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ケンブリッジ英検FCE(B2)を受けた私がCEFR準拠の試験を受けるメリットを徹底解説!【体験談】

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近年、就職活動やビジネスにおいて、自分の英語力を証明する機会が増えてきました。

確かにTOEFLやTOEICなどは比較的ポピュラーですが、2年ごとに試験を受け直し、スコア更新するのはひと苦労ですよね。

なんと「2年ごとのスコア更新なし」「1回の受験で一生使える英語力の証明書がもらえる」英語試験があることをご存知でしたか?

今回は、意外と知られていないケンブリッジ英検(FCE/b2)について、私の体験談も含めてお伝えします!

 英検受験の注意点

 

英検を取得すれば入試で有利ですし、留学や就職にも役に立ちます。

 

そして、何より自信につながります

 

でも英検の検定料は高いので落ちるとお金がもったいないですし気分も落ち込みますよね。

 

面接は緊張するので必ず練習して挑みましょ う。

 

英語の先生相手に練習すれば文法や言い回しの間違いを教えてくれるので安心です。

 

 

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この記事でわかること|タップで飛べる目次

監修者

高正熊生

3ヶ月でTOEIC900(今920)・試験対策ナシで英検準1級一発合格・1ヶ月でVERSANT50・留学(大学/語学/ワーホリ)3カ国(オーストラリア・カナダ・アメリカ)・外資系/海外勤務経験・海外在住歴13年以上・アメリカ人と結婚/シャドーイング歴1年以上(シャドテンアンバサダー)・オンライン英会話英語コーチング/英会話教室/英語学習アプリ/子ども英会話の受講&取材経験50社以上

ケンブリッジ英検とは

ケンブリッジ英検の正式名称は、Cambridge English Qualificationです。

これはイギリスの名門ケンブリッジ大学によって設立された英語検定を指します。

「名前すら聞いたことがない!」という人も多いかもしれませんが、実は世界130か国の企業・学校などから高く評価されている、権威ある試験なのです。

CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に準拠した試験でもあるため、特にヨーロッパを中心に世界でも多くの企業がケンブリッジ英検取得を労働条件の1つとしています。

もちろん日本でも受験が可能であり、驚くべきことに1度合格認定されれば認定書に有効期限がないんです!

つまりケンブリッジ英検は、あなたの英語力を一生涯証明する最強の試験なのです。

CEFRって何?

ケンブリッジ英検はCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)準拠の英語試験であるとお伝えしましたが、そもそもこの試験は一体何なのでしょうか?

CEFRは、外国語の学習者がどのレベルまで習得しているのかを測るガイドラインのことです。

ちなみにこの起源は、EUの発足までさかのぼります。

1993年、28ヶ国が統一されたEUでは、各国民に対し「母語とは異なる言語を身につけて異文化理解に努めよう!」と求めることにしました。

CEFRの指標では学習者の知識量ではなく「何がどの程度までできるか」が基準になっています。

CEFR|各レベルと能力

こちらは学習者の言語運用能力を、レベルごとに示したものです。↓

CEFR レベル 言語運用能力の例
A1 学習を始めたばかりの者・初学者 具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と言い回しは理解し、用いることもできる。自分や他人を紹介することができ、どこに住んでいるか、誰と知り合いか、持ち物など個人的情報について、質問したり、答えたりできる。もし、相手がゆっくり、はっきりと話して、助け舟を出してくれるなら簡単なやり取りをすることができる。
A2 学習を継続中の者・初級者 ごく基本的な個人的情報や家族情報、買い物、近所、仕事など、直接関係がある領域に関する、よく使われる文や表現を理解できる。簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄についての情報交換に応ずることができる。自分の背景や身の回りの状況や、直接的な必要性のある領域の事柄を簡単な言葉で説明できる。
B1 習得しつつある者・中級者 仕事、学校、娯楽、で普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば主要点を理解できる。その言葉が話されている地域を旅行しているときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近で個人的にも関心のある話題について、単純な方法で結びつけられた、脈絡のあるテクストを作ることができる。経験、出来事、夢、希望、野心を説明し、意見や計画の理由、説明を短く述べることができる。
B2 実務に対応できる者・準上級者 自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的かつ具体的な話題の複雑なテクストの主要な内容を理解できる。お互いに緊張しないで母語話者とやり取りができるくらい流暢かつ自然である。かなり広汎な範囲の話題について、明確で詳細なテクストを作ることができ、さまざまな選択肢について長所や短所を示しながら自己の視点を説明できる。
C1 優れた言語運用能力を有する者・上級者 いろいろな種類の高度な内容のかなり長いテクストを理解することができ、含意を把握できる。言葉を探しているという印象を与えずに、流暢に、また自然に自己表現ができる。社会的、学問的、業務上の目的に応じた、柔軟な、しかも効果的な言葉遣いができる。複雑な話題について明確で、しっかりとした構成の、詳細なテクストを作ることができる。その際テクストを構成する文句や接続表現の用法をマスターしていることがうかがえる。
C2 母語話者と遜色のない熟練者 聞いたり、読んだりしたほぼ全てのものを容易に理解することができる。いろいろな話し言葉や書き言葉から得た情報をまとめ、根拠も論点も一貫した法歩で再構成できる。自然に、流暢かつ正確に自己表現ができ、非常に複雑な状況でも細かい意味の違い、区別を表現できる。

出典:ブリティッシュ・カウンシル、ケンブリッジ大学英語検定機構

私は今回B2レベルに相当するFCEという試験を受けました。

こちらが、学習に使用したテキストです。↓↓

ケンブリッジ英検のレベル

日本でも多くの人が受験する英語技能検定(英検)と同様、ケンブリッジ英検にも級(レベル)があります。

こちらは、レベルや得点を英検/TOEICと比較した表です。↓↓

ケンブリッジ英検レベル 英検 TOEIC CEFR
A2 Key/A2 Key for School
(KET )
3級 200~300 A2
Preliminary/B1 Preliminary for School
(PET)
準2級 400~500 B1
First/B2 First for School
(FCE)
2級~準1級 500~600 B2
Advanced
(CAE)
1級 700~800 C1
proficiency
(CPE)
900~990 C2
私は今回、First/B2 (FCE)を
受験しました。

ちなみに「for school」の内容は、学生(日本の高校生くらいまで)向けとなり、試験に出る単語に関しても少し学校チックな「修学旅行」や「理科の実験」などになっています。

どの試験を受けるとしても、まず重要になるのが語彙力です。

まずは、単語学習でしっかりと基礎を作りましょう!↓↓

ケンブリッジ英検B2の位置づけ

B2レベルの試験はFCE( First Certificate in English)と呼ばれることが多く、こちらは覚えておくと便利な名称です。

FCEに合格し、あなたの英語レベルがB2であると認定されるには、以下のような力が求められます。

【FCE】難関大学入試レベル。または、海外大学入試準備コースレベル。英語を使う環境で仕事をするのに必要な英語力を測るテスト。このレベルでは、ある程度の正確さを持って自分の意見を伝えられたりプレゼンテーションをする力が求められる。

このケンブリッジ英検FCEは、ヨーロッパで就職・進学する際に最低限求められるレベルです。

FCE「First」とも呼ばれていますが、その難易度はかなり高いので、個人的には「これのどこがFirst!?初級ではないよ~」と思ってしまいました。

調べてみると、FCEは「海外進学・就職を視野に入れる英語学習者の登竜門」とも呼ばれていることがわかりました。

確かに、その意味ではFirstかもしれませんね。

そのため、ケンブリッジの受験を決めた方はまずFCEの認定を目指しましょう!

FCEに合格し、B2レベルの英語力を証明できれば、日本であっても海外でも職業選択の幅が広がること間違いなしですよ!

通勤・通学のスキマ時間の活用もおすすめです。

私はイヤホンをつけて英語のPodcastを毎日聴いていましたよ!↓↓

【体験談】FCE(B2)はこんな試験だった

ここからは、実際にFCEを受験した感想をお伝えしていきます。

感想①リーディングだけじゃない!?

英語の試験には、リーディングがつきものですよね。

しかし!FCEの最大の特徴の一つである、Readingのパートですが、ただの長文読解ではありません。

リーディングパートの試験科目名をよく見てみると「Reading and Use of English」と書かれています。

もうお気づきでしょうか?

Use of English、つまり英文法や語法の運用、さらにイディオムや会話表現など幅広い英語の知識も同時に問われるのです!

勉強不足を痛感

いざ問題を解こうとすると、自分の英文法知識は意外と曖昧であったことを思い知らされました。

しかも、マーク式ではなく記述式!(一部マーク選択の問題もあります)

私はセンター試験を受験したときの文法書まで引っ張り出して、勉強したのですが……。

正直なところ、壁はとても高かったです。

感想②緊張のライティング

今回の受験で私が最も驚いたのは、ライティングをボールペンで解答することでした。

私はこれを知らず、試験が始まってからとても焦りました。

ケンブリッジ英検のライティング時間は1時間20分と余裕があるのですが、それは下書き→本書きというプロセスを考慮した時間だったようです。

エッセイを1題、インフォーマルな手紙を書く問題を1題解きました。

出題されたのは、このようなテーマです。↓↓

・最近、人々は毎日たくさんの写真を撮るが、これは良いことか悪いことか。

・大学一年生の英語圏の友達が、授業について行けずに困って手紙を書いてきた。
そのため私(受験者)はその返信としてアドバイスを含んだ手紙を書いた。

テーマは比較的簡単でしたが、受験前にはフォーマル・インフォーマル両方の手紙の書き方を心得ておく必要があると感じました。

感想③方言もアリなの?バラエティ豊かすぎるリスニング

ケンブリッジ英検のリスニング音声は、2回ずつ繰り返されるので余裕を持てます。

そのはずでしたが、中には全く聞き取れない英語も登場し、撃沈でした(泣)。

ケンブリッジ英検のリスニングでは、なんとスコットランドやアイルランド、さらにオーストラリア訛りが入った英語が問題に含まれていたんです。

私の場合「え、これスコットランドの訛りだよね!」などと1度思ってしまうと「自分の慣れ親しんだ英語とは違う」というフィルターがかかってしまいます。

すると、放送されている英文よりもそのアクセントに意識が向いてしまい、それが気になってしまったのです(笑)。

落ち着いて聞けば、十分聞き取れるはずのリスニング。

しかし、本番の試験では私の集中力が低下し、それがバッチリ表れてしまいました。

感想④パートナーは運次第?ユニークなスピーキングテスト

ケンブリッジ英検のスピーキングテストは、他の英語試験と大きく異なります。

受験者と面接官の一対一ではなく、受験者2人に対し試験官が1人、採点者が1人です。

受験者が2人、と聞いてもあまりピンときませんよね。

そこで、スピーキングテストのパート1の内容をまとめました。

このように、受験者2人で協力しながらテストを乗り切るという超ユニークなスピーキング試験です。↓↓

①試験官から受験者に関する質問をされる。
(Home town, family, hobbyなど)
→受験者2人(以下受験者A,B)がそれぞれ答える。
②受験者Aに2つの写真がプリントされた問題用紙が手渡される。

→受験者Aは問題用紙の2つの写真の共通点・相違点を英語で説明する
③受験者Bは、②で回答した受験者Aの答えに関連した新たな質問をされる。
④次は、役割を交代。今度は受験者Bが写真を英語で説明し、受験者Aが質問に答える。

成功の鍵はパートナーにあり

ご紹介した通り、スピーキングテストでは他の受験者とペアになって受験します。

つまり、本番当日まで相手がどんな人なのかわからないのです!

かなり運任せではありますが、試験がうまくいくかどうかはパートナーとして組む受験者にかかっていますよね。

幸い、私はFCEのために1年間みっちり勉強してきた男性だったので、パート1もパート2のディスカッションもかなり好調でした。

どんな相手とも会話をスムーズに続けられるか

英語の試験でこんなにハイレベルなスピーキング力(もはやコミュニケーション能力?)が測られるとは、驚きでした。

しかし、このレベルまで極めれば本物のスピーキング力がつくと思いませんか?

難しいテストではありましたが、受験したことでスピーキング力が身についたと実感しました。 

こちらの本は、スピーキングに使えるフレーズが満載なのでおすすめです↓↓

コロナ禍での受験

今回の受験は、もちろん感染対策がしっかり行われていました。

まず、受験者は各セクションごとで退出するように言われ、その間に試験監督者が受験教室を除菌・清掃していました。

リーディングやライティングを終えるたびに教室の外に出るのは面倒でしたが、毎回の入出時の消毒も含め、感染対策は万全だと感じました。

また、受験者1人につき1つ長机が与えられたので、ソーシャルディスタンスの確保も問題ありませんでした。

そのため来年度受験予定の方は、コロナ禍が継続中であっても安心して申し込んでくださいね。 

海外渡航が難しくても、本場の英語に触れることができる本はこちらです。↓↓

まとめ

ケンブリッジ英検の受験体験をご紹介しました。

今回の記事をまとめます。↓

・ケンブリッジ英検は更新不要、一生涯使える優れた試験
・海外就職はもちろん、日本でも英語力を証明できる有力資格
・FCE(B2/First)は学習者の登竜門!受験の価値が高い
・コロナ禍でも対策は万全!安心して受験が可能

以上となります。

世界中がコロナ禍のため、海外留学や就職がなかなか実現できないと辛いものですが、このようなときこそしっかり準備できるチャンス。

ぜひ挑戦してみてくださいね!

 英検受験の注意点

 

英検を取得すれば入試で有利ですし、留学や就職にも役に立ちます。

 

そして、何より自信につながります

 

でも英検の検定料は高いので落ちるとお金がもったいないですし気分も落ち込みますよね。

 

面接は緊張するので必ず練習して挑みましょ う。

 

英語の先生相手に練習すれば文法や言い回しの間違いを教えてくれるので安心です。

 

 

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落ちると時間と勉強した労力が無駄になってしまうので、面接が心配な方はアクエス英会話を受験前に受けてみてはいかがでしょうか

 

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