一休みがてら、勉強疲れの気分転換にアプリで気軽に出来る英語の発音の練習はご一緒にいかがでしょうか。
「発音なんて、伝わればいいや。」
「英語っぽく話すのって恥ずかしいわ。」
「どうせ英語の勉強に活かせないし。」
なんて思ってるあなたたち。
ふふ。詰めが甘いですよ。
英語の発音を練習・理解するとリスニングやスピーキングの上達はもちろん、リーディングの読解まで速くなるのです。
え?だったらやってみたいって?
それでは私が英語の発音を上達させるために実際に使用しているアプリを紹介していきましょう。↓↓↓
監修者
高正熊生
3ヶ月でTOEIC900(今920)・試験対策ナシで英検準1級一発合格・1ヶ月でVERSANT50・留学(大学/語学/ワーホリ)3カ国(オーストラリア・カナダ・アメリカ)・外資系/海外勤務経験・海外在住歴13年以上・アメリカ人と結婚/シャドーイング歴1年以上(シャドテンアンバサダー)・オンライン英会話/英語コーチング/英会話教室/英語学習アプリ/子ども英会話の受講&取材経験50社以上
どうして英語はセクシーに聞こえるのか
英語を話す上で「なぜ外国人が話す英語はあんなにセクシーに聞こえるのか」ちょっぴり気になりませんか?
という事で、日本語と比較してざっと要点をまとめてみました↓↓↓
- そもそも母音の数が違う。
- 話す言葉のリズムやアクセントが違う。
- 話す言葉のつなげ方が違う。
極端に言えば、英語と日本語は発音する言語の中でもかなりかけ離れていると言ってよいでしょう。
では、軽ーくまとめたところで少し掘り下げて説明していきましょう。
母音の数が違う
はい。表にしてみました↓↓↓
日本語 | 英語 | |
母音の数 | 5 | 26 |
日本語の母音は「あ・い・う・え・お」の5個です。
「か(ka)」でも「き(ki)」でも伸ばして読めば「かあああああ」「きいいいいい」と最終的に「あいうえお」のどれかになるので5つなのです。
それに対して英語の母音はなんと26個。
「a・e・i・o・u」と日本語と同じかと思いきや「a」一つの発音でも「ʌ」「æ」「ɑ」「ə」「a」とさらに分けられるようです。
どう違うの?と思われた方、参考までにこんな感じです。↓↓↓
このように日本語にはない発音が多いところをみると「R」や「L」の発音が日本人にとって難しいと言われる理由がわかる気がしますね。
この発音の種類ですが、後述のアプリ紹介「sphonic」でもう少しお話ししますね。
話す言葉のリズムやアクセントが違う
はい。こちらも表にしてみました。
日本語 | 英語 |
|
|
- 日本語の使い分けは音の高低です。
同音異義語は一般的に音の高低で識別します。
例) あめ → 「飴(あ↓め↑)」「雨(あ↑め↓)」
単語のストレス(強勢)や文の持つリズムで話す英語圏の人たちにとって、日本語は割と「平たんな音程に聞こえる」と言われます。
- 英語の使い分けは音の強弱です。
例) I’m <hungry> 私は<腹が減った。>
I’m <so> hungry 私は<たいそう>腹が減った。
このように伝えたい単語に強勢をつけ、文中にリズムやイントネーションを持たせます。
※英語はこの母音への強勢のため音の長短があったり、リエゾンといって語と語がつながり、音の消失が起きます。上記の例では、hungryの[h]音が消失します。
話す単語のつなげ方が違う
先ほどお伝えしたように、日本語は単語や文節を区切って発音しますが、英語はそうではありません。
文にしたら分かりやすいでしょうか。
日:昨日何してたの。
英:What did you do yesterday?
カタカナで単語ベースの発音を示せば「ホワット ディド ユー ドゥー イエスタデイ?」
ですが、実際の発音は「ウァッ ディジュ ゥ ドゥ イェスタディ?」
とかなり違うように感じますね。
これはリエゾンが関係しているのですが、日本語ではあまり意識されません。
例えば、真+赤=「まっか」ですが、これは「あか」の「あ」に音変化が起きています。促音と言います。
先ほどの日本文を英語調にあてはめようとすると、
「昨日なにしてたの?」
「きぬぅなぁしゃぁぬぅ??」
とでもなるのでしょうか。日本語はどこへ……。
このように外国語を習得する際は、単語同士のつながりも考慮し、聞き取るとよいですね。
ELSA Speak
こちらは発音矯正に特化したアプリで、自分の発音をAIが自動認識して正しい発音に導いてくれます。
様々な単語のフレーズから会話のトピックまで、幅広く発音練習が出来たり、無料で発音診断テストが受けられるのですが、フィードバックが早いのでその場ですぐ確認できます。
それぞれ26個の母音を基準に、単語や文を句や節ごとに細かくチェックしてくれるので、どの発音が自分にとって難しいのかもすぐ理解できます。
レッスンステップが進むにつれて惑星間を移動できるゲームのようになっているので、レベルが上がって行くと、ご自身の育成プログラムとしても楽しめそうです。
また、1.2万人以上の方がこのアプリを評価しており、なんと「4.7/5.0」とハイレートで満足されている方が多いようです↓↓↓
・自分の英語を録音して客観的に発音を聞けるから、どこを意識したら良いのかわかるようになった
・発音判定の精度がかなり高く、直すポイントを口の形や舌の位置までアドバイスしてくれるのでとても助かります
・とりあえず試しで使ってみたけど、自分でも上達を感じるので良いともう
出典 : Google Play review
さまざまな会話のトピックや上級者向けの有料版もあるのですが、個人的には無料版でも十分な内容だと感じます。
sphonic
前述で記載した26個の母音+24個の子音それぞれの発音記号、その発音の仕方と付随する単語が記載されている辞書系アプリになります。
発音記号ってなに?と思った方、例えばこれ↓↓↓
difficult [dífikʌ`lt | -kəlt]
beautiful [bjúːtəfəl]
26個の母音↓↓↓
・Short Vowels(短母音)
æ | a | ʌ | ə | i | u | e |
・Long Vowels(長母音)
a: | ɔ: | i: | u: | ju: |
・Vowels with R(Rのついた母音)
a:r | ɔ:r | ə:r | ər | iər | uər | eər |
・Diphthongs(二重母音)
ai | au | ei | ɔi | ou |
・Triphthongs(三重母音)
aiər | auər |
24個の子音↓↓↓
l | r | p | b | t | d | k | g |
m | n | ŋ | f | v | h | s | z |
θ | ð | ʃ | ʒ | ʧ | dʒ | j | w |
音韻数だけで見たらかなり多く見えますが、個人的なこのアプリのおススメ使用法はELSA Speakと並行する事。
個々で苦手な発音が違うので、まず覚えなければいけない表記は必然的に覚えるでしょう。
それに付随して少しづつ全ての表記と発音法を覚えていけば、発音記号のみでどのように発音するかが自然と分かるようになります。
TEDICT LITE
TEDの様々なジャンルのプレゼン動画を視聴できるアプリで、聞き取って書く練習をする「ディクテーション」や発した音声を復唱する「シャドーイング」に効果抜群です。
あ、ちなみにTEDの動画はこんな感じ(このテーマは今流行のコロナについて)です。↓↓↓
このTEDICT LITE、アプリ動画には英文字幕があって速度調節もできるので目的にあった練習が出来ます。
また、オフラインでも視聴出来たり、動画内の単語が一覧で表示されるのでより濃い内容で勉強できるでしょう。
英語を聞いて意味は理解は出来ても、それを相手に話す事や伝える事はまた別の技能です。
是非ネイティブの発音を目指しましょう。
このTEDICT LITE、有料版もあるのですが発音にフォーカスした「シャドーイング」の練習なら無料版で十分だと思います。
私のスマートフォンの画面で、3つのアプリのデザインをご覧ください↓↓↓
シンプルなデザインなので見つけやすいかと思います。
まとめ
さあ、私が実際に使っていておススメしたいアプリを紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
もちろん皆さん独自の方法で発音の勉強をしたり、他のアプリを利用している方も多いでしょう。
じゃあなんで私ぼんびーがこのアプリをおススメするのかって?
それはこのアプリ同士の関係性が強いからです。
- ELSA Speakで発音の矯正。
- それと並行してsphonicで音韻の表記と読み方の理解。
- TEDICT LITEで実際にネイティブの人の発音を真似して復唱。
要はELSA Speakとsphonicでしっかり基礎を叩き込んでTEDICT LITEで実践する。
そんなところでしょうか。
いかに質の高い内容で楽しめるかをモットーに模索しているところであります。
英語の発音のアプリに関して何にしようか悩んでいる方、英語の勉強本で煮詰まり、気分転換したい方の参考になれば嬉しく思います。
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