脳の海馬とは日常生活の出来事や勉強などで覚えた記憶・情報をためておく場所のことです。
つまり勉強するということは海馬に情報を送るということになります。
勉強で上手くいかない人に不足している事は、ずばり「アウトプット」です。
ほとんどの人は「インプット」のみの勉強を行い「上手くいかない=覚えられない」と勘違いした思考に至ってしまいます。
この思考のままではとにかくインプット繰り返して暗記を繰り返す日々が待っています。勉強と言えばインプットばかりしてしまいますよね。私自身も昔インプットばかりしていました。
実際の所、「アウトプット」し続ければ「海馬」がその情報に対する使用頻度が多いから覚えなければと刺激を送る事ができます。
「海馬」とは、それ程勉強する上で重要な部分となっています。
この記事では勉強を行う上で重要な「海馬」に関して説明していきます。
監修者
高正熊生
3ヶ月でTOEIC900(今920)・試験対策ナシで英検準1級一発合格・1ヶ月でVERSANT50・留学(大学/語学/ワーホリ)3カ国(オーストラリア・カナダ・アメリカ)・外資系/海外勤務経験・海外在住歴13年以上・アメリカ人と結婚/シャドーイング歴1年以上(シャドテンアンバサダー)・オンライン英会話/英語コーチング/英会話教室/英語学習アプリ/子ども英会話の受講&取材経験50社以上
脳の記憶を司る海馬とは?働きやしくみを解説
脳の海馬は覚えた記憶を分別して仕分けていく働きをします。また、新しい物事を憶えていくために重要な役割を担っています。
海馬は、脳の中でもデリケートな部分であります。
お酒の飲みすぎれば、前日の記憶が飛んでしまうということは、誰しも聞いたことがあります。
これは、海馬がアルコールの影響で海馬の働きが鈍ることで正常に働かないからです。
記憶の中でも短期記憶と長期記憶に関与しているのが海馬です。この海馬は記憶できる期間として約2~3年分の記憶を保持し続けています。
脳の記憶を司る海馬|長期記憶と短期記憶
短期記憶は、脳内に短い時間で残る記憶です。日頃、生活している中で耳から聞いた情報や目に入ってきた情報を一時的に保存しています。その反面、長期記憶は経験したことや学んだことを脳内に保存し、長い間脳内に残り続ける記憶です。
長期記憶はさらに分ける事ができます。
それは運動を反復することで覚える非陳述記憶と事実と経験を保持する陳述記憶があります。
特徴としては、非陳述記憶は何回も同じ運動を行うことで体が覚えていく過程のことを指します。例えば、バスケットの練習を繰り返し反復する程、バスケットに関わる動きを体が覚え脳内に記憶に保存されます。
陳述記憶は、エピソード記憶と意味記憶と言われます。
分かりやすく言えば
思い出や過去の体験や経験をエピソードとして記憶するのがエピソード記憶はとして保存されます。意味記憶は記憶の反復や定着させる事で覚える記憶のことを言います。
一般的に記憶力を向上させるには、海馬が重要です。海馬には新しい記憶を保持する機能をもっているからです。
脳の記憶を司る海馬を鍛えるメリット
海馬を鍛えるメリットは様々考えられますが
●記憶力が上がる
●新しい事を覚えられる
●勉強が楽しくなる、好きになる
●脳が若返る
●笑顔が増える
の5種類を考えてこの記事では説明していきます。
●記憶力が上がる
海馬を反復して鍛えることにつながり、日々意識して行わない部分を繰り返し実施することで
記憶力が向上しやすくなります。
●新しい事を覚えられる
海馬の役割が新しく覚えたことを蓄積していくことが役割の一つとしてされています。
海馬への刺激量に応じ新しい変化、物事を憶えやすくなり対応しやすくなります。
●勉強が楽しくなる、好きになる
意識して勉強すればするほど、新しいことを憶えやすくなります。
また、自分自身が行った分だけのリターンが得られることは自分へのモチベーションUPにつながり
楽しいという感情が生まれます。
人は誰でもどんな分野に対しても、行った分の対価や報酬がみられなければ物事を継続する事が困難になってしまいます。
●脳が若返る
海馬を鍛えれば鍛える程、脳に対して負荷量がある程度かかり、思考量が増えます。
思考量が増えるというのは、脳力を使う回数が多くなるため脳が若返ります。
脳はある程度の負荷量がなければ、停滞していくものなのです。
●笑顔が増える
海馬の刺激は脳そのものへの刺激であるため、海馬への血液がめぐる増えていきます。
脳への血液量が増える事で刺激量も増えていくため笑顔を増えます。
脳の記憶を司る海馬の鍛え方を分かりやすく解説!
ではどのように海馬を鍛えればいいでしょうか?
脳の必要容量は限られています。全ての情報を記憶しておくことができないです。
そのため、海馬を活性化させ新しい情報が必要な情報と判断させる必要があります。海馬をより活性化させることにより記憶力UPにつながります。
海馬を鍛えるための具体例
●運動をする
●速読
●脳トレ
●初めての人と話す
●アウトプットを繰り返す
の5種類から海馬を鍛える方法を解説していきます。
どれも効果的な具体例となっていますが、
インプット量を減らしアウトプット量を増やすことで効率よく海馬が刺激することができ、記憶力UPにつながります。
●運動をする
定期的に軽い運動をジョギングやランニングなどを行う事で、脳が活性化しやすくなります。
運動をする際にも毎日同じ運動するのではなく、毎日少し違った運動を行うことで常に脳へストレスを加える事ができます。
●速読
読書を読む場合に、普通の速度で読むのも海馬に対し刺激が加わります。
しかし、意識的に速読を行っていく事で脳に対し負荷をかけることができ、鍛える事につながります。
●脳トレ
脳トレでいうと、脳トレゲームが有名ですね。
最近では、スマフォアプリでパズルやIQのアプリがありますので
そちらを利用するのも効率がいいです。
●初めての人と話す
初めての人と話すのは、ストレスがかかるものです。
ストレスがかかれば、海馬への刺激がつよくかかります。
そのため、毎日新しい人とコミュニケーションがとれる環境であれば話をすることですね。
難しければ、3日一人や1週間一人と新しく会話をする人をふやしていくだけでも鍛える事ができます。
●アウトプットを繰り返す
アウトプットを繰り返す方法は書く・話す・教えるを徹底していくことが大切です。
「書く」は、白紙の紙に自分の言葉で分かりやすいように頭の中の事を整理して書きだします。
「話す」は、事前に勉強したことを人に話してみる事を行います。
「教える」は、人が理解できるレベルになるまで分かりやすく教えていくことを行います。
この上記5つを実施することで、海馬への脳血流量が増加するため海馬がより刺激されるため鍛える事ができます。
脳の記憶を司る海馬のまとめ
それでは、今までの記事についてまとめます。
- 脳の海馬とは?働きやしくみを解説:脳の海馬とは日常生活の出来事や勉強などで覚えた記憶・情報をためておく場所で、覚えた記憶を分別して仕分けていく働きをする。
- 短期記憶は、日頃、生活している中で耳から聞いた情報や目に入ってきた情報を一時的に保存。長期記憶は経験したことや学んだことを脳内に保存し、長い間脳内に残り続ける記憶。
- 海馬を鍛えるメリット5つ:記憶力が上がる・新しいことを覚えられる・勉強が楽しくなる・脳が若返る・笑顔が増える
- 海馬の鍛え方5つ:運動・速読・脳トレ・初めての人と話す・アウトプットを繰り返す
今回は、勉強を行う上で重要な「海馬」についてわかりやすく解説紹介してきました。
知っておくだけで、勉強する際に役立てる情報なっていますので
今回の記事をきっかけにぜひ試してみて下さい。