
えいごろうVersantのスコアって何点満点なの?
総合スコアとサブスコアが、どうやって決まっているのかも知りたい!
Versantのスコアは、GSEという物差しで10〜90点・1点刻みで出ます。
テストが終わると、総合スコア1つと、技能ごとのサブスコアが返ってきます。
総合スコアもサブスコアも、同じ10〜90点の物差しです。
トライズの受講中にVersantを3回受けた筆者が、Versant公式サイトのスコアの見方とPearson公式の受験者向けガイドを確かめて、Versantのスコアの仕組みをまとめました。


この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
英語サービス選びの専門家|英語サービス60社以上を体験/取材
この記事を読めば、自分のスコアレポートの数字が何を意味しているかが分かります。
Versantのスコアを最速で上げたい人は、Versant対策スクールを比べた記事も参考にしてください。↓



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Versantのスコアとは|10〜90点の総合スコアとサブスコア
Versantのスコアは、GSE(Global Scale of English)というピアソンの物差しで表示されます。
点数の幅は10点から90点で、1点刻みです(Versant公式サイトのスコアの見方)。
返ってくる点数は、テストの種類によって少し違います。
| テスト | 総合スコア | サブスコア | 点数の幅 |
|---|---|---|---|
| Speaking and Listening | あり | スピーキング・リスニング | 10〜90点 |
| Writing | あり | 5つのスキル | 10〜90点 |
| Placement(4-skills) | あり | 4つのスキル | 10〜90点 |
どのテストも、総合スコアとサブスコアが同じ10〜90点で並ぶ作りです。
ふつう「Versantのスコア」と言うと、話す・聞く力を測る Speaking and Listening の点数を指すことが多いです。
何点ならどのくらいのレベルかは、Versantのスコアの目安の記事にまとめています。↓


Versantのスコアの範囲と表示のしかた
ここでは、点数の幅と刻み方を見ていきます。
最低10点・最高90点
総合点とサブスコアは、すべて10点から90点のGSEスコアで採点されます(Versant公式サイト)。
つまり満点は90点、最低は10点です。
0点や100点という点数はありません。
1点刻みのGSEで表示
GSEは、英語力の国際基準であるCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に準拠した物差しです。
CEFRはA1〜C2の6段階ですが、GSEはそれをもっと細かく分けています。
そのため、1点の伸びまで学習の進み具合として追えるのが特徴です。
総合もサブスコアも同じ物差し
総合スコアとサブスコアは、どちらも同じGSEの10〜90点で表示されます。
同じ物差しなので、サブスコア同士を並べれば、どの技能が弱いかがそのまま読めます。
なお、2023年までの旧テストは20〜80点で表示されていました(2023年12月時点の公式FAQ)。
2024年1月に Speaking and Listening Test へ刷新され、GSEでの表示に変わっています(ピアソン・ジャパンの発表)。
物差しが違うので、昔の点と今の点はそのまま並べて比べないようにしましょう。
Versantの総合スコアの決まり方
Speaking and Listening の総合スコアは、スピーキング力50%とリスニング力50%で算出されます(Versant公式サイト)。
40問の答えから、この2つの力を採点して総合を出す仕組みです。
スピーキング力
スピーキング力は、何を言ったか(内容)とどう言ったか(話し方)の2つで採点されます。
話し方の点は、流暢さ・発音・話の分かりやすさを合わせたものです。
正しい内容でも、つかえたり聞き取りにくかったりすると、話し方の点で差がつきます。
リスニング力
リスニング力は、聞いた英語をどれだけ理解できたかの点です。
日常や職場で話される速さの英語から、細かい情報と要点をつかめるかが問われます(Pearson公式ガイド)。
40問のうち、Part A〜Eの5つのパートがリスニング力を測っています。
話し方
採点項目には、総合・スピーキング・リスニングに加えて、話し方(Manner of Speaking)も入っています(Pearson公式ガイド)。
話し方は、英語話者にとって聞き取りやすい話し方かどうかを見ています。
内容の正しさではなく、どう言ったかだけを見ているのがポイントです。
どのパートがどの力に効くかは、次のとおりです。
| パート | 問題 | 問数 | 測る力 |
|---|---|---|---|
| A | 質問 | 8問 | リスニング |
| B | 復唱 | 16問 | リスニング・スピーキング(話し方) |
| C | 会話に関する質問 | 6問 | リスニング |
| D | 文章に関する質問 | 6問 | リスニング |
| E | ストーリーリテリング | 2問 | リスニング・スピーキング(内容・話し方) |
| F | 自由回答 | 2問 | スピーキング(内容・話し方) |
問数がいちばん多いPart B(復唱)は、リスニングと話し方の両方に効くパートです。
Versantのスコアはテストごとに内訳が違う
Versantには3種類のテストがあり、サブスコアの中身がそれぞれ違います。
話す・聞くテスト
Speaking and Listening Testは、約20分・40問で、話す力と聞く力を測るテストです。
返ってくるのは総合スコア+スピーキング+リスニングです。
書くテスト(Writing)
Writing Testは、英文をタイプして答えるテストで、書く力を測ります。
返ってくるのは総合スコア+5つのスキルです。
5つのスキルは、文法(Grammar)・語彙(Vocabulary)・文章構成(Organization)・言葉遣いと文体(Voice and Tone)・読解(Reading Comprehension)です(Pearson公式ガイド)。
最初のタイピングの問題は、採点されません(Pearson公式ガイド)。
4技能テスト(Placement)
Placement Testは、約50分で、読む・書く・聞く・話すの4技能をまとめて測るテストです。
返ってくるのは総合スコア+4つのスキルで、こちらもGSEで表示されます。
会社や学校からテストを指定されたら、どのテストのスコアを求められているかを先に確かめておきましょう。
Versantのスコアの採点のされ方
Versantのスコアは、人ではなく自動採点のシステムが付けています。
自動採点で付く
採点には、ピアソンが開発した音声認識の技術が使われています(Versant公式サイトのよくある質問)。
英語学習者の音声をもとにしたモデルと、ネイティブスピーカーのモデルの2つを使って採点する仕組みです。
単に正しいか正しくないかではなく、ネイティブが許容できる範囲とどれだけ違うかという度合いで点が付きます。
自動採点には、採点者による偏りが無い・結果が早く出るといった利点があります。
途中までの答えも採点
時間内に答え終わらなかった答えも、そこまでで採点されます。
If you do not complete an answer in the allowed time, your partial response will be saved and scored as it is.
(訳)時間内に答え終わらなかった場合も、途中までの答えが保存され、そのまま採点されます。
引用:Pearson|English Speaking and Listening Test Official Guide for Test-Takers 2024
黙ってしまうより、分かるところまででも声に出したほうが点になるということです。
採点不可になる場合
回答の音声によっては、スコアが出ずに「採点不可」(Not Scored)と表示されることがあります。
採点不可になる主な原因は、次のとおりです。
- 回答の音声が少ない
- 沈黙が多い
- ネット回線の問題(Web受験)
- ヘッドセットの接続の問題などで声が録れていない
スマホで受けた場合は「Unscorable」と表示されます(Versant公式サイトのよくある質問)。
個人で買った人は、販売元へ問い合わせます。
Versantのスコアの信頼性と誤差
Versantのスコアがどのくらい当てになるかは、Pearsonの技術資料に数字で載っています(出典:Pearsonの技術資料(Speaking and Listening・2024年版))。
| 指標 | 何を表すか | 総合スコアの値 |
|---|---|---|
| 測定誤差(SEM) | 点数に含まれるぶれの大きさ | 4.09点 |
| 信頼性(折半法) | 同じ人が受け直しても近い点になるか | 0.96 |
| 機械と人の採点の相関 | 自動採点が人の採点とどれだけ一致するか | 0.96 |
信頼性と相関は、1に近いほど一致が強いことを表す数字です。
機械と人の採点の比較は、260人分の回答を使って行われています。
サブスコアごとの信頼性
| スコア | 信頼性(機械採点) | 機械と人の採点の相関 |
|---|---|---|
| 総合 | 0.96 | 0.96 |
| スピーキング | 0.90 | 0.88 |
| リスニング | 0.92 | 0.98 |
| 話し方 | 0.95 | 0.85 |
どのスコアも0.85以上で、自動採点の点は人の採点とよく一致しています。
数点の差は誤差に入ることもある
一方で、総合スコアには4.09点の測定誤差があります。
前回と比べて1〜2点しか動いていないときは、実力が変わらなくても起こりうる幅の中です。
伸びたかどうかは、総合スコアだけでなく、サブスコアの動きもあわせて見ると判断しやすくなります。
Versantのスコアが表す英語力
GSEはCEFRに準拠しているので、点数をCEFRの段階に当てはめて読めます。
たとえば43〜50点はB1、59〜66点はB2にあたります(出典:Versant公式サイトのスコアの見方)。
さらにGSEには、点数ごとに「英語で何ができるか(Can-Do)」が決められています。
スコアレポートの数字は、ただの順位ではなく、英語でできることの段階を表しているわけです。
同じ50点でも、スピーキングとリスニングのどちらで取った点かによって、できることの中身は変わります。
点数別の目安や、何点から仕事で通用するかは、Versantのスコアの目安の記事で詳しく解説しています。↓


Versantのスコアの読み方の例
ここまでの仕組みを使って、Speaking and Listening のスコアの読み方を例で見てみます。
数字は説明のための架空の例です。
| 項目 | 例1 | 例2 |
|---|---|---|
| 総合スコア | 50点 | 50点 |
| スピーキング | 45点 | 55点 |
| リスニング | 55点 | 45点 |
2つの例は総合スコアが同じ50点でも、弱い技能が逆です。
総合スコアで段階を見る
まず総合スコアで、自分がCEFRのどの段階にいるかを確かめます。
例1も例2も総合は50点なので、B1の帯に入ります(出典:Versant公式サイトのスコアの見方)。
サブスコアで弱点を見る
次に、スコアレポートの赤枠の棒グラフで、スピーキングとリスニングのどちらが低いかを見ます。


例1はスピーキングが低いので、聞き取れても言葉にするところで点を落としていると読めます。
例2はリスニングが低いので、聞いた英語の理解から伸ばすのが近道です。
次の受験で比べる
GSEは1点刻みなので、次に受けたときの伸びを技能ごとに比べられます。
同じテストを受け直して、総合とサブスコアの両方の動きを見ると、練習が効いているかが分かります。
Versantのスコアの使い道
スコアの使い道は、個人と法人で分かれます(Versant公式サイトのスコアの見方)。
英語力の現在地を知る
個人の学習者は、スコアレポートで今の英語力でできることを客観的につかめます。
レポートには、次のレベルに進むための学習のアドバイスも付いています。
英語力を証明する
GSEは国際基準に準拠しているので、スコアは英語力の証明にも使えます。
たとえば就職活動、外資系企業などへの転職、海外勤務などのキャリアアップで使えます。
採用と研修に使う
法人は、スコアごとのCan-Doをもとに、採用候補者の選定や研修計画に使えます。
職種ごとに必要な英語力をまとめたGSE Job Profilesという資料も、公式に用意されています。
Versantのスコアを上げるには
Versantのスコアを上げるには、採点の仕組みに沿って練習するのが近道です。
内容と話し方の両方を練習する
Speaking and Listeningの総合スコアは、聞く力と話した内容・正確さが75%、話し方が25%で決まります(出典:Pearsonの技術資料(Speaking and Listening・2024年版))。
正確さにこだわりすぎると話がつかえやすく、語の使い方を誤っても伝わりにくいので、両方のバランスが取れた人ほど高い点を取りやすくなります(出典:Pearsonの技術資料(Speaking and Listening))。
正しい英文を組み立てる練習と、止まらずに話し続ける練習を、どちらも続けるのが採点の仕組みに合ったやり方です。
答えは途中でも声に出す
Part AとBは6秒以内、Part CとDは8秒以内に話し始めないと次の問題へ進みます(出典:Pearsonの受験者向けガイド)。
途中までの答えも採点される一方で、沈黙が多いと採点不可になる場合もある仕組みです。
分かるところから話し始めることが、そのまま点を守ることにつながります。
サンプルテストで形式に慣れる
スマホアプリでは、実際のテストの短縮版を採点なしで試せます(出典:Versant公式のSpeaking and Listeningのページ)。
アプリの「Sample Test」に進んで「Sign In」をタップすると始まるので、本番の前に答える秒数の感覚をつかめます。
ただ、どのサブスコアをどう練習すれば伸びるかは、1人では決めにくいのが悩みどころです。
Versantのスコアを最短で伸ばしたい人は、Versant対策スクールを比べた記事も参考にしてください。↓


Versantのスコアのよくある質問
最後に、Versantのスコアについてよく聞かれることをまとめます。
- Versantのスコアの満点は何点ですか?
-
90点です。
総合スコアもサブスコアも、10点から90点の範囲で出ます。
- Versantのスコアの最低点は何点ですか?
-
10点です。
0点という表示はありません。
- Versantの点数と得点は同じ意味ですか?
-
同じです。
Versantでは総合スコア(総合点)とサブスコアの2種類の点数が出ます。
- Versantは何点からすごいですか?
-
「何点からすごい」という公式の基準はありません。
59〜66点は、CEFRのB2にあたります(出典:Versant公式サイトのスコアの見方)。
- Versantのスコアはいつ、どこで見られますか?
-
テストが終わった数分後から見られます。
公式サイトの結果ページに、8桁の受験番号(TIN)を入れて確認します。
- Writingテストのスコアも10〜90点ですか?
-
はい。
Writingテストも総合スコアと5つのスキルのスコアが出て、どれも10〜90点の範囲です。
- 昔の20〜80点のスコアと今のスコアは比べられますか?
-
物差しが違うので、そのまま比べられません。
今の10〜90点は、2024年1月からのGSEでの表示です。
- VersantのスコアはTOEICに換算できますか?
-
TOEICとの公式な換算表はありません。
Versant公式サイトのスコアの見方にあるのは、CEFRをあいだに置いた対照表だけで、テストどうしの点の相関を保証するものではありません。
- Placementテストのスコアも同じ物差しですか?
-
同じです。
Placementテストも、総合スコアと4技能のスコアがGSEで出ます。
- Versantのスコアは1点の差にも意味がありますか?
-
あります。
GSEは1点刻みの物差しなので、1ポイントごとに学習の進み具合を追えます。
ただし、Pearsonの技術資料では総合スコアの測定誤差が4.09点なので、1〜2点の差は誤差の範囲に入ることもあるので注意が必要です。
- Versantのスコアで英語力を証明できますか?
-
できます。
就職活動や転職、海外勤務などで英語力の証明に使えます。
- スコアが出ずに採点不可と表示されたらどうすればいいですか?
-
テストは終わっていますが、採点できなかった状態です。
会社で受けた人は研修担当者に、個人で買った人は販売元に問い合わせます。
スコアレポートの見方や結果が出るまでの時間は、Versantの結果はいつわかるかの記事で解説しています。↓


まとめ|Versantのスコアは10〜90点のGSE
- スコアはGSEで10〜90点・1点刻み
- 総合スコアとサブスコアは同じ物差し
- Speaking and Listening の総合はスピーキング50%+リスニング50%
- スピーキングは内容と話し方(流暢さ・発音・分かりやすさ)で採点
- 途中までの答えも採点され、沈黙が多いと採点不可になる
自分のスコアレポートを開いたら、まず総合スコアと、いちばん低いサブスコアを見比べてみてください。
Versantのスコアを上げたい人は、受験回数や料金で比べたVersant対策スクールの記事から、自分に合う1校を選べます。↓


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VersantのスコアがTOEICの何点に当たるかは、VersantとTOEICの換算表の記事で比べています。↓


Versantがどんなテストかを確かめたい人は、Versantとは?の記事もどうぞ。↓


- Versantのスコアとは? スコアの目安について(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)
- Speaking and Listeningのテスト内容・受験料(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)
- Versant English Speaking and Listening Test(アップグレード版)の発売(ピアソン・ジャパンのプレスリリース・共同通信PRワイヤー)
- よくある質問(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)
- Versant by Pearson English Speaking and Listening Test Official Guide for Test-Takers(Pearson公式の受験者ガイド・PDF)
- Versant by Pearson English Speaking and Listening Test: Test Description and Validation Summary(Pearson公式の技術資料・PDF)










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