
えいごろうotherとanotherの違いってなんですか?もう1個ちょうだいって言うとき、どっち使えばいいのか毎回迷うんです。



ここはルールがシンプルです。不特定の「もう1つ」はanother、それ以外の「ほか」はotherです。



え、それだけ?



基本はそれだけです。ただ、the otherとthe othersが絡むと急にややこしくなるので、4つまとめて整理します。
この記事を書いているのは、TOEIC920点・海外在住歴がある英語サービス取材メディアの運営者です。
other・anotherの使い分けは英検・TOEICでも頻出のポイントなので、テストで狙われる部分もあわせて解説します。
- otherとanotherの違いを一言で言うと何か
- another・otherそれぞれの意味と使い方
- the otherとthe othersの違い
- other・another・others・the other・the othersの一覧表
- よくある間違い(another+複数形など)
otherとanotherの違いは?結論から一言で
まずは結論から一言でまとめます。
anotherは「不特定の、もう1つ・もう1人」、otherは「それ以外のほかの」を表します。
anotherはan(1つの)+other(ほかの)が合わさってできた語で、単数の可算名詞にしか使えません。
otherは形容詞として使う場合、単数にも複数にも不可算名詞にもつきますが、代名詞として単独で使うときは複数形のothersにする必要があります。
さらにtheが付くと「特定できる残り」を指すようになり、the other(残りのうちの1つ)とthe others(残りの全部)に分かれます。
anotherの意味・使い方
ここではanotherの成り立ちと使い方を見ていきます。
anotherはもともと「an」と「other」がくっついてできた1語なので、後ろには必ず単数可算名詞が続きます。
そのため「another books」のように複数形を続けることはできません。
anotherの使い方は大きく2つあります。
1つ目は「(不特定の)もう1つ・もう1人」という意味です。
「Can I have another cup of coffee?(コーヒーをもう1杯もらえますか)」のように、同じ種類のものをもう1つ求めるときに使います。
2つ目は「同じくらいの量・程度がもう1回分」という意味です。
「Could you wait another five minutes?(もう5分待ってもらえますか)」のように、時間や距離などのまとまりにも使えます。
otherの意味・使い方
続いてotherの使い方を整理します。
otherは形容詞として名詞の前に置く使い方が基本です。
形容詞のotherは、単数にも複数にも不可算名詞にもつけられます。
「I need some other information.(ほかの情報が欲しい)」は不可算名詞、「I met other people at the party.(パーティーでほかの人たちに会った)」は複数名詞の例です。
一方でotherを代名詞として名詞なしで単独使用したいときは、複数形のothersにする必要があります。
「Some people like tea, others like coffee.(お茶が好きな人もいれば、コーヒーが好きな人もいる)」のように使います。
ただしeach otherやone anotherのような熟語では、otherが単独でも変化しない例外的な形として定着しています。
the otherとthe othersの違い
otherにtheが付くと、意味が「特定できる残り」に変わります。
the otherは「(2つ、あるいは特定の数のうち)残りの1つ」を指し、the othersは「残りの全部(複数)」を指します。
例えば「I have two dogs. One is white, and the other is black.(犬を2匹飼っている。
1匹は白で、もう1匹は黒だ)」では、2匹のうち残りの1匹が特定できるのでthe otherになります。
これに対して「I have five dogs. One is white, and the others are black.(犬を5匹飼っている。
1匹は白で、残りは全部黒だ)」では、残り4匹全体を指すのでthe othersになります。
つまり「残りが1つだけに絞れるか」「残りが複数あるか」で、the otherとthe othersを使い分けるということです。
other・another・others・the other・the othersの一覧表
ここまでの5つの語をまとめて表にします。
| 語 | 品詞 | 数 | 特定できるか |
|---|---|---|---|
| another | 形容詞 | 単数のみ | 不特定 |
| other | 形容詞 | 単数・複数・不可算 | 不特定 |
| others | 代名詞 | 複数 | 不特定 |
| the other | 代名詞 | 単数 | 特定(残りの1つ) |
| the others | 代名詞 | 複数 | 特定(残りの全部) |
例文で比較する|同じ日本語でも英語が変わる
日本語では全部「ほか」と訳せてしまうため、対比で見比べると理解しやすくなります。
「ほかのペンを貸して」と言いたいとき、目の前に同じ種類のペンが何本もあって「そのうちの1本」でよいなら、Can I use another pen?になります。
一方、話し相手が持っている特定の1本を指して「そっちのペン」と言いたいなら、Can I use the other pen?になります。
「クラスのほかの生徒たち」のように漠然と複数を指すなら、the other students in the classです。
「クラス全員のうち、(すでに名前を挙げた生徒以外の)残り全員」と特定できているなら、the others in the classになります。
よくある間違いと冠詞のつけ忘れ
最後に、日本人学習者が間違えやすいポイントを3つ確認します。
1つ目は、anotherの後ろに複数形を続けてしまう間違いです。
「another books」ではなく、「another book」または「other books」が正しい形になります。
2つ目は、otherを代名詞として単独で使ってしまう間違いです。
「I want other.」ではなく、「I want another.」か「I want the other one.」のようにする必要があります。
3つ目は、特定できる残りにtheを付け忘れる間違いです。
残りが1つ・全部に絞れる文脈では、otherではなくthe other/the othersにするのを忘れないようにしましょう。
よくある質問
最後によくある質問に答えます。
othersとthe othersはどう違いますか?
othersは「(全体のうちの)ほかの人・もの」を漠然と指すのに対し、the othersは「残りの全部」と特定できる場合に使います。
範囲が特定できるかどうかが分かれ目です。
each otherとone anotherに違いはありますか?
どちらも「お互いに」という意味で、現代英語ではほぼ同じように使われます。
伝統的にはeach otherが2者間、one anotherが3者以上とされてきましたが、今はその区別を厳密に守らない用法も一般的です。
まとめ
other・another・the otherの違いを振り返ります。
- another=不特定の、もう1つ・もう1人(単数のみ)
- other=それ以外のほかの(形容詞は単数・複数・不可算OK、代名詞はothers)
- the other=残りのうちの特定できる1つ
- the others=残りの特定できる全部
- anotherの後ろに複数形は続けない
この5つは「不特定か特定か」「単数か複数か」の2軸で整理すると、一気に迷わなくなります。
英文法の使い分けで迷ったときは、文法の全体像から確認し直すのが近道です。




otherとanotherを「使える」ようにするには
ここまで読んで意味の違いは分かったはずです。
ただ、文法は理解した瞬間に使えるようになるものではありません。
実際に口から出るまでには、自分で英文を作って口に出し、直してもらう回数が要ります。
独学でその「直してもらう」を確保するのが難しいと感じたら、英語コーチングという選択肢もあります。
私が50社を実際に体験して比較した記事があるので、必要なら参考にしてください。













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