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フォニックスの英語の発音の学習方法とは?正しい発音を学ぶべき理由を解説

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英語を勉強しているのに一向にネイティブの会話を聞き取れない」
「カタカナ読みになってしまって、英語っぽく発音できない」

英語を学習する多くの日本人がこんな悩みを抱えていると思います。
でもこれっておかしいと思いませんか。

みなさんの人生で、日本語が聞き取れない、発音が難しいと感じたことがありましたか。
おそらく無いor覚えてないと思います。
母語である日本語と英語でなぜこのような違いがあるのでしょうか。

英語と同じように日本語にも4技能があります。
まずは周りの人の会話が聞けるようになって、だんだんと自分も喋れるようになっていきます。
そして文字が読めるようになり、文章を書けるようになっていきます。

英語でも同じように学んでいけば、自然と英語を使えるようになっていくはずです。
ではなぜ英語は読んだり書いたりできるのに、聞いたり話したりできないのでしょうか。
それはあることを学んでいないからです。

そのあることとは何か。
ずばり、発音です。

最近の学校の授業はわかりませんが、私が学生のときは発音をしっかり学んだことはありません。
リスニングの練習なら、スクリプトを見ながらCDを聞く。
スピーキングの練習なら、先生の後に続いて音読する。
そんなことばかりやっていました。

しかし、そもそも1つ1つの音を知らないのに正しく聞いたり、話したりできるのでしょうか。
よほど良い耳を持っていないと難しいと思います。

例えるなら、正しく音階を聞き取れないのに曲を聴いて耳コピしたり、チューニングできていない楽器で演奏したりするようなものです。
この記事では、なぜ発音を学ぶ必要があるのか、どう学べばいいのかを英語圏で使われるフォニックスというプログラムを通してお伝えしていきます。

この記事でわかること|タップで飛べる目次

筆者

たかまさ

元トラックの運転手で無気力な生活を送っていたが、30歳で英語力ゼロから英語学習を始めて英語が話せるようになり、世界が広がって人生が楽しくなる。その後、外資系企業に転職し、現在は米国勤務。TOEIC920英検準1級・留学3カ国・アメリカ人と結婚・英語サービス体験50社以上

フォニックスとは?なぜ英語を聞き取れないのか?

まずは英語を聞き取れない原因から考えていきましょう。
発音を知らなければ英語の音を、意味のある音として認識できません。

先ほど音楽で例えたように、
音階を知らなくても曲を聴くことはできますが、感覚的にしかわかりません。

言語についても同じです。
日本語で考えてみましょう。
なぜ日本語なら問題なく聞き取れているのでしょうか。

それは5歳前後のときに、50音を学ぶからですよね。
それまで見よう見まねで話していたところから、50音表を見てしっかり1つ1つの音を学びます。
音を聞いて話す、という練習を繰り返すことで無意識に50音が染みついていくのです。

これと同じことを英語圏の子供たちはフォニックスというプログラムを使って音を覚えます。
日本語と英語の大きな違いは、日本語の50音は文字と音が1対1なのに対して、英語はアルファベットの名称と発音が一致していないことです。

dogは「ドッグ」と読みますが、「ディー、オー、ジー」とは読みません。
フォニックスを通して単語として発音できるようになっていくのです。

↓↓↓フォニックスがよく分かる動画はこちら

日本の小学校ではローマ字を習う際にアルファベットを覚えますが、発音までは教えられません。
そのため、中学校などで本格的に英語の授業が始まった際にローマ字読みをしてしまう生徒が多くいます。

紙のテストならばそれでも何とかなりますが、実際に英語を使う段階になるとせっかくの努力が逆効果になってしまいます。
この悪影響は英語を話すときにも表れるのです。

なぜ英語を話せないのか?

発音を学んでいないことで、スピーキングの上達も妨げてしまいます。
聞き取れない音は、発音することもできません。
どんな音かわかっていなければ、自分で発音できているかチェックすることができないからです。

正しい発音ができていない状態は、チューニングできていない楽器で演奏するようなものだといいました。
英語の発音を学んでいない段階では、日本語の発音にチューニングされている状態です。
英語を読んでも自然とカタカナ読みになってしまいます。

学校では、英語の音声に続いて読む、シャドーイングが行われています。
でもこの方法って実はかなり難易度が高いです。

音を聞いて、内容を理解して、ある程度発音できるという人じゃなければ、なんとなく声を出すことしかできず、どんどんお手本の音声から離されていきます。

まずは思い通りに音を出せるようになるところから始めましょう!

フォニックスの発音の学習方法とは?

発音を学ぶメリットは音が聞き取れるようになる、発音がきれいになるなどたくさんありますが、その効果に対してコストが圧倒的に低いです。
単語の暗記のように何千個と覚える必要ないのでそれほど手間はかかりません。

では、発音はいくつ覚えればいいのでしょうか。
学術的に意見は分かれていますが、英語の発音はだいたい50種類ほどあると言われています。
この中で学ぶべき音は母音が17種類、子音が24種類の計41種類です。

今はフォニックスについて解説された動画がYouTubeにもあるので発音の本を読んでCDを聞くよりも理解しやすいと思います。
参考に動画を貼っておきます。

↓↓↓日本人に合ったフォニックスの学習についてざっくり理解できます

発音は母語によっても習得難易度が変わります。
日本語には日本語なりの難しい発音があるので、日本人の講師に習うのが最も効果的です。

1つ1つの音が理解できたら次の段階へ

発音記号は数時間程度で覚えられますが、これだけで発音の勉強が完了したわけではありません。
実際に文章として話されたときの発音について学ぶ必要があります。
それがリエゾン、リダクション、フラッピングの音声変化です。

日本語は50音をはっきり発音する言語なので音声変化はイメージしづらいかもしれません。
英語は音を繋げて発音するので声に出していると自然と音声変化が起きます。

よくネイティブの英語は速いと言われますが、その原因は音声変化にあります。
実際は速いのではなく、短いのです。

日本語のようにしっかり発音していたら舌がとても回りません。
口や舌の構造上、短く発音するための最適化が、音声変化という形で表れているのです。

まずは発音を覚えることが優先なのであくまで参考程度に説明しておきます。

リエゾン   :単語と単語の間の音が繋がる
リダクション :内容的に重要でない単語は弱く発音される
フラッピング :tの発音が弱くなりrやdに聞こえる

音声変化は一つ一つの発音をマスターしてから学べばいいのであくまで参考程度です。
音が学べたタイミングでしっかり調べてみてください。

有声音、無声音という分類やそれぞれの音の口や舌の位置が分かっていれば一気に理解できます。
パターンを暗記するのではなく、音声変化した方がスムーズに発音できると感覚的にわかるからです。

音声変化は英語学習者にとっては上級レベルですが、英語話者にとっては自然にやっていることです。
マスターできたらリスニングもスピーキングも今までとは段違いにレベルアップしますよ。

まとめ

今回は発音の重要性について書いてきました。

発音はリスニングとスピーキングの基礎になります。
数時間あればすべての音を学べるのに対し、効果は劇的です。

それぞれの音は日本語と同じようなものもあれば、致命的に違うものもあります。
私は独学で発音を学びました。本を読んだり、ネットで海外の大学の発音の授業を聞いたりしました。
その中で一番わかりやすかったのは日本人YouTuberです。

大人になると日本語のクセが付いているので、ネイティブのように聞いて覚えるのは難しくなっています。
逆にそれを利用して、違いだけを学んでいけば案外すぐに音を習得できます。
ぜひ日本人講師やYouTubeに習って、一気に発音を勉強してみてください!

リスニング、スピーキングができるようになれば英語のニュースを見たり、コミュニケーションを取れるようになります。
その基礎となる発音を学んで、英語でできることを増やしていきましょう!

英語の発音練習について詳しい練習方法はこちら↓↓↓

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