こんなお悩みはありませんか?
この記事では私の学習経験をもとに、ネイティブ英語に近づくための効果的アクセント習得法をお伝えします。
今回は、イギリス英語のアクセントで学ぶ記事なので、特にイギリス英語に憧れている人は必見ですよ!
それでは、ぜひ最後まで読んでくださいね。
監修者
高正熊生
3ヶ月でTOEIC900(今920)・試験対策ナシで英検準1級一発合格・1ヶ月でVERSANT50・留学(大学/語学/ワーホリ)3カ国(オーストラリア・カナダ・アメリカ)・外資系/海外勤務経験・海外在住歴13年以上・アメリカ人と結婚/シャドーイング歴1年以上(シャドテンアンバサダー)・オンライン英会話/英語コーチング/英会話教室/英語学習アプリ/子ども英会話の受講&取材経験50社以上
イギリス英語とは
まずはそんな疑問にお答えします。
そもそもイギリスとは
実は、私たちがよく使う「イギリス」ですが、1つの国の名前ではありません。
イギリスは、4つの国(イングランド、スコットランド、北アイルランド、ウェールズ)で構成された連合国のことなんです。
ちなみに、正式名称はUnited Kingdom of Great Britain and Northern Ireland。
さすがに、こちらを毎回正式名称で呼ぶのは大変ですよね。
というわけで、日本では通称の一つである「イギリス」が広く採用されています。
「イギリス英語」の定義
イギリスの4つの国では、それぞれ特徴的な英語が話されています。
地域ごとに方言も存在するため、一口にイギリス英語といっても、そのバリエーションは豊かです。
ですので、厳密に言うと「これがイギリス英語!」と一概に定義づけるのは難しいのです。
しかし、アメリカ英語などの他の英語圏で話される英語と比べると、イギリス英語はそれぞれ特徴があり、確かに聞き分けやすいです。
以下の比較例をチェックしてみましょう。↓↓
”T”はしっかり発音
イギリス英語とアメリカ英語を比較したときに、もっともわかりやすい単語は、やはり「water(水)」でしょう。
アメリカ英語では、Tの発音がLに近くなることが多く「wˈɔːṭɚ(ワラー)」のような発音になります。
一方、イギリス英語ではTを日本語のタ行のようにしっかり発音することが多いです。
もちろん、こちらも地域によりますが、まずアメリカのようなLの発音になることはありません。
ちなみに発音記号は「wˈɔːtə(ウォーター)」となり、日本語の「〇〇ウォーター」などに近い発音になります。
”R”は舌を巻かない?
イギリス英語最大の特徴として、これもよく言われています。
例えば「teacher(先生)」と言う単語。
アメリカ英語では語尾の-erを発音するときに、下が下顎から離れ、Rを巻く発音になります。
一方イギリス英語は、どちらかというと「ˈtiːtʃə(ティーチャ)」となり、tea-cherの後半部分も日本人が言いがちな「ティーチャー」と似ています。
イギリスではアクセントで〇〇がわかる!?
イギリスでは、話し手のアクセントで階級や出身地域がわかると言われています。
例えば、ボリス・ジョンソン首相などの上流階級層が話す英語とロンドンで若者が話している英語は、アクセントに違いがあります。
つまり、イギリスではアクセントで「この人は〇〇の出身だな」と推測できてしまうのです。
この後、有名なアクセントをいくつかご紹介しますが、まずは本場のイギリス英語がどんなものか、聞いてみましょう。↓↓
代表的なイギリス英語アクセント
先ほどお伝えした通り、イギリスは4つの国で成り立っています。
そのためアクセントのバリエーションも様々です。
ここでは、よく知られているイギリス英語のアクセントをご紹介します。
あなたのお気に入りのアクセントが見つかるかもしれませんよ!
RP(Received Pronunciation)
RP(Received Pronunciation)は、イギリスで標準であるとされてきた「容認発音」です。
ボリス・ジョンソン首相を含むイギリスのエリート、上流階級の人はこのRPアクセントで話しています。
なんとこのRP、標準発音であるにもかかわらず、イギリス人口のたった3%にしか話されていないのです。
アメリカ英語を話す人の中には「(イギリス英語は)気取った英語に聞こえる」と感じている人も。
ちなみに私は、RPの一種である「モダンRP」が好きなので、この人の動画で学んでいます。↓↓
コックニーアクセント
コックニーアクセントとは、ロンドンの労働階級のアクセントの1つです。
こちらはロンドンの方言の中でも有名ですが、約500年に渡りロンドンで話されています。
今でもこのアクセントは多くの映画やテレビで用いられていますが、話者の減少が原因で存続が危ぶまれているのです。
コックニーアクセントが気になる方は、こちらの動画で聞くことができますよ!↓↓
スコットランド英語
イギリスの一部であるスコットランドでは、どんな英語が話されているのでしょうか。
実は、スコットランド英語というと、イギリス在住の人でも聞き取れないほどユニークなくせのあるアクセントで有名なのです。
以下の動画を初めて観た時、私も「これが英語だとは信じられない!」と驚きました。
しかし、時々聞こえる巻き舌や流れるような滑らかさがどこかロシア語に似ていて、とても素敵なアクセントだなと感じました。↓↓
この巻き舌や滑らかな発音、なんともロシア語っぽくて、私大好きなんです。
どうでしょうか。イギリス英語に興味が出てきましたか?
導入として、イギリス英語を聞きながらロンドンの歴史や文化を学んでみるのもオススメです。↓↓
アクセントを学ぶメリット
あなたも「単語さえ言えれば会話はできる」「発音できなくても読めれば十分」と考えていませんか?
もちろん単語や文法は英語学習の基礎ですが、私はイギリス英語に限らず、英語のアクセントを学ぶことに重要な意義があると実感しています。
それはなぜか?というと、アクセントや発音を学んだことで次のような体験ができたからです。↓↓
嬉しいフィードバックでモチベーションUP!
イギリス英語のアクセントを学び始めて、数か月経ったある日のことです。
「あなたのブリティッシュイングリッシュ(=イギリス英語)が好きなんだけど、どこに留学してたの?」
「日本人の生徒でイギリスのアクセントなのって珍しいよ、クールだね!」
オンライン英会話の先生たちから、こんなことを言われるようになったのです。
「私、今イギリス英語で話すことができているんだ!」と実感し、とても嬉しい気持ちになりました。
英語学習のモチベーションUP
実は、私の留学経験は「カナダの語学学校に2週間」という超短期留学のみです。
もちろん、海外で暮らした経験はありません。
しかし、独学でアクセントや発音の練習をし続けた結果、イギリス英語で話していると認知されるほど、アクセントが習得できていたことが分かったのです!
こうして私はアクセントが身についた嬉しさから、英語学習へのモチベーションがUPしました。
リスニングが聞き取れるようになる
発音とアクセントの学習を始め、最初に効果を実感したのがリスニングです。
実は、よく言われている「毎日とにかく英語を聞き続ければ、いつか聞き取れるようになる」という話は、実は最も避けるべき学習法なのです。
経験上、発音記号やアクセントを丁寧に勉強するほうが、イギリス英語に限らず、ネイティブの英語話者の英語を聞き取る第一歩となりました!
現に私も発音・アクセントの勉強をするようになり、IELTSのリスニングスコアが6.5→7.5まで伸びたので、オススメです。
イギリス英語のアクセントをドラマ仕立てで楽しく学習できる本はこちらです。↓↓
イギリス英語のアクセントをマスターしよう!
独学でも、日本国内でもできることばかりなので、ぜひ今日から試してみてくださいね!
①BBCのPodcastを聞く
Podcastは生きたネイティブ英語を学ぶのに、最も効果的な手段であると感じます。
しかも無料!
私は毎朝、BBCのニュースをPodcastで聞くことから1日を始めます。
アメリカ英語に慣れている人が初めて聞くと、同じ英語だとは思えないほど驚くでしょう。
BBCには、ニュースの他にもたくさんの英語学習系番組があるので「いきなりニュースだと、ちょっと難しい」と感じる人も、ハードルが低めのものから楽しめます。
②YouTubeで発音の先生の動画を見る
Podcastが音声のみである一方、YouTubeではネイティブスピーカーの表情まで見ることができます。
口の形や唇の使い方は、発音やアクセントの上達にとても役立ちます!
私がよく観ているYouTubeチャンネルをいくつかご紹介します。↓↓
ETJ English
私がモダンRPを学んでいる人気YouTuberの1人です。
アクセントだけでなく、イギリスのスラングも紹介しているので、よりイギリス英語を深く学びたい人にオススメです!↓↓
English with Lucy
このチャンネルのLucyも、Posh(上品で上流階級寄り)な英語を話すYouTuberです。
イギリス英語の母音一つ一つの発音まで、丁寧に解説されているので、ファンが多い発音の先生です。
私はLucyのチャーミングなキャラクターが大好きで、彼女を「理想の英語話者」と呼び、アクセント練習に取り組んでいます。
気になる方は、こちらから動画をチェックしてみてくださいね!↓↓
③イギリス英語ベースの英語試験を受ける
実は、私にとって最も効果を感じた方法がこれでした。
イギリス英語がメインの試験とは、例えばIELTSやケンブリッジ英検などです。
これらの試験を受験する際、イギリス英語に慣れるために過去問のリスニング音源を何度も何度も聞きました。
もちろん、その音源を聞きながらシャドーイングもしていたため、その習慣によってだんだんイギリス英語のアクセントが身についたと考えられます。
特に、IELTSのリスニングはほぼ全てイギリス英語なので、難しく感じる人はリスニングに特化した教材から始めることをオススメします。↓↓
まとめ
人気のイギリス英語アクセントを、独学でも習得できる方法をご紹介しました。
では上記記事の内容をまとめます。↓↓
・イギリス=イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドからなる連合国のこと
・国や地方でさまざまなアクセントがある
・アメリカ英語と比べると発音に大きな違いがある
以上となります。
イギリス英語に限らず、英語のアクセントを習得することはネイティブ英語に近づく最適な方法の一つです!
みなさんもぜひ試してみてくださいね。
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