
質問VersantとTOEICの換算表はある?
TOEIC800点ならVersant何点?
VersantとTOEICの公式な換算表はありません。
ただしPearsonの「VersantスコアとCEFRの対応」と、ETS(日本ではIIBC)の「TOEICスコアとCEFRの対応」をつなぐと、目安は出せます。
たとえばCEFRのB2は、TOEIC L&Rでリスニング400点・リーディング385点以上で、Versantでは59〜75点の帯に当たります。
一方、versant.jpの図にある日経の調べでは、TOEIC900点台の平均はVersant52点でした。
Versantを自分で受けた筆者が、versant.jpとIIBCの公式ページを確かめてまとめました。
- CEFRでそろえたVersantとTOEICの換算表
- TOEICの点数から見たVersantの目安とVersantの点数から見たTOEICの目安
- 公式の換算表が無いのに目安が出せる理由
- TOEICが高いのにVersantが低く出る換算のずれの理由
この記事を読めば、手元のTOEICの点数や会社で求められたVersantの点数を公式データの目安で読み替えられるので、Versantで何点を目指せばいいかをこの1本で決められます。
Versantの点を最速で上げたい人は、Versant対策におすすめのスクールを比べた記事も参考にしてください。↓


VersantとTOEICの換算表|公式データで見る目安
VersantとTOEICを、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のレベルでそろえて並べたのが次の表です。
Versant側の数字は、versant.jpのスコアの見方のページにある「Versant総合スコア(GSE)とCEFRスコアの相関」の図から取りました。
TOEIC側の数字は、IIBCのTOEIC Program各テストスコアとCEFRとの対照表から取っています。
TOEIC L&Rとの換算表
TOEIC Listening & Reading(L&R)との対応です。
IIBCが出しているのは、リスニングとリーディングそれぞれの「そのレベルに対応する最低スコア」です。
| CEFR | Versant(GSE) | TOEIC リスニング | TOEIC リーディング | L&R合計の目安 |
|---|---|---|---|---|
| C2 | 85〜90点 | 対応する点なし | 対応する点なし | — |
| C1 | 76〜84点 | 490点〜 | 455点〜 | 945点〜 |
| B2 | 59〜75点 | 400点〜 | 385点〜 | 785点〜 |
| B1 | 43〜58点 | 275点〜 | 275点〜 | 550点〜 |
| A2 | 30〜42点 | 110点〜 | 115点〜 | 225点〜 |
| A1 | 22〜29点 | 60点〜 | 60点〜 | 120点〜 |
たとえばリスニング400点・リーディング385点以上なら、CEFRはB2です。
B2はVersantの59〜75点に当たります。
表の右端の「合計の目安」は、2つの最低点を足しただけの参考値です。
IIBCは合計点でのCEFRの線を出していません。
合計が785点でも、片方が届いていなければB2とは言えないので注意してください。
TOEIC S&Wとの換算表
TOEIC Speaking & Writing(S&W)との対応です。
Versantは話す・聞く力を測るテストなので、S&Wのスピーキングの点と並べたほうが、実際の力に近い目安になります。
| CEFR | Versant(GSE) | TOEIC スピーキング | TOEIC ライティング |
|---|---|---|---|
| C2 | 85〜90点 | 対応する点なし | 対応する点なし |
| C1 | 76〜84点 | 180点〜 | 180点〜 |
| B2 | 59〜75点 | 160点〜 | 150点〜 |
| B1 | 43〜58点 | 120点〜 | 120点〜 |
| A2 | 30〜42点 | 90点〜 | 70点〜 |
| A1 | 22〜29点 | 50点〜 | 30点〜 |
TOEIC S&Wは、スピーキング・ライティングとも0〜200点です。
スピーキング160点以上ならB2で、Versantでは59〜75点の帯に当たります。
Versantの点数そのものの意味(何点あれば十分か)は、Versantのスコアの目安をまとめた記事で扱っています。↓


VersantとTOEICの公式な換算表はあるか
「Versant何点=TOEIC何点」という1対1の換算表は、公式にはありません。
ここが、換算表を読むときにいちばん大事なところです。
Pearsonは換算表を出していない
2026年9月23日にversant.jpのスコアのページとテスト紹介のページを確認しました。
その範囲では、TOEICの点数をVersantの点数に置き換える換算表は見つかりませんでした。
スコアのページにあるのは「各資格・検定試験 と CEFR との Versantスコアの対照表」です。
これは、CEFRの帯ごとに各試験のスコアを並べたものです。
しかも同じページで、この表は各テストのスコア間の相関を保証しないと但し書きしています(versant.jp スコアの見方)。
公式が示しているのは「どちらもCEFRのこの帯に当たる」という対応までです。
点数どうしを1点ずつ結びつけてはいません。
versant.jpにあるTOEICの数字
versant.jpのスコアのページで、TOEICの点数が出てくるのは1か所だけです。
「Versant総合スコア(GSE)とCEFRスコアの相関」の図の横に、TOEIC900点台の平均=52という吹き出しがあります。
この数字には「※日経調べ」と注記があり、Pearsonが自分で測った数字ではありません。
図には、調査した時期も、旧形式(20〜80点)と新形式(10〜90点)のどちらの点かも載っていません。
同じ図には「海外赴任目安ライン=43(※日経調べ)」「ビジネスで英語が十分に使える上級者=59以上」という線もあります。
CEFRを物差しにした理由
VersantとTOEICの両方が、公式にCEFRとの対応を出しているからです。
VersantのスコアはGSE(Global Scale of English)という10〜90点の物差しで出ます。
GSEは、CEFRに準拠した指標です(versant.jp)。
TOEIC側は、ETSが2006年にヨーロッパ10か国の専門家22人を集めて、技能ごとにCEFRの最低点を決めました(IIBCの資料(PDF))。
どちらも公式の数字なので、CEFRでつなげば「同じレベルの帯に当たる」とまでは言えます。
IELTSや英検、TOEFLも同じようにCEFRで並べられますが、この記事ではTOEICとの関係だけを扱います。
TOEICの点数をVersantに換算すると何点か
TOEIC L&Rの点数を持っている人向けに、点数帯ごとにVersantの目安を出しました。
いずれも、リスニングとリーディングの両方がそのレベルの最低点を超えている場合の目安です。
片方が届いていなければ、1つ下の帯として読んでください。
400〜500点台
リスニング110点・リーディング115点以上なら、CEFRはA2です。
Versantでは30〜42点の帯に当たります。
500点台後半でも、両方が275点以上なら次のB1に入ります(合計550点〜)。
600〜700点台
この点数帯は、多くがCEFRのB1に入ります。
条件は、リスニング・リーディングとも275点以上で、B2の線(リスニング400点・リーディング385点)にはまだ届いていないことです。
Versantでは43〜58点の帯です。
versant.jpの図にある「海外赴任目安ライン=43」は、この帯のいちばん下の端に当たります。
800点台
リスニング400点以上・リーディング385点以上ならB2で、Versantでは59〜75点の帯です。
合計が800点を超えていても、リーディングが385点に届いていなければB1です。
その場合、Versantの目安は43〜58点に下がります。
900点台
両方がB2の線を超えるので、CEFRを介した目安ではVersant59〜75点の帯です。
ところが、versant.jpの図にある日経の調べでは、TOEIC900点台の平均スコアは52です。
52はCEFRのB1+の帯で、CEFRを介した目安より一段低い数字。
TOEIC900点台でも、Versantは50点前後が平均という読み方になります。
なぜずれるのかは、後の章で説明します。
945点以上
リスニング490点以上・リーディング455点以上ならC1で、Versantでは76〜84点の帯に当たります。
TOEICにはC2の最低点が設定されていません。
そのため、Versant85点以上(C2)に対応するTOEICの点はありません。
IIBC自身も、TOEICで測れるのはおおよそA1〜C1程度の英語力だとしています(IIBC)。
Versantの点数をTOEICに換算すると何点か
反対に、Versantの点数を持っている人向けの目安です。
帯の区切りは、versant.jpの図にあるGSEとCEFRの対応に合わせています。
| Versant(GSE) | CEFR | TOEIC L&Rの目安 | TOEIC スピーキングの目安 |
|---|---|---|---|
| 85〜90点 | C2 | 対応する点なし | 対応する点なし |
| 76〜84点 | C1 | L490・R455〜(合計945〜) | 180点〜 |
| 59〜75点 | B2・B2+ | L400・R385〜(合計785〜) | 160点〜 |
| 43〜58点 | B1・B1+ | L275・R275〜(合計550〜) | 120点〜 |
| 30〜42点 | A2・A2+ | L110・R115〜(合計225〜) | 90点〜 |
| 22〜29点 | A1 | L60・R60〜(合計120〜) | 50点〜 |
| 10〜21点 | A1未満 | — | — |
22〜29点
CEFRのA1で、versant.jpの図の呼び名は「入門レベル」です。
TOEIC L&Rで言えば、リスニング・リーディングとも60点以上の帯になります。
30〜42点
図の呼び名は、30〜35点が「初級者」、36〜42点が「準中級者」です。
TOEICに置き換えると、リスニング110点・リーディング115点からの帯で、合計なら225点前後から上に当たります。
43〜58点
図の呼び名は、43〜50点が「中級者」、51〜58点が「準中上級者」となっています。
TOEIC L&Rではリスニング・リーディングとも275点を超える帯で、合計の目安は550点からです。
「Versant50点はTOEIC何点か」と聞かれたら、CEFRを介した目安ではTOEIC550〜784点の帯です。
一方、日経の調べではTOEIC900点台の平均が52点でした。
つまり、Versant50点前後にはTOEIC900点台の人も含まれます。
59〜75点
CEFRのB2〜B2+で、図の呼び名は「中上級者」「準上級者」です。
TOEIC L&Rではリスニング400点・リーディング385点以上、合計の目安で785点からの帯に当たります。
versant.jpの図では、59点以上に「ビジネスで英語が十分に使える上級者」という線が引かれています。
76点以上
76〜84点はCEFRのC1で、TOEIC L&Rではリスニング490点・リーディング455点以上(合計945点〜)の帯です。
85点以上はC2で、TOEICに対応する点はありません。
VersantとTOEICの換算がずれる理由
CEFRを介した目安と、日経の調べ(TOEIC900点台の平均=Versant52)には、一段のずれがあります。
理由は3つ考えられます。
測っている技能が違う
TOEIC L&Rは、聞く・読むの2技能をマークシートで測るテストです。
話す力は、点数に入りません。
VersantのSpeaking and Listening Testは、スピーキング50%・リスニング50%で総合スコアを出します(versant.jp)。
読んで聞ける人でも、話す力が同じとは限らないということです。
TOEIC L&Rが高くてもVersantが低めに出るのは、この違いが大きいと考えられます。
1つの帯の幅が広い
CEFRのB2は、TOEIC L&Rの合計で785点前後から、C1の945点手前までの広い範囲です。
Versantでも59〜75点と、17点の幅があります。
たとえばリスニング480点・リーディング450点の人も、両方400点の人も、ETSの表ではどちらもB2です。
合計でいえば930点と800点で、130点も離れています。
Versantの側でも、60点の人と74点の人が同じB2の帯に入ります。
帯どうしの対応はわかっても、帯の中の何点と何点が対応するかまでは公式データからは言えません。
旧形式の点は混ぜない
Versantは2024年1月に、Speaking TestからSpeaking and Listening Testへ刷新されました(ピアソン・ジャパンの発表)。
刷新後のスコアはGSEの10〜90点で、それ以前は20〜80点でした。
ネットの換算表には、旧形式の点で作られたものも残っています。
比べる前に、どちらの形式の点かを確かめてください。
旧形式の点と新形式の点を1点ずつ置き換える公式の換算表は、確認した範囲では公開されていません。
換算の前に知りたいVersantとTOEICの違い
換算の前提として、2つの試験の違いを表にしました。
Versantがどんな試験かを詳しく知りたい人は、Versantとは何かを解説した記事を読んでください。↓


| 項目 | Versant Speaking and Listening | TOEIC L&R |
|---|---|---|
| 測る技能 | 話す・聞く | 聞く・読む |
| スコア | 10〜90点(GSE) | 10〜990点 |
| 試験時間 | 約20分 | 約2時間 |
| 問題数 | 40問 | 200問 |
| 受け方 | スマホやパソコンで受験 | マークシート方式の一斉テスト |
VersantのSpeaking and Listening Testは、話す力と聞く力を半分ずつ評価します。
TOEIC L&Rは聞く力と読む力で、話す力はTOEIC S&Wという別の試験で測ります。
スコアの幅
Versantは10〜90点、TOEIC L&Rは10〜990点です。
数字の大きさがまったく違うので、割り算や掛け算で比べることはできません。
Versantの10点の差と、TOEICの10点の差は、同じ重さではないと考えてください。
点数そのものを比べず、いったんCEFRの帯に置きかえてから比べるのが、この記事の換算表のやり方です。
試験時間・問題数と受け方
Versant Speaking and Listening Testは、約20分・40問です(versant.jp)。
TOEIC L&Rはリスニング約45分・100問、リーディング75分・100問の、合計約2時間・200問です(IIBC)。
Versantは、24時間365日スマホやパソコンで受験できます(versant.jp)。
TOEIC L&Rは、マークシート方式の一斉客観テストです。
VersantとTOEICの換算でよくある質問
Versant50点はTOEIC何点ですか?
CEFRを介した目安では、Versant50点はB1です。
TOEIC L&Rなら、リスニング・リーディングとも275点以上(合計の目安550〜784点)の帯に当たります。
ただしversant.jpの図にある日経の調べでは、TOEIC900点台の平均がVersant52点でした。
TOEICが高い人でも、50点前後になることは珍しくありません。
TOEIC600点はVersant何点くらいですか?
リスニング・リーディングとも275点以上なら、CEFRはB1です。
CEFRを介した目安では、Versant43〜58点の帯に当たります。
どちらかが275点に届いていない場合はA2扱いになり、目安は30〜42点に下がります。
Versant40点はTOEIC何点くらいですか?
Versant40点は、versant.jpの図ではA2+(36〜42点)の帯です。
TOEIC L&Rでは、リスニング110点・リーディング115点以上の帯(合計の目安225点〜)に当たります。
43点まで上がるとB1の帯に入り、TOEICの目安も550点からの帯に変わります。
TOEIC何点でCEFRのB2になりますか?
IIBCの対照表では、リスニング400点以上・リーディング385点以上でB2です。
Versantでは59〜75点の帯に当たります。
スピーキングなら、TOEIC S&Wのスピーキング160点以上がB2です。
TOEIC SpeakingとVersantは同じ試験ですか?
別の試験です。
TOEIC SpeakingはETSの試験で0〜200点、VersantはPearsonの試験で10〜90点(GSE)です。
両方ともCEFRとの対応を公式に出しているので、CEFRの帯でならそろえて比べられます。
VersantとTOEICはどちらが難しいですか?
公式には、どちらが難しいという比較は出ていません。
測る技能が違うので、TOEIC L&Rが得意でも話す練習をしていない人は、Versantを難しく感じやすいと考えられます。
昔のVersantの点数も換算表に使えますか?
2023年までの旧形式は20〜80点で、今のGSE10〜90点とは物差しが違います。
旧形式の点を1点ずつ置き換える公式の換算表は、確認した範囲では公開されていません。
まとめ|VersantとTOEICの換算は目安で使う
- Pearsonは、VersantとTOEICの公式な換算表を出していない
- 公式にあるのは、Versant↔CEFRと、TOEIC↔CEFRの対応
- CEFRでつなぐと、TOEIC L&R 785点〜(L400・R385〜)がVersant59〜75点の帯
- versant.jpの図では、TOEIC900点台の平均はVersant52(日経調べ)
- TOEIC L&Rは話す力を測らないので、Versantは低めに出やすい
TOEICの点数だけでVersantの点を決め打ちせず、目安として使うのが安全です。
今の点を知るいちばん確実な方法は、Versantを実際に受けることです。
実際に受けて点を上げたい人は、受験回数や料金で比べたVersant対策におすすめのスクールの記事から、自分に合う1校を選べます。↓


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会社から求められている点数に届くかどうかは、Versantのスコアの目安の記事とあわせて確認してください。↓


- Versantのスコアとは? スコアの目安について(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)
- Speaking and Listeningのテスト内容・受験料(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)
- Versant(ヴァーサント)実践力が測れる 世界標準の英語テスト(Versant公式サイト・ピアソンと日本経済新聞社が運営)
- TOEIC Program各テストスコアとCEFRとの対照表(IIBC公式サイト・国際ビジネスコミュニケーション協会)
- TOEIC TestsスコアのCEFRレベルマッピング方法について(IIBC公式資料・PDF)
- TOEIC Listening & Reading Testとは(IIBC公式サイト・国際ビジネスコミュニケーション協会)
- Versant English Speaking and Listening Test(アップグレード版)の発売(ピアソン・ジャパンのプレスリリース・共同通信PRワイヤー)












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