コロナウィルスによる世界的な苦境の中、大きな舞台で活躍する日本人の姿に励まされることはありませんか?
先日、NBA本契約を勝ち取った渡邊雄太選手のニュースを聞いて勇気づけられた方もいるのではないでしょうか。
今回はNBAでの活躍を通して、日本に希望を与えてくれているもう一人の日本人NBAプレーヤー、八村塁選手の英語力に迫ります。
1、八村塁の基本プロフィール
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日本のバスケ好きなら知らない人はいない、2019年、日本人で初めてドラフト一巡目9位指名を受けNBA入りを果たした、八村塁選手の紹介です。
- 1998年2月8日生まれ(2021年現在23歳)
- 富山県富山市出身
- 父親がベナン人で母親が日本人
- 身長203cm
- 体重104kg
- ポジションはスモールフォワードまたはパワーフォワード
先にも言いましたが、八村選手が果たしたNBAドラフト9位指名を受けるということは、日本バスケ界においてとんでもない快挙でした。
そして、デビュー年からスタメンで、当たり前のように毎試合安定した活躍を見せ、米スポーツメディアにおいても「新人離れした落ち着きと安定感だ」という評価を受けていました。
現在もチームに必要不可欠な選手として、活躍し続けています。
八村選手はベナン人と日本人のハーフですが、国籍は日本であり、生まれも育ちも日本です。
もちろん母国語は日本語で、英語を本格的に勉強しはじめたのは、アメリカ行きが決定した高校三年からでした。
それまでは英語が苦手だったようです。
2、八村塁の学歴、経歴
・中学時代
バスケットボールを始めたのは中学校からで、それまでは野球と陸上をやっていたそうです。
八村選手はバスケを始める前は、バスケに興味がなく、中学の同級生にしつこく勧誘されて、仕方なくバスケ部に入部しました。
しかし、そこで出会った恩師坂本穰治コーチにバスケの楽しさを教わり、バスケに夢中になり、中学三年時には全国大会で準優勝を果たしました。
・高校時代
地元富山を離れ、宮城県の明成高校に入学し、一年時に全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会で優勝に貢献し、翌年の同大会でも優勝、この年アメリカのバスケ強豪大学からのオファーが多数来ていました。
三年時にインターハイとウィンターカップでも優勝を果たします。
多数のオファーの中からゴンザガ大学を選び、渡米を決意したのは高校三年の4月、八村選手の英語猛勉強が始まるのでした。
・渡米、ゴンザガ大学
ゴンザガ大学一年目の八村選手の英語力は、ゴンザガ大バスケコーチ曰く、「10%しか通じなかった」そうです。
毎日練習以外の時間は英語の勉強漬けでした。
それでも試合に出場する機会を与えられ、その中で八村選手は確実に結果を残していきました。
言葉、文化、勉強、バスケスキルアップの全ての試練を乗り越えながら、三年目にはチームのエースとなり、NBAのドラフトにエントリーすることになります。。
3、八村塁の英語力、発音は?
ドラフト時の動画から八村選手の英語力、発音を確認してみましょう。
※インタビューは1分25秒から始まります。
外見の雰囲気も相まって、ネイティブスピーカーにしか見えません。
めちゃくちゃカッコいいですね!
素晴らしい英語力と発音です。
you knowを多様しているのが少し気になりますが、それさえも、もはやアメリカの若者らしい英語だなと感じるほどです。
4、八村塁はどうやって英語を勉強した?
・アメリカ人講師とマンツーマンで勉強
八村選手は渡米を決意した高校三年生から、アメリカ人の講師とマンツーマンの英語漬けの日々を送っていました。
一対一でネイティブスピーカーの講師についてもらいながら学べるなんて、なんて贅沢な勉強法だろうと思う方もいるかもしれません。
しかし、オンラインでネイティブスピーカーの講師と一対一で話すことのできるアプリはいくつも存在します。これは使わない手はないでしょう。
筆者も留学中は一日の半分以上は一対一のクラスで授業を受けていました。
他の生徒もいないので、周りの目を気にすることもないし、講師と仲良くなると自然な会話を楽しめるようになり、勉強を勉強とは思わないような充実した時間を過ごすことができました。
・ラップを聞いて英語を勉強した
八村選手は大学時代、ラップをよく聞いていたそうです。
英語のラップを聞いたことがある方はわかると思いますが、リスニング教材としてはかなり難易度が高いように感じられますよね。
しかし、八村選手にとっては勉強の一環でありつつも、友達やチームメイトと共有出来る娯楽の一つでもあったのです。
英語のラップを楽しんで聞くことが出来れば、リスニングスキルは自然と向上しますよね。
またラップにはスラングなど、日常会話に使うような表現が歌詞にたくさん入っているので、リアルな会話表現の勉強にもなります。
・チームメイトとテレビゲーム
八村選手はゲームも好きで、現在もチームメイトとよくプレイするそうです。
もちろんゲーム内の言語も英語ですので、遊びながら自然と英語に触れていました。
八村選手は机に向かってコツコツと地道な積み重ねができる努力家であり、マンツーマンのレッスンで徹底的に自分を追い込む勉強家です。
そんな中で遊ぶ時も英語に触れ続けました。
ここに英語学習の極意があります。
教材での勉強が大切なのは言うまでもありません。
でも一番成長するのは楽しむ境地にいる時です。
言葉はコミュニケーションの為の道具。
コミュニケーションの目的は相手を理解したい、自分を理解してほしい、もっと簡単に言えば人と仲良くなりたいという動機からです。
「勉強」と身構えるより、楽しもうというスタンスが英語習得の近道であるということを、八村選手の姿から教えてもらいました。
5、八村塁の今後
八村選手は今年NBAキャリア二年目となりますが、相変わらずの安定感でチームに貢献していることで話題です。
今シーズンから入った新しいチームメイトとの相性も良く、チームの中で最多得点を決める試合もあります。
このまま成長し続け、チームを勝たせるエースになる日もそう遠くないでしょう。
バスケットボールの最高峰のリーグNBAで、チームに必要不可欠な選手として活躍する八村塁選手の活躍に、今後も目が離せません。
まとめ
この記事では八村塁選手の英語力について紹介しました。
以下の内容の通りにまとめましたので、ご覧ください。↓↓↓
- マンツーマンで英語漬けの日々を過ごした。
- ラップを聞くことでリスニングスキルを磨き、リアルな会話表現を学んだ。
- 友達とゲームをしながら、学びを学びとも思わない「楽しむ」境地で英会話を習得した。
以上が、今回の記事の内容となります。
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