
えいごろう記号の英語ってどう読むん?メアドを口で伝えるとき毎回止まるんやけど。



止まる原因は決まっています。日本語での呼び方が英語と違う記号が、いくつか混ざっているからです。



え、アットマークって英語ちゃうん?



そこが最初の落とし穴です。まずはよく使う20個を一覧で押さえてから、記号ごとに見ていきましょう。
記号の英語名一覧|まずよく使う20個を確認
ここでは、メール・URL・書類でとくに出番の多い記号20個を一覧にまとめました。
記号の英語で日本人がいちばん詰まるのは、@・#・_ の3つです。
@ は at sign(読み上げるときは単に「at」)と言います。
# は hash または number sign、pound sign と呼ばれます。
_ は underscore です。
この3つはいずれも、日本語での呼び方(アットマーク・シャープ・アンダーバー)が英語と一致していないため、そのまま言うと通じにくくなります。
| 記号 | 英語名 | カタカナの目安 | 主に使う場面 |
|---|---|---|---|
| @ | at sign / at symbol | アットサイン | メールアドレス・SNSのID |
| # | hash / number sign / pound sign | ハッシュ/ナンバーサイン | SNSのタグ・番号・電話の音声案内 |
| & | ampersand | アンパサンド | 社名・「〜と〜」の省略 |
| * | asterisk | アスタリスク | 注記・必須項目・伏せ字 |
| / | slash / forward slash | スラッシュ | URL・日付・「または」 |
| \ | backslash | バックスラッシュ | ファイルのパス・プログラム |
| _ | underscore | アンダースコア | ID・ファイル名・メールアドレス |
| – | hyphen / dash | ハイフン/ダッシュ | 複合語・URL・電話番号 |
| ~ | tilde | ティルダ/チルダ | おおよその数・URL・「〜から〜」 |
| . | dot / period / full stop | ドット/ピリオド | 文末・URL・メールアドレス |
| , | comma | カンマ | 文の区切り・桁区切り |
| : | colon | コロン | 時刻・見出しの後・列挙の前 |
| ; | semicolon | セミコロン | 2つの文をつなぐ |
| ! | exclamation mark / exclamation point | エクスクラメーションマーク | 感嘆・強調 |
| ? | question mark | クエスチョンマーク | 疑問文の文末 |
| ‘ | apostrophe / single quote | アポストロフィ | 短縮形・所有格・引用の中の引用 |
| “ | quotation marks / double quotes | クォーテーションマークス | 引用・セリフ |
| ( ) | parentheses / round brackets | パレンセシーズ | 補足・言い換え |
| [ ] | square brackets | スクエアブラケッツ | 引用文への注記・編集の補足 |
| % | percent sign | パーセントサイン | 割合・統計 |
カタカナの読みはあくまで目安で、実際の音とは完全には一致しません。
とくに parentheses は アクセントが2番目の音節に来るため、平板に「パレンセシーズ」と読むと伝わりにくくなります。
また、記号の呼び名は分野や地域によって複数あるものが多く、どれか1つだけが正解というわけではありません。
記号の名前を覚えるより先に「口頭で伝えるときの言い方」を覚えるほうが実務では役に立ちます。
名前を知らなくても、メールアドレスは読み上げられれば用が足りるからです。
- よく使う記号53種類の英語名・読み方・使う場面・例文
- メールアドレスとURLを口頭で伝えるときの言い方と会話例
- 呼び方が複数ある記号(#・.・かっこ類)の使い分け
- 日本語の呼び方をそのまま言うとどう聞こえるか
記号の英語を種類別に解説|全53種類の名前と使い方
ここからは、記号を6つのグループに分けて、それぞれの英語名と使う場面を確認していきます。
複数の呼び方がある記号は、実際に使われているものを併記しています。
①メール・ネットで使う記号(8個)
まずは、メールアドレスやURLに出てくる記号からです。
| 記号 | 英語名 | 読み方 | 使う場面 | 例文 |
|---|---|---|---|---|
| @ | at sign / at symbol / commercial at | アットサイン | メールアドレス、SNSのメンション | My handle is @kumao, with a lowercase k. |
| # | hash / number sign / pound sign / hashtag | ハッシュ | SNSのタグ、番号、電話の音声案内 | Please press the hash key to continue. |
| / | slash / forward slash / stroke | スラッシュ | URL、日付、「または」の意味 | Go to our site, slash contact. |
| \ | backslash | バックスラッシュ | ファイルのパス、プログラム | Type a backslash before the file name. |
| _ | underscore / understrike | アンダースコア | ID、ファイル名、メールアドレス | It's rich underscore eigo, all one word. |
| – | hyphen / dash | ハイフン | 複合語、URL、電話番号 | The domain has a dash in the middle. |
| . | dot(URL・メール)/ period / full stop | ドット | URL、メールアドレス、文末 | That's example dot com. |
| ~ | tilde | ティルダ/チルダ | おおよその数、一部のURL | It costs ~$20, so about twenty dollars. |
この8個のうち、日本語の呼び方と英語が食い違うのは @・#・_・~ の4つです。
アットマーク・シャープ・アンダーバーという日本語の呼び方は、そのまま英語にしても通じにくい表現です。
また ~ は文字としては tilde ですが、英語で「10時から11時まで」のような範囲を書くときは、~ ではなく to や en dash(–)を使うのが一般的です。



「10~11時」って英語で書いたらあかんのか。



10 to 11 と書けば確実です。~ は「およそ」の意味で読まれることがあるので、誤解のもとになります。
②かっこ類の記号(4種類)
次は、かっこの英語名です。
| 記号 | 英語名 | 読み方 | 使う場面 | 例文 |
|---|---|---|---|---|
| ( ) | parentheses / round brackets / brackets | パレンセシーズ | 補足、言い換え、注釈 | Put your job title in parentheses. |
| [ ] | square brackets / brackets | スクエアブラケッツ | 引用文への書き足し、編集上の注記 | The editor added a word in square brackets. |
| { } | curly brackets / braces / curly braces | カーリーブラケッツ | プログラム、数学の集合 | Each function is wrapped in curly braces. |
| < > | angle brackets / chevrons | アングルブラケッツ | タグ、メールアドレスの囲み | The tag goes inside angle brackets. |
かっこは英語名がとくに紛らわしく、brackets が何を指すかは文脈によって変わります。
アメリカ英語では brackets が [ ] を指し、イギリス英語では ( ) を指すと説明されることが多い項目です。
ただし実際の使われ方には個人差も分野差もあるため、どちらか一方を正解と断定はできません。
誤解を避けたいときは、round brackets(丸かっこ)・square brackets(角かっこ)のように形で言い分けるのが安全です。
また、かっこを開く・閉じるは open parenthesis / close parenthesis と言います。
単数形は parenthesis、複数形は parentheses で形が変わる点にも注意してください。
③句読点・約物の記号(10個)
ここでは、文章そのものに使う記号を確認します。
| 記号 | 英語名 | 読み方 | 使う場面 | 例文 |
|---|---|---|---|---|
| , | comma | カンマ | 語句の区切り、数字の桁区切り | Add a comma after the first name. |
| . | period / full stop | ピリオド/フルストップ | 文末、略語の後 | Don't forget the period at the end. |
| ; | semicolon | セミコロン | 関係の近い2つの文をつなぐ | Use a semicolon instead of a period here. |
| : | colon | コロン | 時刻、列挙や説明の前 | The meeting starts at nine colon thirty. |
| ‘ | apostrophe / single quotation mark | アポストロフィ | 短縮形、所有格 | You need an apostrophe in “it's”. |
| “ | quotation marks / double quotes / inverted commas | クォーテーションマークス | 引用、セリフ、強調 | Put the title in quotation marks. |
| ! | exclamation mark / exclamation point | エクスクラメーションマーク | 感嘆、強い呼びかけ | One exclamation mark is enough. |
| ? | question mark | クエスチョンマーク | 疑問文の文末 | The sentence ends with a question mark. |
| … | ellipsis / dot dot dot | イリプシス | 省略、言いよどみ | He used an ellipsis to trail off. |
| — | em dash / dash | エムダッシュ | 補足の挿入、話の中断 | An em dash works like a strong comma. |
句読点をまとめて指す言葉は punctuation marks(句読点類)です。
「句読点を直しておいて」と言いたいときは、Could you check the punctuation? と言えば伝わります。
なお . を period と呼ぶか full stop と呼ぶかは地域差があるとされ、どちらの呼び方も英語圏で通用します。
ダッシュには長さの違う em dash(—)と en dash(–)があり、en dash は数字の範囲に使われることが多い記号です。
em / en という名前は、活字の幅(M と N の文字幅)に由来すると説明されることが多い呼び名です。
④計算・数式の記号(12個)
続いて、計算式や数学で使う記号です。
| 記号 | 英語名 | 読み方 | 使う場面 | 例文 |
|---|---|---|---|---|
| + | plus sign | プラスサイン | 足し算、追加 | Two plus three is five. |
| − | minus sign | マイナスサイン | 引き算、マイナスの数 | Five minus two is three. |
| × | multiplication sign / times | マルティプリケーションサイン | かけ算 | Three times four is twelve. |
| ÷ | division sign / divided by | ディビジョンサイン | わり算 | Ten divided by two is five. |
| = | equals sign / equal sign | イコールズサイン | 等式 | Put an equals sign after the number. |
| ≠ | not equal to / inequality sign | ノットイコールトゥー | 等しくないことを示す | A is not equal to B. |
| % | percent sign / per cent sign | パーセントサイン | 割合、統計 | Sales grew by ten percent. |
| ± | plus-minus sign | プラスマイナスサイン | 誤差、許容範囲 | The error is plus or minus two. |
| < | less than / less-than sign | レスザン | 大小の比較 | Five is less than ten. |
| > | greater than / greater-than sign | グレイターザン | 大小の比較 | Ten is greater than five. |
| √ | square root / radical sign | スクエアルート | 平方根 | The square root of nine is three. |
| ∞ | infinity / infinity symbol | インフィニティ | 無限大 | The line goes on to infinity. |
計算記号は、記号の名前より「式としての読み方」を覚えるほうが実用的です。
たとえば × は multiplication sign という名前ですが、式を読むときは times と言うのが普通です。
÷ も同じで、10 ÷ 2 は ten divided by two と読みます。
また、英語圏では ÷ より / を使ってわり算を書く場面も多く、10/2 は ten over two とも読まれます。
≠ は not equal to と読むのが一般的で、記号としての正式名称は分野によって表記が分かれます。



名前より「読み方」なんやな。それやったら会話でも使えるわ。
⑤通貨・単位の記号(9個)
ここでは、お金と単位に関する記号を確認します。
| 記号 | 英語名 | 読み方 | 使う場面 | 例文 |
|---|---|---|---|---|
| $ | dollar sign | ダラーサイン | ドル建ての金額 | It's $20, so twenty dollars. |
| ¥ | yen sign | イェンサイン | 円建ての金額 | The price is ¥1,000, one thousand yen. |
| € | euro sign | ユーロサイン | ユーロ建ての金額 | The ticket costs €50, fifty euros. |
| £ | pound sign / pound sterling sign | パウンドサイン | 英ポンド建ての金額 | That's £30, thirty pounds. |
| ¢ | cent sign | セントサイン | 1ドル未満の金額 | It's 99¢, ninety-nine cents. |
| ₩ | won sign | ウォンサイン | 韓国ウォン建ての金額 | The fare is ₩2,000, two thousand won. |
| ° | degree sign / degree symbol | ディグリーサイン | 角度、温度 | Turn it 90 degrees to the right. |
| ℃ | degrees Celsius | ディグリーズセルシアス | 気温(摂氏) | It's 25 degrees Celsius today. |
| ℉ | degrees Fahrenheit | ディグリーズファーレンハイト | 気温(華氏) | It's 77 degrees Fahrenheit today. |
通貨記号でとくに注意したいのが pound sign という言葉です。
pound sign は £ を指す場合と、# を指す場合の両方があります。
アメリカの電話の音声案内で press the pound key と言われたら、それは # のキーを指しています。
金額の話をしている場面では £、電話やキーボードの話では # と、文脈で切り分けるのが実際の運用です。
また、金額を声に出すときは記号名を言わず、数字のうしろに通貨名を付けて読むのが普通です。
$20 は dollar sign twenty ではなく twenty dollars と読みます。
⑥その他よく見る記号(11個)
最後に、書類やWebでよく見かける残りの記号をまとめます。
| 記号 | 英語名 | 読み方 | 使う場面 | 例文 |
|---|---|---|---|---|
| & | ampersand | アンパサンド | 社名、「〜と〜」の省略 | The company name has an ampersand in it. |
| * | asterisk / star | アスタリスク | 注記、必須項目、伏せ字 | Fields with an asterisk are required. |
| ^ | caret / circumflex / hat | キャレット | べき乗、入力の補助記号 | Two caret three means two to the third power. |
| | | vertical bar / pipe | ヴァーティカルバー/パイプ | 区切り、プログラム | Separate the values with a pipe. |
| © | copyright sign / copyright symbol | コピーライトサイン | 著作権の表示 | The copyright symbol goes at the bottom. |
| ® | registered trademark sign | レジスタードトレードマークサイン | 登録商標の表示 | Use the registered trademark sign after the name. |
| ™ | trademark sign / trademark symbol | トレードマークサイン | 商標の表示 | They added a trademark symbol to the logo. |
| § | section sign | セクションサイン | 法律・規約の条項 | See the section sign for the exact clause. |
| № | numero sign | ヌメロサイン | 番号の表示 | The numero sign is rare in English writing. |
| † | dagger / obelisk | ダガー | 脚注の2番目の印 | The second footnote uses a dagger. |
| · | middle dot / interpunct | ミドルドット | 語の区切り、かけ算 | A middle dot can also mean multiplication. |
& は読み上げるときには単に and と読むのが普通で、ampersand は記号そのものの名前として使います。
「Q&A」は Q and A と読み、「Q ampersand A」とは読みません。
* も同じで、必須項目の説明では asterisk という名前を使いますが、伏せ字の話では star と言う人もいます。
№ は英語の文書では使われる頻度が低く、番号は No. や # で書かれることが多い記号です。
メールアドレスとURLを英語で口頭で伝える言い方
ここが、記号の英語でいちばん実務に効く部分です。
電話や対面でメールアドレスを伝える場面では、記号の正式名称ではなく読み上げ専用の短い言い方を使います。
- @ → at(at sign とは言わない)
- . → dot(period とは言わない)
- _ → underscore
- – → dash または hyphen
- / → slash
- 大文字 → capital / 小文字 → lowercase
- 全部小文字 → all lowercase
- スペースなし・ひと続き → all one word / no spaces
たとえば rich_eigo@example.com は、次のように読み上げます。
rich underscore eigo, at example dot com, all lowercase.
ポイントは、@ の前でいったん区切ることです。
相手はメモを取っているので、ひと息に読み切ると必ず聞き返されます。
URLの場合は、https:// の部分を省いて読むのが普通です。
english-agent.jp なら english dash agent dot j p と読みます。
www を読むときは double u double u double u と3回言うのが基本ですが、省略して伝えることも多くあります。
会話例①|電話でメールアドレスを伝える
相手がメモを取る前提で、区切りながら伝える形です。
相手:Could I get your email address?
自分:Sure. It's k-u-m-a-o, underscore, t-a-k-a, at english dash agent dot j p.
相手:Sorry, was that a hyphen or an underscore?
自分:An underscore before “taka”, and a dash in the domain. All lowercase.
なぜこう言うかというと、_ と – は音が似ておらず意味だけが混同される記号だからです。
相手はどちらか分からなくなった時点で必ず確認してくるので、先に「どこにどちらがあるか」を言い直すと1往復で終わります。
また、アルファベットを1文字ずつ読む部分は最初から spell out するとスムーズです。
会話例②|聞き取れなかったURLを確認する
今度は、自分が聞き取る側になったときの言い方です。
相手:Just go to our site and add slash contact at the end.
自分:Let me repeat that. Is it one slash or two?
相手:Just one. And it's all one word, no dash.
自分:Got it. So it's your domain, slash, c-o-n-t-a-c-t. Thank you.
Let me repeat that. は、聞き返しではなく確認のために自分から言い直すときの決まり文句です。
Sorry? や Pardon? を繰り返すより、自分が聞き取った内容を復唱するほうが早く正解にたどり着きます。
Is it one slash or two? のように、数を聞く形にすると相手も答えやすくなります。
会話例③|紛らわしい文字を確実に伝える
最後は、聞き間違えられやすい文字を確定させる言い方です。
相手:Was that “m” as in Mary, or “n” as in Nancy?
自分:“M” as in Mary. Then a hyphen, not an underscore.
相手:And is there a number in it?
自分:Yes, the number one at the end, not a lowercase L.
“◯” as in ◯◯ は、その文字で始まる単語を挙げて特定するための言い方です。
b と v、m と n、数字の1と小文字のlは、電話越しだと非常に取り違えられやすい組み合わせです。
単語は何でもよく、B as in boy のように自分が言いやすいものを決めておくと固まりません。



記号より、この言い方のほうが助かるやん。



実際、通じないのは記号の名前を知らないからではなく、区切らずに読むからです。
呼び方が複数ある記号の一覧|同じ記号でも名前が変わる
ここでは、1つの記号に複数の呼び方がある例をまとめて比較します。
| 記号 | 呼び方A | 呼び方B | 呼び方C | 使い分けの目安 |
|---|---|---|---|---|
| # | hash | pound sign | number sign / hashtag | SNSでは hashtag、電話の音声案内では pound、印刷物では number sign が見られる |
| . | period | full stop | dot / point | 文末は period か full stop、URLとメールは dot、小数点は point |
| ( ) | parentheses | round brackets | brackets | 形で言い分けると誤解が起きにくい |
| [ ] | square brackets | brackets | — | brackets だけだと ( ) と取られることがある |
| { } | curly brackets | braces | curly braces | プログラムの文脈では braces が多い |
| ! | exclamation mark | exclamation point | — | どちらも通じる |
| “ | quotation marks | double quotes | inverted commas | 会話では double quotes が短くて楽 |
| – | hyphen | dash | — | 語をつなぐ役割は hyphen、読み上げは dash が多い |
| * | asterisk | star | — | 書類の注記は asterisk、口語では star も使う |
| / | slash | forward slash | stroke | \ と区別したいときに forward slash と言う |
| @ | at sign | at symbol | commercial at | 読み上げでは名前を言わず at とだけ言う |
| ^ | caret | circumflex | hat | 数式の文脈では hat とも呼ばれる |
この表で押さえておきたいのは、複数の呼び方はどれも実際に使われているという点です。
period と full stop、exclamation mark と exclamation point については、アメリカ英語とイギリス英語で優勢な呼び方が違うと説明されることが多い項目です。
ただし、実際にどちらが使われるかは話し手の出身や業界によっても変わるため、地域ごとに固定と断定することはできません。
学習者としてはどちらも聞いて分かる状態にしておき、自分が言うときはどちらか一方に決めるのが現実的です。
呼び方が割れる記号は、相手に合わせて言い直せると強くなります。
相手が full stop と言ったら自分も full stop に寄せる、というだけで会話が滑らかになります。
記号の英語でやりがちな失敗例|そう言うとどう聞こえるか
ここでは、日本語の呼び方をそのまま英語にしたときに何が起きるかを整理します。
| やりがちな言い方 | 記号 | 相手にどう聞こえるか | 正しい言い方 |
|---|---|---|---|
| at mark | @ | 「アットという印」という説明に聞こえ、何を指すのか伝わりにくい | 読み上げは at、名前は at sign |
| sharp | # | 音楽の♯(別の文字)の話と取られる可能性がある | hash / pound / number sign |
| under bar | _ | 英語に無い組み合わせで、単語として認識されにくい | underscore |
| にょろ/なみせん | ~ | 日本語なので伝わらない | tilde |
| bikkuri mark | ! | 日本語がそのまま出ているだけで意味が届かない | exclamation mark / exclamation point |
| minus | -(URL内) | 引き算の記号の話だと解釈されることがある | dash / hyphen |
| and mark | & | and という語の印、という遠回しな説明に聞こえる | 読み上げは and、名前は ampersand |
| double quotation | “ | 名詞が欠けているため、途中で切れた印象になる | double quotes / quotation marks |
| yen mark | ¥ | 意味は推測されるが、正式な呼び方ではない | yen sign |
| kakko | ( ) | 日本語なので伝わらない | parentheses / round brackets |
この10個に共通しているのは、日本語の呼び方が英語のように見えるのに英語ではないという点です。
アットマーク・アンダーバー・ビックリマークは、いずれも日本語の中で作られた呼び方です。
カタカナで書けるので英語だと思い込みやすく、そのまま口に出してしまいます。
とくに sharp は注意が必要で、# と♯は見た目が似ていますが本来は別の文字です。
# は横線が水平で縦線が斜め、♯は縦線が垂直で横線が斜めという違いがあります。
そのため「シャープを押してください」を Please press sharp と言うと、意図が伝わらないことがあります。
もう1つ多いのが、記号を1つずつ言わずに一気に読んでしまう失敗です。
記号の名前が正しくても、区切りがないと相手は書き取れません。
単語のかたまりごとに一拍おき、記号のところで少しゆっくり言うだけで、聞き返される回数は目に見えて減ります。



アットマークもアンダーバーも普通に言うてたわ。



多くの人が同じところでつまずきます。この2つを直すだけで、メアドは一発で通るようになりますよ。
記号の英語に関するよくある質問
ここでは、記号の英語についてよく聞かれる質問に答えます。
「記号」そのものは英語で何と言いますか?
記号は一般に symbol、または sign と言います。
文章に使う句読点類だけをまとめて指すときは punctuation marks を使います。
キーボード上の記号全般を指す言い方としては special characters もよく使われます。
@ は英語で何と読みますか?
記号の名前としては at sign、または at symbol と言います。
ただしメールアドレスを読み上げるときは、名前を言わず単に at と読みます。
日本語のアットマークは英語の呼び方ではないため、at mark と言っても意図が伝わりにくくなります。
# は hash と pound のどちらで言えばいいですか?
どちらも実際に使われている呼び方で、場面によって選ばれる傾向があります。
SNSのタグの話では hashtag、電話の音声案内では pound、印刷物や書式の説明では number sign が見られます。
迷ったときは hash と言えば広く通じるので、まずはこの1つを覚えておけば十分です。
アンダーバーは英語で何と言いますか?
英語では underscore と言います。
アンダーバーは日本語の中で使われている呼び方で、英語の under bar は一般的な表現ではありません。
IDやメールアドレスを伝えるときは、underscore とはっきり言うと確実です。
かっこは brackets と parentheses のどちらですか?
( ) を parentheses、[ ] を square brackets と呼ぶのが分かりやすい区別です。
brackets という語だけを使うと、[ ] を指す場合と ( ) を指す場合の両方があります。
誤解を避けたいときは、round brackets・square brackets のように形で言い分けてください。
メールアドレスを電話で伝えるコツはありますか?
@ の前後で区切って、2つのかたまりに分けて読むのが基本です。
そのうえで、最後に all lowercase(全部小文字)や no spaces(スペースなし)を付け足します。
紛らわしい文字は、M as in Mary のように単語を挙げて特定すると聞き返しが減ります。
記号の英語名は全部覚える必要がありますか?
全部を覚える必要はありません。
実務で使うのは、@・.・_・-・/ の5つと、かっこ類だけといっても大げさではありません。
残りは「聞いたときに分かる」状態にしておけば、会話で困る場面はほとんどなくなります。
まとめ|記号の英語は「名前」より「読み上げ方」を先に覚える
最後に、この記事の要点をまとめます。
- @ は at sign、# は hash / pound / number sign、_ は underscore
- 読み上げるときは記号の名前ではなく at・dot・dash・slash という短い言い方を使う
- かっこは形で言い分ける(round brackets / square brackets)と誤解が起きにくい
- period と full stop のように呼び方が割れる記号は、どちらも聞いて分かる状態にしておく
- アットマーク・アンダーバー・シャープは日本語の呼び方で、そのままでは伝わりにくい
- 通じるかどうかを決めるのは記号の知識より、区切って読む・復唱するという話し方
記号の英語名そのものは、この記事の表をブックマークしておけば調べ直せます。
本当に差が出るのは、相手が書き取れる速さで言えるかどうかという一点です。
underscore という単語を知っていても、初めて口に出す場面ではほぼ確実に詰まります。
これは知識の問題ではなく、声に出した回数が足りていないだけです。
メールアドレスを伝える・URLを確認するといった短いやり取りは、レッスンの最初の数分でも練習できます。
まったく話せない段階から始められる方法は、オンライン英会話で全く話せない人におすすめの17社で詳しくまとめています。
自己紹介の代わりに自分のメールアドレスを読み上げるだけでも立派な練習になるので、この記事で覚えた形をそのまま試す場所として使ってみてください。



記号の名前より、区切って言うほうが大事やったんやな。



そこまで押さえれば、メールアドレスもURLも一度で伝わるようになります。











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