英語学習において欠かせないステップである英単語暗記。英単語を覚える時、こんな思いをした経験はありませんか?
「単語帳を何度見返しても英単語が覚えられない!」「新しい単語を覚えると以前覚えたものを忘れてしまい、困ってしまう」など。
このように思い始めると、単語の学習が嫌になってしまいますよね。どうせ覚えるなら、少しでも記憶に残りやすい方法で覚えたいと思いませんか?
この記事では、アルクの英単語帳キクタンで、楽しくて記憶に残りやすい勉強法をお伝えします。他の単語帳との圧倒的な違いがわかれば、きっとあなたもキクタンを使ってみたくなるはず!ぜひ最後まで読んでくださいね。
キクタンとは?
英語学習書『キクタン』は2005年に発売されました。キクタンシリーズは、単語・熟語・構文集、会話集など現在では幅広いジャンルに展開されていることから、キクタンファミリーの愛称で親しまれています。
キクタンファミリーには、実用英語はもちろん、受験英語にも対応した書籍があります。さらに、フランス語など英語以外の諸外国語の書籍もあるんですよ。
そんなキクタンは「聞いて覚える」ことがコンセプト。本の名前の由来は『聞く+単語だからキクタン』なんですね!どの書籍もシーディー付属またはダウンロード音声付きのため「目で見る+耳で聞く」の両方からアプローチする学習法が特徴です。
携帯音楽プレーヤーに音声をダウンロードすれば、どんな時でも単語学習ができます↓↓
キクタンの特徴
それでは早速、キクタンの特徴をお伝えしていきます。ここではメリットとデメリットをそれぞれ見てみましょう。
メリット①音声で記憶に残りやすい!
「音声ダウンロードや音読シーディーなら、他の単語帳にもあるのでは?」確かに最近は、発売されている単語帳のほとんどに、音声教材が付属していますよね。にもかかわらず、わざわざ「聞く」ことをコンセプトとしているキクタンの音声とは、一体何が特別なのでしょうか?
キクタンではチャンツが採用されています。チャンツとは、一定のリズムや音楽に乗せて単語や英文を発音することです。よく、小さな子たちが英会話スクールで元気よく踊りながら英単語を発音していますよね。あのようなものを指します。
キクタン最大の特徴は、音楽に合わせて単語と訳を読み上げることで、英単語の発音と意味がより効率よく記憶に刻み込まれることなんです。視覚だけでなく聴覚にもアプローチし、記憶に残りやすくするメソッドが人気の秘訣となっています。
スマートフォンや携帯音楽プレーヤーに音声を入れておけば、通勤・通学中もノリノリで単語学習ができますよ。
メリット②飽きずに続けられる単語量
英単語を毎日学習し続けるには、とても根気がいりますよね。多くの人が、ペースを保てず最後まで読みきれなかったり、3日坊主でやめてしまったという経験をお持ちなのではないでしょうか。
私も、様々な単語帳で挫折を経験しました。終わりのない単語学習にやるせなさを感じ、投げ出した単語帳も何冊かあります。しかし、唯一毎日欠かさずできたのがこのキクタンだったんです!
その秘訣は「1日に覚えるべき単語」のハードルが低いことです。キクタンでは「1日に覚えるべき単語はたったの16語で、その16語(8語)を本と音声で確実に覚えられるように工夫されています。
気分が乗らない日や忙しすぎる日もありますよね。学習する時間が取れない日は、付属のチャンツ音声を聞くだけでもOKなのです。通学中のわずかな時間でも、単語の発音と意味がすいすい頭に入っていきます。
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キクタンのデメリット
メリットづくしに見えるキクタンですが、ユーザーからはこのような声も上がっています。↓↓
キクタン、あんまりカバー率良くないからパス単かってみようかなぁ、なんて
— ふくほ (@fukuro_hoho) April 26, 2020
キクタン前から思ってたんだが、例文時々難易度高い。
もっとシンプルなわかりやすい例文にしてよ。覚えにくい。— なつき@THE PHANTOM PAIN.シェンムーⅠ&Ⅱ.Ⅲ推し (@ajisai_fuji) June 30, 2017
キクタンは単語の定着性を重視した単語帳ですが、カバーできる語が少なく感じる場合もあります。また、やや例文が難しいと私も時々感じます。
しかし膨大な単語が並べられているだけの単語帳、さらにそれを眺めるだけの暗記法では英単語は身につかないかもしれません。また、例文の難しさはその単語の難しさとも直結しています。ユーザーのレベルが上がれば、単語レベルや文脈もレベルアップするということですね。
そうはいっても中にはキクタンのコンセプトが合わない人もいるでしょう。ですので、購入前には実際本の中身を確かめてみることをおすすめします。
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単語だけじゃない!キクタンファミリー
英単語学習本として人気を集めるキクタンですが、実は英単語以外にも様々なシリーズが発売されているんですよ。キクタンファミリーにはどんな仲間がそろっているのでしょうか?
キクタン|リーディング
こちらは、英単語に加え、学習した単語を含む英語長文も掲載されているシリーズです。文脈の中で実際に覚えた単語にであうことにより、自然に単語の意味を理解し、効果的に語彙を増やすことができます。リーディング力アップにおすすめです。
また、付属音源には長文の音声も収録されているので、リーディングに加え、リスニングを加えた3技能を磨くことが可能です。さらに、化学や環境問題などジャンルごとに章が分かれており、各章でまとめて関連語彙を身につけられるのが特徴です。
私は、このリーディングシリーズにであって以来、英語学習に夢中になりました。初心者向けのEntryから読み始めて現在英語版は4冊目(!)なのですが、掲載されている英文がどれも興味深いので「次はどんな話だろう?」とワクワクし、飽きることはありませんでしたよ。
さらに素晴らしいのは、英文の音声をシャドーイングすることで発音やリスニング力も磨くことができるという点です。個人的には英単語のみのキクタンより断然このリーディングシリーズをおすすめします。
リーディングのレベルはEntryからSuperまであります。こちらのBasicは、対応レベルとしてTOEICで350~600点、英検2級とされており、難しすぎない語彙で知識を広げることができるのでおすすめですよ。↓↓
キクタン|英文法
こちらは、英文法に特化した書籍となっています。大学受験に必須の英文法を212項目のルールに凝縮し、音声とテキストで重要構文を学習できるようになっています。特徴は「文法解説」「+問題演習」「+問題解説」の3段階モード学習です。
1日の学習はたったの2構文。受験に必要な英文法を、聞いて覚えることで効率よく学習できます。英文法が苦手な人でも、チャンツと音楽に合わせて楽しく学ぶことができますよ。
こちらはキク英文法を紹介している動画です↓↓
キク英文法の書籍はこちらです↓↓
キクタン|英会話
キクタンファミリーは、もちろん英会話もカバーしています。しかも、接客英会話、旅行英会話など使用用途別に書籍があるので、自分の目的に合わせて選ぶことができます。
私は「キクタン英会話 基礎編」を持っています。基礎の例文はもちろん、その例文の単語を入れ替えて自分でトレーニングできるセッションもあり、1冊でかなり学べる心強い本です。
こちらが日本にいても、1人でも英会話を練習できる良書です。↓↓
諸外国語シリーズ
意外と知られていないのですが、キクタンファミリーには英語以外の言語もあります。私は個人的にフランス語を学習しており、フランス語検定に向けて「キクタンフランス語」を購入しました。
初めて買ったフランス語の単語帳は、文字ばかりだったので、正直あまりやる気が出ませんでした。英語やフランス語は、スペルと発音がローマ字読みとは異なる語が多いですよね。その結果、従来の単語帳では「読めても発音できない」という現象が起こりがちです。
しかし、チャンクでフランス語単語を覚えるようになってからは、単語を見たときに日本語の意味が頭に浮かびやすくなったんです!これはなぜでしょうか?
確実に実感!だから納得
キクタンのチャンツは、フランス語なら仏語→日本語意味→仏語の順で流れてきます。チャンツを何度も聞いていると、そのフランス語単語を見たときに、頭の中で(まさにチャンツの音声のように)単語の意味が音声として再生されるようになったんです。
「英語だけでなく他の言語にも興味がある」「でも3日坊主では終わりたくない!」そんな人に、こちらのキクタン諸外国語シリーズはかなりおすすめです。↓↓
アプリもおすすめ
キクタンファミリー全ての書籍は、シーディー付属またはダウンロード音声つきです。しかし、シーディーをパソコンに取り込んだり、わざわざサイトに行ってダウンロード音源を探すのは少し面倒ですよね。
そこでおすすめしたいのが、語学のオトモ ALCO(アルコ)です。キクタンを出版しているアルクのスマートフォン用アプリで、シーディーや書籍が手元になくてもテキストや音声を利用できるという便利なものです。iOS、Androidどちらでもダウンロード可です。
ALCOでは、アルクが出版するキクタンやその他英語学習本、さらにENGLISH JOURNALなどの雑誌の音源をダウンロードして聞くことができます。興味のある場合は、直接アプリをダウンロードしてみてください。
このアプリが語学の勉強に適して感じるのは以下の点です。↓↓
再生速度が調節できる
ALCOでは、音声の再生速度を自分の好みに調節することができます。0.5倍速から3倍速の間で調節することができ、音声が速すぎて聞き取れない場合やリスニング力強化のためにあえて倍速で聞きたい場合に重宝する機能です。
私も、キクタンリーディングの英語長文音源を使いながらリスニングの練習をしていたことがあります。初めは通常の速度で、そして慣れてきたら1.5倍速程度で聞くようにし、速い英語に耳を慣らしていったことでTOEICのリスニングにも余裕ができました。
複数の書籍のデータを保存できる
特にキクタンシリーズはとても使いやすいので、私は英語だけでなくフランス語キクタンもお世話になっています。しかし、2冊以上を同時に読むということは、2枚のシーディーもしくは異なる2つのデータをそれぞれ用意する必要がありますよね。
その点ALCOなら、アルク出版の書籍の音声データを自分のライブラリーに一気に保存できます。例えば、私のライブラリーには、キクタンリーディグAdvanced、キクタン英会話、キクタンフランス語が保存されています。
つまり、このアプリ1つ開くだけで、キクタンファミリーの英語、諸外国語、英文法など異なる複数の単語帳の音声データも、迷わずすぐに呼び出せるというわけです。自分だけのプレイリストを作ることも可能なので、語学の勉強に集中できます。
気になるお値段は?
こんなに高機能で使い勝手の良いアプリとなれば、機能制限や課金が気になりますよね。一体いくらで利用できると思いますか?
なんと、このALCOは完全無料なんです!お金をかけずに英単語学習、リスニング練習、シャドーイングができるなんて感動ですよね。しかもスマホアプリなので場所もとらず、いつでもどこでも使うことができるんです。
勉強の目標達成の鍵は、計画を立てることです。勉強手帳で楽しく計画を立てませんか?↓↓
私が成功した勉強法とは?
ゴールの見えない英単語学習には、挫折がつきものですよね。1日でも「まぁいっか!」と思ってしまうとその後だんだん単語帳を開くのが億劫になってしまう、そんな経験はありませんか?
私は、キクタンリーディングを使って勉強をしていた頃、朝起きてすぐキクタンをルーティン化していました。朝、スマホよりもテレビよりもまず先に、1日分(たった12語!)の単語学習に取り組むようにしたのです。
まずはノリノリでチャンツを聞きます(笑)。私が当時使っていたのは、英語長文に特化したキクタンリーディングでした。そのため、チャンツを聞いた後にその日の英語長文を読み、さらに英語長文の音声を再生しながらシャドーイングをしていました。
勉強のコツはズバリこれ!
キクタンシリーズでは、1日12単語×12週間=60単語というスケジュール制で単語が収録されています。一見少ないようにも見えますが、この量だからこそ、毎日一定量を集中して無駄なく覚えられるという利点があるんです。
私はこの方法で、初めて英語学習の習慣化を実現しました。続けることで英文が「読めて」「聞こえる」ことが実感できるようになったのです。今では、キクタンのチャンク学習をすることが、私にとって最も効果のある単語学習メソッドの一つになりました。
書きやすいペンが一本あれば、勉強の効率もやる気もアップしますよ!!↓↓
まとめ
今回は、聞くことで語彙が定着する新感覚の単語帳、アルクのキクタンをご紹介しました。この記事についてまとめると↓↓
・1日に覚える語が決まっているから目標も定めやすい
・暗記量が多すぎないので長続きしやすい
・ルーティン化すればさらに英語力UP
・英語だけじゃない!諸外国語学習にも断然おすすめ
以上となります。語彙もリスニング力もパワーアップする一石二鳥の単語帳で、あなたも楽しく英語学習しませんか?
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