テレビで取り上げられることが増え、海外旅行先として人気の出ているニュージーランド。雄大な自然に魅了され、こんなところに住んでみたい!そう思いませんか?
観光でもいいけれど、暮らしてみたい!暮らすとなると「働く」必要がありますよね。働くとなると、問題となるのはビザ。とはいえ、ニュージーランドには数多くの種類のビザがあります。
今回は、これから新たにニュージーランドで暮らしてみたいと思う方が現実的に取得できる働くことできるビザ、そしてそのビザを足掛かりに、より長く住むために現在ニュージーランドで働いている私達が主に取得しているビザの合わせて3種類について紹介します。
ニュージーランドで働くことのできるビザ3種類
ニュージーランドで働くことができるビザを3種類紹介します。
・学生ビザ
・ワーキングホリデービザ
・ワークビザ
ほとんどの方にとってこの2択だと思います。ワーキングホリデービザには「30歳以下」という年齢制限がありますので、31歳以上の方にはほぼ学生ビザ一択と言ってもよいでしょう。
“ほぼ”と言いますのは、他にも建築、エンジニア、シェフなどの技術職向けや投資家向け、既にニュージーランド人に愛されている方向け等様々なビザが存在します。かなりテクニカルな人向けのビザなので今回は省きます。次項で詳しくお伝えしますね。
それでは、ほとんどの方にとっての選択肢となるワーキングホリデービザと学生ビザについてお伝えしようと思いますが、実は私もこの足掛かりになるビザを2つ掛け合わせて利用しました。
ニュージーランドは複数のビザを掛け合わせられる事をご存知でしたか?実際に3つのビザを複合させた私の体験談。
私の場合29歳での渡航でしたので、ワーキングホリデービザを念頭に置いていました。ニュージーランドのワーキングホリデーのビザ申請の準備をしていると、日本国内で健康診断を受けられる病院が限られるということが分かりました。私は地方の出身。健康診断を受けるために東京に行かなければならない!?
その時、別の選択肢が浮上しました。6カ月未満の学生ビザなら健康診断不要。しかも、学生ビザなら、語学学校通っている間も働ける!ワーキングホリデーの貴重な期間を学校に費やさなくてよい。
絶対こっちがいい!ニュージーランドは、現地で学生ビザからワーキングホリデービザへの切り替えができることも判明。これだ!と、いうことで日本からは学生ビザを取得してニュージーランドに渡りました。
そして、学生ビザの終わりころにワーキングホリデービザを申請。ワーキングホリデービザで働き出して半年経った時、既に顔見知りになっていた会社がワークビザのサポートを前提に働かせてくれることになり転職しました。
そして、現在は働き続けるためにワークビザを取って滞在しています。このワークビザですが、ワークビザ と一言で言っても実はたくさんの種類があります。
ニュージーランドでワークビザで働いているほとんどの人が取得しているのが《Essential Skills Work Visa》でしょう。私もこれです。こうして3種類のビザ繋ぎ合わせました。
ニュージーランドのそれぞれのビザの特徴、知っておきたいビザの申請方法
学生ビザ《Student Visa》
学生ビザは、学校、就学時間数に応じて一定条件下で就労可能です。
学校と一口にいっても様々。語学留学や、ワーキングホリデーの最初に通う方が多い語学学校。ニュージーランド移住を目指し専門学校にあたるディポルマに通い、卒業後働けるビザ取得を目指すことも可能。もちろん、大学に4年間留学される方もいるでしょう。
就学しながら働きたい方は、その学校がその条件を満たすか、自分の希望するコースが対象になるかを確認しましょう。ちなみに私は学業に専念するため働きませんでした。
ワーキングホリデービザ《Working Holiday Visa》
ワーキングホリデービザは、18歳〜30歳のみが申請でき、学ぶことも、遊ぶことも働くこともできる若者の特権ビザです。
もう30歳という方。まだ間に合います。30歳の内に申請すれば良いのです。ビザが下りて1年以内に入国しそこから1年間有効になります。なので、30歳11ヶ月で申請して31歳11ヶ月で入国しワーキングホリデーで32歳を迎えるギリギリワーキングホリデー、通称ギリホリもいます。
私は、ワークビザに繋げるための準備期間として活用しました。
ニュージーランドのワーキングホリデービザについて非常にわかりやすく伝えている動画がありますのでぜひご参照ください↓↓↓
ワークビザ 《Essential Skills Work Visa》
Essential Skills Work Visaは特定の雇用主の元でのみ就労可能です。
会社に移民局へ「この人がうちの会社で必要なので在留させて下さい」とお願いしてもらう必要があります。なので、仕事が決まっていないと申請できません。これが日本から最初に取れない理由です。会社も会ったこともない人が会社に合った人材かどうか分からないですから。ワーキングホリデーが良いお試し期間になっているのです。
ビザ申請ですが、全てオンラインで申請します。手軽なのですが、ちょっとした記入ミスでビザが下りなかった友達がいたので慎重に入力しましょう。
必要書類は大体共通しています。書類はスキャンして添付します。
・申請フォーム
・申請料
・パスポート
・証明写真:データになるので、カメラ屋さん等で撮ってデータをもらいましょう
・健康診断:6ヶ月以上の方。都市によって大きく値段が違います!結果は病院から直接移民局に送られます。
・無犯罪証明書:警察証明とも呼ばれます。通算2年以上滞在する方が必要になります。取得の2〜3ヶ月かかりますし、仕事が決まった後でないと書類の都合上申請できません。
・資金証明
・復路航空券もしくは十分な資金の証明
・入学許可証
・学費支払い証明書
・滞在先証明書:学校等を通してホームステイ先や寮手配が証明もしやすいです。
まとめ
海外へ飛び出すことは勇気のいることです。ビザ申請などが面倒と思うこともあります。それでも、日本にいたら出会うことがなかったであろう人、考え方、価値観との出会いがたくさんあります。人生は一度限り!人生の中で一瞬かもしれない海外に住む経験は、その後の人生に新たな彩りを添えるでしょう。
ニュージーランドは人類が定住してわずか800年。まだまだ新しい国です。ニュージーランド人でも、永住権保持者でもない私達をニュージーランド政府は“国民”と呼んでくれます。私達も含めて国民を大切にしてくれるあたたかく大きなハートをもった国。海外への一歩を踏み出すのに最適な国、ニュージーランドでお待ちしています。
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