経調べ(図の注記) |
ひとことで言えば、日常の話題なら英語でやり取りできる中級者の点数です。
Versant 50点はCEFRのB1
Versantの点数は、CEFRの段階と対応しています(出典:Versant公式サイトの図)。
50点のまわりを抜き出すと、次のとおりです。
| Versantの点数 | CEFR | 公式の図の説明(要約) |
|---|---|---|
| 59〜66点 | B2 中上級者 | 広い話題について詳しく説明し、ある程度流暢に話せる |
| 51〜58点 | B1+ 準中上級者 | 身近な話題から知らない話題まで会話をリードできる |
| 43〜50点 | B1 中級者 | 日常的な話題について話し合い、理由や意見を述べられる |
CEFR全体とVersantの対応は、A1未満からC2まで10の段階に分かれています。
50点のB1でできること
B1は、日常的な話題について話し合い、長い文章で基本的な理由や意見を述べることができる段階です(出典:Versant公式サイトの図)。
たとえば、仕事の予定や身近な出来事について、理由をつけて話せるレベルです。
一方で、会話をリードしたり、知らない話題まで広げたりする力は、次のB1+の段階で求められる力です。
なお、公式の図で43点には「海外赴任目安ライン」(日経調べ)の印があり、50点はこの線を7点上回っています。
50点の1点上からB1+
50点はB1の上端なので、あと1点の51点からB1+(準中上級者)に上がります。
B1+は、身近な話題から知らない話題まで、会話をリードし、続け、広げられる段階です。
50点と51点は1点差ですが、公式の図の上では段階の名前が変わります。
50点台の上端59点からB2
50点台のいちばん上の59点は、B2(中上級者)の入り口です。
公式の図では、59点以上に「ビジネスで英語が十分に使える上級者」という目印があります。
つまり50点台は、B1・B1+・B2の3つの段階にまたがる点数帯です。
Versant 50点で仕事でできること
CEFRの説明だけでは、50点で仕事のどんな場面をこなせるのかが見えにくいかもしれません。
Versantを日本で運営する日本経済新聞社と、開発元のピアソンの資料には、50点ちょうどの例が2つ載っています。
50点は営業の短い文章
50点でできる仕事の例は、営業の場面です(出典:日本経済新聞社のVersant法人向けページ)。
製品やサービスの内容について、短く簡単なマーケティング文章が書けるという力です。
同じページの例では、41点が「電話でアポイントメントを取れる」、62点が「短く簡単なビジネスレポートが書ける」です。
50点は、電話の取り次ぎより一歩進み、自社の商品を英語で短く紹介できる位置と読めます。
50点は会議で予定を話す
Versant公式サイトで配られているスコア活用BOOKには、学習目標の決め方の例が載っています。
その例の1つが、「会議で計画や意図について話す」ためにGSE 50(B1)を目標にする決め方です。
つまり50点は、会議で自分の予定や、これからやろうとしていることを英語で伝えられる目安の点です。
議論をまとめたり、相手の反対に応じたりする力は、この先のB1+やB2で求められる力になります。
Versant 50点はTOEICで何点くらいか
Versantを運営するPearsonは、TOEICとの公式な換算表を出していません。
そのためTOEICの目安は、公式に出ている2つの数字から読みます。
50点はTOEIC550〜784点の帯
IIBCのTOEICとCEFRの対照表では、B1に当たるのはリスニング275点以上・リーディング275点以上です。
B2の線はリスニング400点・リーディング385点なので、B1の帯は合計で見ると550〜784点に当たります。
Versant 50点はB1なので、CEFRでつないだ目安はTOEIC L&R合計550〜784点の帯です。
合計点は、リスニングとリーディングの最低点を足した当サイトの計算です。
50点とTOEIC900点台の平均
もう1つの数字は、Versant公式サイトの図にある「TOEIC900点台の平均スコア 52」という目印です。
この目印には「日経調べ」と注記があり、調べた時期や新旧どちらの形式かは図に書かれていません。
TOEIC900点台の人でも、Versantの平均は50点台前半ということです。
CEFRでつないだ目安(550〜784点)と比べると、同じ50点前後でもTOEICの点はかなり幅があると分かります。
TOEIC L&Rは聞く・読むの2技能を、Versantは話す・聞くの力を測るテストで、測っている力がそもそも同じではありません。
50点はスピーキング120点から
TOEIC Speaking & Writingを受けた人は、スピーキングの点数と並べると近い目安になります。
IIBCのTOEICとCEFRの対照表では、B1に当たるのはスピーキング120点以上、B2は160点以上です。
Versant 50点は、TOEICスピーキングで言えば120〜159点の帯です。
TOEICのほかの点数帯との対応は、VersantスコアとTOEICの換算表の記事にまとめています。↓


Versant 50点を見るときの注意
50点という数字を読むときは、次の3つに気をつけてください。
- 2023年までの旧テストは20〜80点で、今の10〜90点の50点とは物差しが違う
- 総合が同じ50点でも、スピーキングとリスニングのどちらが高いかで中身が違う
- TOEICとの対応は、どちらも公式の換算ではなく目安
旧テストで50点だった人は、20〜80点の物差しでの50点なので、今の50点と同じ位置には置けません。
この記事の50点は、2024年1月からの今のテスト(10〜90点)の点として読んでください。
TOEICとの対応も、CEFRを通したり日経調べの目印を使ったりした目安で、開発元のPearsonが出した換算ではない点に気をつけてください。
総合スコアとサブスコアの読み方は、Versantの結果の見方の記事で解説しています。↓
43点・60点・20点台など、ほかの点数帯のレベルは、それぞれ別の記事で扱います。
Versant 50点のサブスコアの見方
総合が同じ50点でも、サブスコアの並び方で、次に伸ばす力は変わります。
Speaking and Listeningの総合は、スピーキング50%とリスニング50%で出ています(Versant公式サイトのテスト内容)。
スコアレポートでは、スピーキング・リスニング・話し方のサブスコアも、同じ10〜90点で並びます。
| パート | 問題数 | 測る力 |
|---|---|---|
| 質問 | 8問 | リスニング |
| 復唱 | 16問 | リスニング・話し方 |
| 会話に関する質問 | 6問 | リスニング |
| 文章に関する質問 | 6問 | リスニング |
| ストーリーリテリング | 2問 | リスニング・内容・話し方 |
| 自由回答 | 2問 | 内容・話し方 |
50点でリスニングが低いとき
リスニングは、質問・復唱・会話と文章に関する質問・リテリングの5つのパートで測られます。
とくに質問と、会話・文章に関する質問の合わせて20問は、聞き取れないと答えようがないパートです。
リスニングのサブスコアが50点を下回っているなら、まずは聞き取りから手を付けると、総合の半分に関わってきます。
50点でスピーキングが低いとき
スピーキングは、何を言ったか(内容)と、どう言ったか(話し方)の両方で採点されます。
中身を問われるのはリテリングと自由回答の合わせて4問だけなので、1問ごとの重みが大きいパートです。
話が途中で止まらないよう、答えの型を決めて練習しておくと、スピーキングの点が安定します。
50点で話し方が低いとき
話し方のスコアは、英語を母語とする人が聞いたときの分かりやすさの評価です(出典:日本経済新聞社のVersant法人向けページ)。
一般的な発音に近いか、ふつうの会話のテンポで話せるかが見られる点です。
話し方の点を守るコツは、急ぎすぎず遅すぎないふつうの速さで話し、途中で言い直さないことです(出典:Pearsonの公式ガイド)。
丁寧に話そうとして間が空きすぎていないかを、自分の答えを録音して聞き返すと確かめやすくなります。
Versant 50点は誤差を入れるとB1とB1+の境目
50点をもう1つの角度から見ると、B1とB1+のちょうど境目にいる点数です。
総合スコアの測定の誤差(SEM)は4.09点です(出典:開発元のPearsonの検証レポート)。
同じ力の人が受け直しても、このくらいは点が動きうるという目安です。
| 50点から見た範囲 | CEFR |
|---|---|
| 46〜50点 | B1(中級者) |
| 51〜54点 | B1+(準中上級者) |
50点から上下に4点ずつ見ると、46〜54点になり、B1とB1+の2つの段階にまたがります。
そのため、次の受験で51点以上が出ても、1回だけでB1+に上がったとは言い切れません。
反対に、次が48点でも、力が落ちたとは限らないということです。
2回以上続けて51点以上が出たら、B1+に上がったと見てよい目安になります。
受け直すまでの間に何を練習するかは、次のB1+の目標の探し方から決められます。
Versant 50点から51点のB1+を目指す方法
50点からは、あと1点でB1+(51〜58点)に入ります。
ただ、1点を上げる練習というものはないので、B1+で何ができるようになるかを先に確かめるのが近道です。
50点の次の目標をToolkitで探す
B1+のCan-Doは、ピアソンの無料ツールGSE Teacher Toolkitで一覧にできます。
仕事で英語を使うなら、Professional Learnersを選びます。
スライダーのCEFRの表示でB1+を押すと、GSEの51〜58点の範囲に合わせられます。
会議・交渉・電話などの場面や、職務(Job Role)で絞ると、自分の仕事に近いCan-Doだけが残ります。
Toolkitの画面では、左の赤枠「Choose Learner」でProfessional Learnersを選び、右の赤枠「B1+」を押します。


表示は英語だけですが、ブラウザの翻訳機能を使えば日本語で読めるので、50点の英語力でも中身をつかめます。
50点とB1+の仕事の目安
スコア活用BOOKには、カスタマーサービス担当の職務で出たCan-DoをCEFRの段階ごとに数える例が載っています。
その例ではB1+の項目が23件といちばん多いので、この職務の目標レベルはB1+です。
職種ごとの目安は、PearsonのGSE Job Profilesでも確かめられます。
50点の人にとってB1+は、顧客対応のような仕事で求められる段階の入り口ということです。
50点から最短でB1+に届きたい人は、受験回数や料金で比べたVersant対策におすすめのスクールの記事から選べます。↓
Versant 50点のよくある質問
- Versantで50点だとどのレベルですか?
-
公式の図では、43〜50点がCEFRのB1(中級者)に当たります。
50点はB1のいちばん上の点で、日常的な話題について話し合い、理由や意見を述べられる段階です。
- Versantの52点だとどんなことができますか?
-
51〜58点はB1+(準中上級者)で、身近な話題から知らない話題まで会話をリードし、続けられる段階です。
52点は、公式の図にあるTOEIC900点台の平均スコア(日経調べ)の目印でもあります。
- Versant 55点はTOEIC何点くらいですか?
-
55点はCEFRのB1+で、B1の帯に当たるTOEIC L&Rは、リスニング・リーディングとも275点以上(合計550点〜)です。
ただし公式の換算表は無く、あくまで目安です。
- Versant 59点はどのレベルですか?
-
59点はCEFRのB2(中上級者)の入り口です。
59点以上は「ビジネスで英語が十分に使える上級者」の目安です。
- 日本人のVersantの平均点はいくつですか?
-
公式が出している数字は総合38点です。
2018年のピアソン調べで、旧形式(20〜80点)の点数です。
- Versant 50点はWritingテストでも同じレベルですか?
-
Writingテストも、同じGSEの10〜90点でCEFRに準拠しています。
ただしWritingは書く力を測るので、Speaking and Listeningの50点と同じ力があるとは言えません。
- Versant 50点から受け直すと点は上がりますか?
-
力が変わっていなくても、総合スコアには約4点の誤差があります。
1回で上がった下がったと決めず、2回以上の点の流れで見てください。
- Versant 50点で海外赴任はできますか?
-
公式の図では、43点に「海外赴任目安ライン」(日経調べ)の印があります。
50点はこの線を上回っていますが、会社ごとに求める点は違うので、勤め先の基準を確かめてください。
- Versant 50点はすごいですか?
-
TOEIC900点台の人の平均は52点(日経調べ)です。
50点はその2点下で、海外赴任の目安ライン(43点)は上回っている点数です。
- Versant 50点はスピーキングとリスニングのどちらが足りませんか?
-
総合の点だけでは分かりません。
スコアレポートのサブスコアを並べて、50点より低いほうから手を付けてください。
- Versantの50点と51点では何が違いますか?
-
公式の図では、50点がB1(中級者)のいちばん上、51点からがB1+(準中上級者)です。
ただし総合スコアには約4点の誤差があるので、1点の差だけで力が大きく違うとは言えません。
- Versant 50点は就職や転職で使えますか?
-
GSEの点は、人事採用や配属、社員の育成に使えます(出典:日本経済新聞社のVersant法人向けページ)。
何点を求めるかは会社ごとに違うので、応募先の基準を確かめてください。
自分に必要な点数の目安は、Versantのスコアの目安の記事で目的別にまとめています。↓
まとめ|Versant 50点はB1の中級者
- Versant 50点は、CEFRのB1(中級者)=43〜50点の上端
- 日常的な話題について話し合い、理由や意見を述べられる段階
- 51点からB1+、59点からB2に上がる
- TOEICはCEFRでつなぐとL&R合計550〜784点の帯
- 公式の図では、TOEIC900点台の平均が52点(日経調べ)
まずは自分のスコアレポートの総合スコアを、51点と59点の2本の線に当ててみてください。
50点の次のB1+やB2まで上がりたい人は、受験回数や料金で比べたVersant対策におすすめのスクールの記事から、自分に合う1校を選べます。↓
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Versantがどんなテストかを確かめたい人は、Versantとは?の記事もどうぞ。↓
- Versantのスコアとは? スコアの目安について(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)
- スコアでわかる英語力とは?(日本経済新聞社 Versant法人向けページ)
- GSE Teacher Toolkit 活用ガイド(スコア活用BOOK)(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営・PDF)
- TOEIC Program各テストスコアとCEFRとの対照表(IIBC公式サイト・TOEICの実施団体)
- Speaking and Listeningのテスト内容・受験料(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)
- Versant by Pearson English Speaking and Listening Test Validation Report(Pearson公式資料・PDF・英語)
- GSE Teacher Toolkit(Learning Objectives)(Pearson公式ツール・英語)
- GSE Job Profiles(Pearson公式サイト)










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