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英検準1級のライティングで満点!勉強法と使用した参考書を大公開

英検に挑戦するみなさん、どんな対策をしていますか?受験級が高くなるにつれて、かなりハイレベルかつ膨大な語彙力が求められるので、まずは単語を覚えることは重要ですよね。

リーディングやリスニングは、単語力や繰り返しの練習で力が付いてきます。しかし、この記事を読んでいるあなたは、おそらくライティングの対策に悩んでいるのではないでしょうか?

英検にエッセイライティングが導入されて以来、このライティングに足を引っ張られてしまう人が多いようです。特に準1級では、その合格率は全体のたった16%ともいわれ、ライティングの点は確実に合格を左右します。

しかし、私は添削なし、指導なしで英検準1級ライティング満点を取ることができました!この記事では、準1級ライティングの概要、そして私がライティングで満点を取るために実践した勉強法をご紹介します。

この方法はさらにハイレベルな英語の試験にも応用できます。今後、英検準1級、またはTOEFLやIELTSなどの受験を考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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英検準1級ライティングの特徴

まずは、準1級のライティングの特徴を見てみましょう。どんなテーマが出題され、どのように答えるのが良いのでしょうか。

英検準1級のライティングはどんなテーマが出題されるのか

出題されるテーマ例には、このようなものがあります。

・Is it a good idea for governments to build tourists cites, such as theme parks and museums?―政府が遊園地や博物館などの観光地を建設することは良いアイディアでしょうか。(2020年度第1回)

・Do companies need to improve the way they treat their workers?―会社は雇用者の待遇を改善するべきでしょうか。(2019年度第3回)

・Agree or Disagree: High school Education in Japan need to be improved―日本の高校における教育は改善されるべきでしょうか。(2019年第2回)

ジャンルは幅広いように思えますが、主に公共(建物、施設など)、環境(温暖化、環境保護など)、テクノロジー(AI、コンピューターなど)、文化(日本の伝統文化の保持など)が中心のようです。

エッセイは120~150語程度でまとめます。これらのテーマは、大学入試の英語試験や他の英語技能試験でもよく取り扱われるので、対策することのメリットは大きいです。

私は、英検の単語帳の中でこのようなテーマに関連する単語を見つけたら、その単語の例文を覚えたり自分で文を作ってみたりしていました。繰り返すうちに、実際に自分がライティングで使える(=アウトプットできる)ようになりますよ。

英検準1級ライティングの解答のコツ


エッセイライティングで問われるテーマについて、おおまかなイメージがつかめてきたでしょうか。それでは、
高得点へのヒントをお伝えします。

POINTの選び方が勝敗を分ける

英検のライティングは、IELTSなどの他の試験よりも比較的書きやすいと言えます。なぜでしょうか?

それは、解答に使えるヒント(POINT)が示されているからです!例えば、2020年第一回では、問題文がこのように書かれています。

この4つのPOINTの中から2つを選んでさらに肉付けしていくというのが、英検のライティングスタイルです。このヒントがあることで、書く内容をより早く決めることができますね。

自分が使用するPOINTを選んだら、それに関連する懸念点や解決策をまずは日本語でいいので余白にどんどん書き出します。これはブレインストーミングといい、アイディアを引き出すのに最適な方法です。

例えば、2020年第1回(私の受験回です)にエッセイでは、このようにブレインストーミングしました。

↑私はテーマに対する「反対意見」が多く思い浮かんだので、Disagreeでエッセイを書きました。

ブレーンストーミングで書き出したことをもとに、自分の意見を書いていくことがおすすめです。英語のエッセイでは一貫性が重視されています。意見をコロコロ変えなくて済むように、根拠が多く思い浮かんだ方の意見を書きましょう。

たとえ、「私、本当はこうは思ってないんだけど…」という意見でも、話を膨らめることができそうであれば、そちらを選ぶことをお勧めします!語数が足りていなければ、減点の対象になるからです。

テンプレートは存在する?

この記事を読んでいる人は、すでに2級までの受験でライティングを経験されているかもしれませんね。これまでにみなさんが合格点を勝ち取った「テンプレート」や「キーフレーズ」はもちろん準1級でも効果絶大です。

私自身も有効な方法だと感じています。こちらの動画では、テンプレート例がわかりやすく紹介されていますので、復習にどうぞ↓↓

英検準1級ライティングの対策編

ここまで、ライティングの解答法に関するヒントをお伝えしてきました。これが実践できるように、日々対策対策に取り組むことが大切です。この章では、私が実際に使用した参考書や勉強法を紹介していきます。

英検準1級ライティングにおすすめの参考書

まずは、使用した参考書についてです。いきなり驚かせてしまうかもしれませんが…実は、私はライティングに関しては英検対策の本を使いませんでした!

というのも、準1級の受験前にとある参考書に出会ってしまったからなのです。

前述したように、準1級で出題されるテーマは他の英語技能試験と似ています。私の場合は、準1級受験の1年前にIELTSを受験し、その時から対策としてこちらの本を使用してきました。

これで英検準1級ライティング満点!私のユニークな対策法

先ほどご紹介した本の魅力は、手に取っていただければすぐにわかるかと思います。しかし、さらに重要なことは、その本をどう使うかということです。

よく言われていますが、ただ眺めるだけ、音読するだけでは単語もフレーズも自分のものになりません!

私は、この本のフレーズをライティングやスピーキングで実際に使えるようにするため、こんな勉強法をしていました。

まず、ノートを一冊用意します。私は、通学や通勤、またお風呂の中に躊躇なく持ち込めるシンプルなノートを選び、暇さえあれば開けるようにしていました。

ノートの左側に「書けるように(話せるように)なりたい例文」を日本語で書きます。そして、右側には、英文を書いていきます。

私は、左側の日本語を見ながら英文を書けるかチャレンジしてみたり、また英文が口からスムーズに出てくるまで英作文を繰り返したりしました。

これ、何かに似ていませんか?そうです、英語学習者なら1度は聞いたことがあるかもしれない「瞬間英作文」のプロセスと似ています。

「例文の暗記は柔軟さに欠けるので、あまり意味がない。」という人もいますよね。その通りです。丸暗記の文章を日常で使うことは難しいでしょう。

この学習法で間違えてほしくないのは、「丸暗記」が目的ではないということです。
つまり、ここで私がみなさんに伸ばして頂きたいのは、適切な英文を即座に構成する力なのです!

ライティングは試験ですから、時間が限られていますよね。スピーキングに関しては、いつまでも「え~っと…」どまりでは、会話が続きませんよね。英文を即座に組み立てる力は、会話力、作文力を確実に伸ばします。

また、ある程度英文がすらすら思い浮かぶようになったら、自分が問題の出題者になり、トピックを一つ決めてエッセイを書いてみるのも効果的です。

例えば、「環境汚染対策として私たちができること」というテーマを決めたら、今まで自分が「対策ノート」にストックした例文や関連単語の知識を総動員して、ライティングにチャレンジしてみます。

強制されたテーマではなく、自分が決めたテーマだと思うと、書きたいことがより思いつきやすいので、「英文を書く」という行為そのものに自信が持てるようになります!

英検準1級ライティング満点を取得した私の勉強法のメリット

ここまで、私が実践してきた勉強法を紹介してきました。「これなら私にもできそう!」と思っていただけたら嬉しいです。

準1級にチャレンジするということは、すでに他の級でライティングの経験がある人も多いでしょう。ある程度テンプレートやキーフレーズなどを使いこなせるのなら、パーフェクトを目指してみたいと思いませんか?

とはいえ、普段の生活の中で英文を添削、指導してもらう機会はないという人がほとんどではないでしょうか。塾や英会話教室でレッスンを受けるとなると、お金もかかってしまうものです。

しかし、あきらめる必要は全くありません。

実は私は、コロナ渦下での受験でした。当時アルバイトをことごとく断られ、収入はほとんどゼロ。学校や英会話スクールも閉鎖され、誰にも頼ることができませんでした。

そのため私が使用したのは、ご紹介した「必修フレーズ」の本とオリジナルの対策ノートです。これは、本さえ手に入れば、どんな人でもどんな環境でも力を伸ばすことができる方法です。

つまりこの勉強法のメリットは、レッスン代やスクールに通う時間を節約できること、そして英検よりさらにハイレベルな試験にも応用できる力が付くということなのです!

まとめ

以上の方法で、私は英検準1級のライティングで満点を取ることができました

短いスパンで結果が出るような方法ではありませんが、繰り返すことで着実に知識が自分のものになる勉強法です。まとめると、

・出題テーマ例(過去問)に関連する用語を覚える
・参考書の豊富な解答例を、自ら英作文できるノートを作る
・繰り返し、書く&声に出して迷わず事例が思い浮かぶように練習

これが私が実践した方法でした。

いくつかの実用的な例文を即座に英作文できるようになれば、時間と気持ちに余裕(さらに自信!)をもって試験に臨めます。さらに、より自然な文法の運用力、専門性の高い語彙を増やすことに直結するため、英語力を総合的に向上させることができます。

英検に限らず、様々な試験で役に立つと思いますので、興味のある方はぜひ試してみてくださいね。そしてこれから準1級を受験するみなさん、応援しています!

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