
質問英検CSEスコアって何のこと?
何点あれば合格できるの?
成績表のスコアはどう読めばいいの?
英検CSEスコアは、英検の成績を全部の級で共通のものさしで表したスコアで、合否もこのスコアで決まります。
- 合格基準スコア=級ごとに固定(2級の一次試験なら1520)
- 満点=技能ごとに均等(2級なら1技能650)
- 正答数からは計算できない=統計的な方法で回ごとに算出
まずは自分の級の合格基準スコアと、技能ごとの点のバランスを確かめましょう。
試験対策なしで英検準1級に一発合格した筆者が、日本英語検定協会の公式ページで英検CSEスコアの合格基準・満点・CEFRとの対応を確かめてまとめました。


この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(英検準1級)
英語サービス選びの専門家|英語サービス55社を体験/取材
- 英検CSEスコアとは何か(結論)と全級の合格基準スコア・満点
- 英検CSEスコアの計算方法と仕組みと合格に必要な正答率の目安
- 英検CSEスコアとCEFRの対応・成績表の見方
- 英検CSEスコアの証明書の取り方とスコアを上げるコツ
この記事を読めば、
- 自分の級で何点取れば合格か
- 成績表のどの数字を見て次の勉強を決めるか
- 英検CSEスコアを入試や就職で証明する方法
までわかるので、次の英検に向けて何を伸ばせばいいかがはっきりします。
英検の対策を英会話スクールで進めたい人は、英検対策ができる英会話教室のおすすめもあわせて読んでください。↓



この記事を書いた人|高正熊生(たかまさくまお)(TOEIC920・英検準1級)
英語サービス選びの専門家|英語サービス60社以上を体験/取材
英検CSEスコアとは?【結論】
英検CSEスコアとは、ユニバーサルなスコア尺度「CSE(Common Scale for English)」を英検の各級で表したものです。
結論を3つにまとめました。
全部の級で共通のものさし
英検CSEスコアは、5級から1級まで同じものさしで英語力を表すスコアです。
そのため、違う級を受けた人どうしや、前回と今回の自分の成績を、数字でそのまま比べられます。
成績表には合否に加えて、技能ごとの英検CSEスコアと合計のスコアが表示されます。
合否も英検CSEスコアで決まる
英検の合否は、正解の数ではなく英検CSEスコアが合格基準スコアに届いたかで決まります。
一次試験はリーディング・リスニング・ライティングの3技能(4級・5級はリーディングとリスニングの2技能)の合計、二次試験はスピーキングのスコアだけで判定されます。
4技能の満点がそろえてある
英検CSEスコアは、問題数に関係なく技能ごとに満点を均等に配分しています。
ライティングの問題が少なくても、ライティングの点はリーディングと同じ重さで合計に入るということです。
2016年度から合否の決め方が変わった
協会の説明によると、英検CSEスコアで技能ごとに満点をそろえる今の合否判定は、2016年度から始まりました。
2015年度までは問題ごとの点数(素点)の合計で判定していたため、問題数の少ないライティングの比重が小さかったのです。
今は4技能のどれか1つが極端に低いと合格しにくい形に変わり、英語力をバランスよく測るテストになりました。
なお、2015年度の成績表に載っているのは古い版(CSE1.0)のスコアで、今の英検CSEスコア(CSE2.0)とは数字が違います。
英検CSEスコアの合格基準スコアと満点【全級一覧】
日本英語検定協会が公表している、各級の合格基準スコアと満点をまとめました。
満点は、技能ごとの満点に技能の数をかけた数字です。
一次試験の合格基準スコアと満点
| 級 | 合格基準スコア | 満点 | 1技能の満点 | 測る技能 |
|---|---|---|---|---|
| 1級 | 2028 | 2550 | 850 | R・L・W |
| 準1級 | 1792 | 2250 | 750 | R・L・W |
| 2級 | 1520 | 1950 | 650 | R・L・W |
| 準2級プラス | 1402 | 1875 | 625 | R・L・W |
| 準2級 | 1322 | 1800 | 600 | R・L・W |
| 3級 | 1103 | 1650 | 550 | R・L・W |
| 4級 | 622 | 1000 | 500 | R・L |
| 5級 | 419 | 850 | 425 | R・L |
R=リーディング・L=リスニング・W=ライティング
出典:英検CSEスコアでの合否判定方法について(日本英語検定協会公式サイト)
二次試験の合格基準スコアと満点
| 級 | 合格基準スコア | 満点 |
|---|---|---|
| 1級 | 602 | 850 |
| 準1級 | 512 | 750 |
| 2級 | 460 | 650 |
| 準2級プラス | 427 | 625 |
| 準2級 | 406 | 600 |
| 3級 | 353 | 550 |
二次試験(面接)はスピーキングだけを測るので、満点は1技能分です。
準2級プラスの英検CSEスコア
準2級と2級の間にある準2級プラスは、一次試験の合格基準が1402・二次試験が427です。
1技能の満点は625で、準2級の600と2級の650のちょうど間に置かれています。
準2級に合格したあと、2級の前にもう1段階スコアを確かめたい人の目標になる級です。
4級・5級のスピーキングテスト
4級・5級のスピーキングテストの合格基準スコアは、4級が324・5級が266です。
4級・5級の級の合否は、リーディングとリスニングの一次試験だけで決まります。
スピーキングテストは、一次試験の合否に関係なく受けられる別のテストです。
合格基準スコアは毎回同じ
各級の合格基準スコアは固定されていて、回によって変わりません。
協会は、過去の英検の結果から合格基準スコアを出していると説明しています。
級ごとの合格点をくわしく知りたい人は、英検2級の合格点と合格率も参考にしてください。↓


英検CSEスコアの計算方法と仕組み
英検CSEスコアは、正解した数をそのまま足した点数ではありません。
仕組みを知っておくと、成績表の数字の意味がよくわかります。
正答数から自分では計算できない
英検CSEスコアは、全員の答案を採点したあとに項目応答理論(Item Response Theory)という統計的な方法で算出されます。
そのため協会は、受験者が自分の正答数からスコアを出すことはできないとしています。
自己採点で「何問正解だったか」は分かっても、それが何点になるかは結果が出るまで分かりません。
同じ正答数でも回で変わる
項目応答理論は、形式や難しさが違うテストの結果を比べるための理論です。
問題の難しさは回ごとに少しずつ違うため、同じ正答数でも、回によって英検CSEスコアは変わります。
難しい回に同じ数だけ正解すれば、そのぶん高く評価されるという考え方です。
1問あたりの重さは技能によって違う
技能ごとの満点は同じでも、技能ごとの問題数は違います。
たとえば準2級の一次試験は、リスニングが30問あるのに対し、ライティングはEメールと英作文の2問です。
どちらも満点は600なので、ライティング1問がスコアに与える影響はとても大きいことになります。
ただし、同じ技能の中であれば、どの問題で正解してもスコアへの影響は同じです。
英検CSEスコアで合格するには何割必要?
正答数からスコアは計算できないため、協会は「何問で合格」という目安を出していません。
それでも、合格した人がどのくらい正解していたかは公表されています。
正答率の目安は6〜7割
| 級 | 合格者の多くの正答率 |
|---|---|
| 1級・準1級 | 各技能7割程度 |
| 2級・準2級・3級・4級・5級 | 各技能6割程度 |
2016年度第1回の一次試験では、1級・準1級は各技能で7割程度、2級以下は各技能で6割程度正解した人の多くが合格しました。
「全体で6割」ではなく「技能ごとに6割」という点が大事です。
出典:英検CSEスコアでの合否判定方法について(日本英語検定協会公式サイト)
1つの技能が0点だと合格は難しい
協会は、準1級を例に、2015年度までと2016年度からの違いを示しています。
| 方式 | リーディング | リスニング | ライティング | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 2015年度まで(素点) | 51/51 | 34/34 | 0/14 | 85/99で合格の目安を超える |
| 2016年度から(英検CSEスコア) | 750/750 | 750/750 | 0/750 | 1500/2250で合格基準1792に届かず不合格 |
リーディングとリスニングが満点でも、ライティングが0点だと不合格になります。
苦手な技能を捨てる作戦が通用しないのが、英検CSEスコアの大きな特徴です。
技能のバランスが合格を決める
協会も、合格するためには技能のバランスが重要だと説明しています。
得意な技能をさらに伸ばすより、いちばん低い技能を6〜7割まで上げるほうが、合計のスコアは上がりやすくなります。
英検CSEスコアとCEFRの対応
英検CSEスコアは、国際標準規格のCEFRに対応しています。
CEFRとは
CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)は、外国語の力をA1・A2・B1・B2・C1・C2の6段階で表す国際的な基準です。
2001年に欧州評議会が公開し、それぞれの段階で「何ができるか」が示されています。
CEFRレベルと英検CSEスコアの対応表
| CEFR | リーディング | リスニング | ライティング | スピーキング | 4技能総合 |
|---|---|---|---|---|---|
| C1 | 670〜 | 651〜 | 666〜 | 613〜 | 2600〜 |
| B2 | 595〜 | 600〜 | 586〜 | 519〜 | 2300〜 |
| B1 | 515〜 | 496〜 | 472〜 | 467〜 | 1950〜 |
| A2 | 436〜 | 445〜 | 415〜 | 404〜 | 1700〜 |
| A1 | 380〜 | 342〜 | 316〜 | 362〜 | 1400〜 |
成績表には、技能ごとのCEFRレベルと、4技能を足した「4技能総合CEFR」が表示されます。
級ごとに出せるCEFRが決まっている
| 受けた級 | 表示されるCEFRの範囲 |
|---|---|
| 1級 | B2・C1 |
| 準1級 | B1・B2 |
| 2級 | A2・B1 |
| 準2級プラス | A1・A2 |
| 準2級 | A1・A2 |
| 3級 | A1 |
範囲より上のスコアを取ったときは、その級で出せる上限のCEFRが表示されます。
範囲を下回ったときや、4級・5級を受けたときはCEFRが表示されません。
4技能総合CEFRが出る条件
4技能総合CEFRは、一次試験と二次試験の両方を受けて4技能そろったときだけ表示されます。
一次試験の成績だけでは表示されません。
たとえば2級を受けた人は、4技能総合スコアが準2級の合格基準を足した1728に届かないと、4技能総合CEFRは出ません。
英検とほかの英語試験の違いは、TOEFL・TOEIC・IELTS・英検の違いで比べています。↓


英検CSEスコアの成績表の見方
英検CSEスコアは、合否と一緒に成績表で確かめられます。
合否結果は受験者マイページで見る
合否結果と英検CSEスコアは、受験者マイページで見られます。
受験者マイページを見るには、生涯学習アカウントの登録とログインが必要です。
6年以内の受験履歴も、受験者マイページで確かめられます。
合否の見方で迷ったときは、英検の結果を英ナビ以外で見る方法も読んでみてください。↓


技能別スコアとトータルスコア
成績表には、技能ごとの英検CSEスコアと、それを足したスコアが並びます。
3級〜1級は4技能、4級・5級はリーディング・リスニングとスピーキングテストの3技能の表示です。
技能別のスコアを1技能の満点と比べると、どの技能に時間を使えばいいかがひと目で分かります。
英検バンドで合格までの距離を見る
英検バンドは、合格基準スコアを起点にしてスコアを25点刻みで区切った目安です。
合格基準スコアを上回った最初の段は「+1」、その上は「+2」と表示されます。
下回ったときは、数字の前に「−」が付く仕組みです。
たとえば2級の一次試験で合計1575を取った人は、合格基準1520から「+3」の位置にいて、余裕を持って合格したと読めます。
英検S-CBTでも英検CSEスコアが出る
協会の英検CSEスコアのページには、従来型の成績表と並んで英検S-CBTの個人成績表の見本も載っています。
パソコンで受ける英検S-CBTでも、成績は同じ英検CSEスコアで表されます。
英検CSEスコアの証明書の取り方
入試や就職で英検CSEスコアを出すときは、協会の証明書を使います。
合格証明書にも英検CSEスコアが載る
2016年度以降に合格した人には、英検CSEスコアを記載した合格証明書が無料で届きます。
証明書は不合格でも取れる
英検CSEスコア証明書は、合格・不合格を問わず2014年度以降に英検を受けた人のスコアを証明できる正式な証明書です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 2014年度以降の受験(合格・不合格を問わない) |
| 種類 | 和文の1種類 |
| 発行手数料 | 1通1,200円(税込・送料込み・各級とも同じ) |
| 届くまで | 通常1週間〜10営業日ほど(11〜1月は混み合う) |
申し込みの手順
ウェブで申し込めるのは、2018年度以降で過去6年間に受けた分です。
それより前の分は、現金書留の郵送で申し込みます。
ログイン後のメニューから、紙の証明書の申し込み画面へ進みます。
住所は建物名と部屋番号まで正しく入れましょう。
支払いはクレジットカードかコンビニ払いから選べます。
申し込んだあとのキャンセルと返金はできません。
入金の確認後、通常1週間〜10営業日ほどで届きます。
提出先へ直接送ることはできないので、届いた証明書を自分で提出します。
郵送で申し込む場合は、2026年4月1日から顔写真付き身分証明書の写しが必要になりました。
海外留学の英語力証明には使えない
合格証明書と英検CSEスコア証明書は、海外留学の語学力証明には使えません。
留学先に英検の成績を出すときは、協会の語学力証明書(スコアレポート)を申し込みます。
また、提出先によっては証明書の有効期限を決めている場合があるので、募集要項を先に確かめましょう。
英検CSEスコアを上げる勉強のコツ
英検CSEスコアの仕組みが分かると、点を上げる勉強の順番も決まります。
いちばん低い技能から伸ばす
技能ごとの満点がそろっているので、低い技能を上げるほど合計は伸びやすくなります。
成績表の技能別スコアを見て、1技能の満点に対していちばん割合の低い技能から手をつけましょう。
ライティングは型で点を取る
ライティングは問題数が少ないぶん、1問の出来がスコアを大きく動かします。
書き出し・理由・まとめの型を1つ決めて、毎回同じ流れで書く練習をすると、点が安定します。
2級のライティングの型は、英検2級ライティング問題を突破するコツにまとめています。↓


リスニングは毎日音で聞く
リスニングは問題数が多いので、1問ずつの取りこぼしを減らすことがスコアにつながります。
過去問の音声を毎日少しずつ聞いて、聞き取れなかった文はスクリプトで確かめてから声に出しましょう。
スピーキングは声に出す時間を作る
二次試験はスピーキングだけで合否が決まります。
本番と同じように時間を測って、声に出して答える練習を重ねると、詰まらずに話せるようになります。
英検CSEスコアのよくある質問
- 英検CSEスコアは不合格でも分かりますか?
-
分かります。
成績表には合否に関係なく英検CSEスコアが表示され、英検CSEスコア証明書も合格・不合格を問わず発行できます。
- 自分の正答数から英検CSEスコアを計算できますか?
-
できません。
英検CSEスコアは全員の答案を採点したあとに統計的な方法で算出されるため、受験者が正答数から出すことはできないと協会が説明しています。
- 英検CSEスコアの合格基準は回によって変わりますか?
-
変わりません。
各級の合格基準スコアは固定されています。
変わるのは、同じ正答数に対して出るスコアのほうです。
- 一次試験と二次試験のスコアは合計されますか?
-
合否の判定では合計しません。
一次試験はリーディング・リスニング・ライティングの合計、二次試験はスピーキングのスコアだけで判定されます。
- 4級・5級でも英検CSEスコアは出ますか?
-
出ます。
4級・5級はリーディング・リスニングとスピーキングテストのスコアが表示されます。
ただし、CEFRレベルは表示されません。
- 2015年度以前の英検の英検CSEスコアは分かりますか?
-
2005年度から2015年度までの成績は、協会のCSEスコア確認システムで確かめられます。
2015年度の成績表に載っているのは古い版のCSE1.0のスコアなので注意しましょう。
- 英検CSEスコアで何点あれば余裕を持って合格といえますか?
-
協会は余裕の基準を決めていませんが、成績表の英検バンドで合格基準からの距離が分かります。
英検バンドは25点刻みなので、たとえば+3なら合格基準より75点ほど上にいる目安です。
- 英検S-CBTと従来型で英検CSEスコアの合格基準は違いますか?
-
協会の合格基準スコアの表は級ごとに1つだけで、受け方による区別はありません。
成績はどちらも英検CSEスコアで表されます。
- 英検CSEスコアの証明書に有効期限はありますか?
-
提出先によって、証明書の有効期限を決めている場合があると協会が案内しています。
入試や就職で使うときは、提出先の募集要項を先に確かめましょう。
英検CSEスコアのまとめ
最後に、英検CSEスコアについて大事なところを表で確認しましょう。
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 英検CSEスコアとは | 英検の成績を全部の級で共通のものさしで表したスコア |
| 合否の決まり方 | 一次は3技能(4級・5級は2技能)の合計、二次はスピーキングだけ |
| 合格基準スコア | 級ごとに固定(2級は一次1520・二次460) |
| 正答率の目安 | 1級・準1級は各技能7割程度、2級以下は各技能6割程度 |
| 計算方法 | 統計的な方法で回ごとに算出=正答数からは計算できない |
| 証明書 | 英検CSEスコア証明書は1通1,200円(税込)・合格・不合格を問わず取れる |
英検CSEスコアは技能のバランスで決まるので、苦手な技能を残したままでは合格基準に届きにくくなります。
とくに二次試験のスピーキングは、英語を声に出して話す場を作ると準備が一気に進みます。
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参考文献
以下はすべて日本英語検定協会公式サイトのページです。








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